松岡圭祐著。角川文庫。
はあーあ。
おもろいなあ。
ドラマとか、映画とか、映像だとさ、
クライマックスってこれでもかって演出できるけど、
小説は文字だけで勝負だからなあ。
力量がすごいよね。
レールガン発射し空を飛び。
そしてラストに凛香登場。
すべて映像みたいに脳内再現できるのすごい。
現代人はみんなできるんだろうな。ドラマ映画をほとんど観ないわたしでさえできるんだから。
しかしそれを仕掛けられる作家さんはそうそういないぞ。
島に行くのは3巻か。
一気に読みたいけどほかに読みたい本もたくさんあるぅ。
松岡圭祐著。角川文庫。
ああー!!
やっぱええねい。
結衣たそ……
好きでしかない。
JK最高。
無双する主人公すきなんよ。子どもの頃から。
ああかっこいい。
8巻まで読んでたんだけど、
どうせ忘れてるしということで
1巻から一気に読み返すことに。
もう完結してる(?)しね。
続編は、、どうするんだろうな、わたし。
蛇足になってなければ読むけど。
なってるかどうかは読んでみなくてはわからないのだ…
以前は完結してなくて最新刊刊行したら買って読んで、だったから飛び飛びだったけど
一気読みできるの嬉しい。贅沢すぎる。。
りんかはやく出てこないかなあ。
序盤は地味に「みおー……みおぉ……」とこぼしてました。
澪も愛しいんだよな。
後々出てくるから感動するよな。
でもなあ。
いくら結衣ちゃんが強くてともだちを大切にする子だって、本質の部分はちゃんとJKだってわかっててもさ、
結衣ちゃんとともだちでい続ける限り紛争に巻き込まれるわけでさ。
犯罪者とともだち、反社と関わりがある、って以上に危険で、
だとしたらやっぱり近寄りたくなくなっちゃうよね。
ふつうの女子高生なら。
でも結衣たそは魅力的なんだよな。
美人で強いとか。
ヒロインとして余りある。
しかしほんとに松岡先生すごいよな。
毎回、読み返しても思うけどどこでそんな知識を得るんだろうってくらいの知識量、その応用力、それを物語に自然に入れ込む構成とネタの尽きなさ。
バケモンだ。
それこそ『万能鑑定士Q』シリーズでもそうだけど、
次結衣はどうするんだろう?
何を武器に?
っていうの、発想とロジックがすごすぎ。
まあご都合主義もあるんだけどね。
そこらへんは迫力で吹き飛ばしている…
もっとすごいのは読者も置いてくほどの筆の速さ、か…
びっくらこんだぜ。
次はたしか、島に連れてかれるんだったか。
結衣たそが空を飛ぶのも2巻だっけ?
楽しみい!!
次は『高校事変U』読みます!!
誉田哲也著。双葉文庫。
はあ……。
再読です。前回読んだのは、2017年。初版を買ってるからまあそういうことなんだろう。
何って、この後新藤冬樹著の『殺し合う家族』も読み返してみるつもり。
そっちの方が先らしいけど、どうなんだろねー。
ってくらい、書きたくなるネタなのかもしらん。
7年前の自分、結構拒否反応出てたけど今の自分が冷静に読めててあー…何か失ってるんだろうなと思いました。
これは成長ではない。喪失だ。
いや惨いとわかってて読んだからなのかね。
いや惨いんだけどね。
拷問描くならこうやるべきというか。
もう惨い惨い。
文章が読みやすいのはさすが。
一人称だと生々しいよねえ。
わたしは一人称が大好きなのですが。
以下ネタバレあり。
↓
なにか大切なものを失って再読後、違う感想を述べるとしたら、正直聖子、そりゃないだろと。
お前何もかも知ってて、そりゃないだろって。
その状態で大切なひとを作るのなら、それが本当に大切ならどっちかを取れよ、と。
巻き込むべくして巻き込んでおいて、惨状を見せてから謝って泣いて蒸発するなんて、酷すぎるよ。
って、いい歳になった女は思います。
結局悪いのはその男だけどさ、
怖いのは女だよね、って思いました。
恵美にしても、麻耶にしても。
お姉ちゃんも、か。
お母さん、は、かろうじてお母さんだったと思う。
そういう女だから獲物にされたんだろうけどな。
なんていうか、凄惨な意味でぞっとする話を読みたい気分だったから満足ではあります(どんな気分だおそろし、わたしも女か)。
楽しかった。
徹夜してしまった。
ねる。
次は、いろいろぞっとする本買ったんだけど、例の新藤先生のも含め、何読むかな。
『高校事変』も一巻だけ本棚になかった(たぶん誰かに貸した)から再購入してしまった、それもアリ。
櫛木理宇著。ハヤカワ文庫。
あーーーー。
ちょうど6年前に読んだやつ。
おもしれえーー。
いやね、自分のアンテナには我ながらだいぶ信頼を置いていて、
わたしが手にとった時点で大外しはないと言っていい(まあ、根が素直だから帯とか本屋さんの陳列とかpopとかには影響されまくりなので、文庫にまでした出版社と本屋さんの仕事と言ったらそれまで)。
でも実際に読んで、面白いと思って、一軍本棚にこれは6年間ずっといたのよね。
そしたら後々映画化してるし。
なんかぞっとする面白い本読みたくて映画も興味あって読み返したけど、
すげえや。
直接的に残酷な描写はあまりない(少しもないわけではない)。
視覚的に怖い表現もない。
ただ精神的にじわじわじわじわ、、、
くる。
それが、もちろんラストにはひええ、ってなるくらい怖いんだけど、
最初から最後まで、一定になんとなくじんわり怖いのよね。
すごい構成力とバランスだなあ。
なんていうの、想像の余地を与えるのがうまいなあって。
拷問の描写もそうだけど、あの人も被害者なの?あの人も?いつどこでなにをされたんだろう?
って敢えて全部を書かないことで読者に想像させる。
でもすべてを曖昧にするわけじゃなくて、兄弟のとこみたいに急に会話で生々しく、妙にリアルに描いてぞっとさせる。
でも、そこでも残酷なシーンは、見せてくれない。
このバランス感覚よね。絶妙すぎる。
たぶん緻密に書こうと思ったら書けたんだろうなあ。
いくらでも、実はあかりちゃんは過去に…みたいなエピソードも。
でも想像の余地を残すことで、書いてないとこはまだまだたくさんあるんだよって思わせられる。
大和の支配力をすべて書かないことで「ここまでです」って限定しない。
人によって残酷な表現のキャパシティって当たり前に違うから、ある人にとって震え上がるほど怖くても、上級者には「ふぅん」で終わることもある。それを読者それぞれに丸投げすることで恐怖の上限を作者側で決めないっていうのね。
想像力が乏しい読者には響かないかもしれないけど上級者であればあるほど怖いのかもなこれ系。
あれだね、貴志作品とは真逆ってかんじ。
しかし実写、大和が阿部サダヲなのは原作と人物像に齟齬があるよね。
阿部サダヲだからこそ面白そう!とは思うけど、大和のビジュアルではなくない?とも思う。
あー映画楽しみ!ネトフリで観てみる。
なんとなく、再読熱が。
『高校事変』シリーズ、最初から一気に最後まで読みたいなー。
天祢涼著。文春文庫。
はあああああ…
やっぱり読書最高。小説って最高。
久しく本を読んでなかったけどやっぱり読むべきだわ。
そして先生とははじめまして。
あー、よかった。
これは性癖なのかもしれないけど、少女の物語ってほんとにすきなのよ。14歳の女の子のふたりものがたりって、なんでこんなに切ないんだろう。
後半ずっと泣いてた。
ネガとのぞみの心情出てくるたびに泣いてた。
いやほんとに、構造的だよね。設計ががちでしっかりしすぎてるのに、心にじんわりくる物語が書けるってすごすぎ。
でもそこは別に無理にミステリーにしなくていいんじゃないのかってくらい切なくて、
ふたりの絶望がどんっと胸にきて、
そういう選択する衝動もわかってしまった。
でもミステリーってやっぱりおもしろいって。
ラストでえええっ!?ってなったときに、
やっぱりミステリーってただの悲劇だけじゃないおもしろさがあるよねって。
あー、おもしろかった。
切なかった。
久しぶりにデトックスした。
いい時間だった。
ありがとう。
次、、何読もうかなあー。
本棚作りたいなあーあ。