紅茶一杯。



言葉遊び20。(バトン)
2016年7月4日 16:51

今朝アゲハ蝶に襲撃されかけました。夏は嫌いです。


下記の文章に言葉を足してみてください。暇潰しにどうぞ。


1、現実と向き合いたくなくて目を擦る
→だけど瞼を開けても、目の前は何も変わらなかった。
鏡の中には、醜くあちこちだらしない自分が居る。



2、大事にしていたぬいぐるみ
→から、盗聴器が出て来た時の衝撃。



3、一度でいいから声を聞かせて
→恋人が死んだ。
それから家に怪奇現象が起きるようになった。
確実に恋人だと分かる。なぜなら怖くないからだ。
生前のオッチョコチョイでツメの甘い恋人のままだ。
くだらない悪戯をして困らせる。
けれどやって良いことと悪いことのラインはちゃんと、わきまえてる。
ゴマで文字を残した時は流石に叱った。翌日には綿棒で『ごめん』と返してきた。
最近は側にいる気配も分かるようになった。だけど見えない、話せない。
最初は嬉しかった。今は辛い。
酔った勢いで、呟いてしまった。一度でいいから声を聞かせて、と。
翌日、恋人の気配は消えて、怪奇現象もなくなって。
ひとりぼっちになった。
後悔しかない。



4、盗って、逃がして、捕まって
→希少なペットを盗んだら逃がしてしまった。
更に自分は飼い主に捕まって、今はペットが居た檻の中だ。弁償させられる、いくらの借金になるんだろ、臓器売られるのかな、檻の中で震えていると、飼い主はペットを盗んだ事を許す条件はただひとつ。お前が代わりにペットになれ、だった。



5、さよならなんて嘘だと思った
→帰ったら離婚届が記入済みでテーブルに置いてあった。
深い深い溜め息をついて、自分も記入した。
速やかに提出、受理された。
三日後になぜ謝りに来ない!と連絡が来たので、あの書類は提出したから荷物を取りに来るようにと伝えたらパニックになってた。
本気じゃなかったとか、知らんがな。
自分の要望を通す為に毎回離婚を持ち出される生活に疲れたんだよ。



6、指に触れる、ただそれだけで
→感激の涙を流し喜ぶ恋人に、若干後悔しはじめてます。



7、身に覚えはないけれど
→あなたの子よ!とドヤ顔で乗り込んできた友人に
「私女なんだけど」
と返したら、すごい笑顔で、知ってる!と叫ばれた。さらに産まれるー!と誕生日プレゼントを服から出産して渡してきた。
面白いけど時々ついて行けない。



8、恋など知らない
→いたいけな子をたぶらかした。と泣く義姉の背中を抱きしめる。
罪だと思うなら、罰を受ければいいじゃない。
私の未来を潰してしまったと懺悔するならば、償いに私を幸せにすればいいじゃない。
義姉には私に贖罪する義務があるんでしょう?自分で言ったよね?
「私を幸せにしてね」
囁いて抱き締める。腕の中で泣く義姉の愛おしさにほくそ笑んだ。



9、泡となって消えたのは
→人魚姫に恋してしまった魔女だった。



次に回す人→フリー

ありがとうございました。

------------------
エムブロ!バトン倉庫
mblg.tv
------------------

3番目のは、恋人(幽霊)が生まれ直す決意をして、ちょっくら成仏しに行った。


コメント:0
詩バトン




前n 次n 戻る 上へ


-エムブロ-