19/06/26 23:57 (:趣味・好き色々)
  ソコムシムラ篇

話題:かまいたちの夜

第7章 海岸にて


真理の行動を咎め

喧嘩


謝りに行った透を

館の不気味な沈黙が
迎える


「真理ーっ!」


返事はない。

階段をかけ上がろうとした時


背後で、カタリ‥と音がした。


「透‥」

真理だ、真理の声だ

「ごめんなさい‥」

「いいんだよ。気にしちゃいないさ」


そう言いながら
振り返った、透


「ごめんなさい‥あなたの言うことを聞いていれば良かった‥」


真理がいた


宙に浮く真理


身体を大きな蜘蛛が八本の脚で抱え込む

血を垂らし


うなだれた
彼女の身体を離すと

勢い近付く大蜘蛛


次は、ぼくの番


終 最後の抱擁

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