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ジュウイチ
鳴き声が「ジューイチ」と聞こえる事から。
全長30cm
カッコウの仲間
東南アジアから渡り深い森に棲息。
日本最高峰・富士山…富士山麓は日本有数の野鳥の棲息地。
5月・春
└繁殖のために100種類ほどの野鳥が集まる。(ソボソムシクイ、ルリビタキ、カッコウ他)
カッコウの仲間は「托卵(たくらん)」――雛を育てずに他鳥の巣に卵を産み付け育ててもらう――を行う。モズやオオシキリ等の巣に托卵。親が巣を離れた瞬間を狙い、一瞬で卵を産み付ける。その際、数合わせのために1つ卵を持ち去る。
オオルリの巣…沢の斜面、苔を集めて作った直径15cmほどの巣
青く少々大きめの卵がジュウイチの卵。卵から孵った雛は親のいない間に他の雛を巣から落とす。背中が平らで乗せやすく、短い手を巧みに使い押し出す。
巣を独占しようとする生まれながらの本能。
└体がオオルリの5倍で大量の餌が必要なため
親は僅か数日で巣を独占されるため我が子と見比べる間もなかった。雛の鮮やかな黄色をしあ嘴を見ると子育て本能が刺激されて餌を運ばずにはいられない。
カッコウが托卵するようになったのは、環境の悪化が原因といわれている。
巣を掛ける場が不足したため仲間の巣に卵を産み付けたのが始まりとされ、次第に違う種類の鳥の巣にも托卵するようになった。その中で上手く育つ子が現れ、現在の形てなった。
巣作りや子育ての術を失ったため、托卵する他、子孫を残せなくなってしまった。
ジュウイチの雛は翼の内側に羽根が生えておらず黄色の皮膚が剥き出しの箇所がある。
それを上下に動かすことで複数の雛がいるように錯覚させる。
└親鳥は雛の数で餌を運ぶ量が変動するため。
餌が足りなくなってくると片方、更に足りなくなれば両翼を広げ動かす。最大三羽に分身。
カッコウは本来ならば大きな声で鳴き、雛の数を錯覚させるが、オオルリの巣は地面にあるため大声を出しては天敵であるテンやオコジョに居場所を教えてすまうことになる。そのため、分身の術を用いた。
3週間ほどで親は巣立ちを促し、しばらくは育て親と過ごす。独り立ちをすると、秋に南へと渡っていく。
【参照番組】
『ダーウィンが来た!〜生きもの新伝説』
話題:ダーウィンが来た!〜生きもの新伝説
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