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不快感や嫌悪ばかり浮かぶのはどうしてなんだろう、全て壊したい。きっと自分よ

り誰かが苦しんでいないと安心できないんだろう、否定すれば壊れてしまうよ。目

に見えないものばかりで訴えられない、もう触らないで欲しいのに。






言葉がどうも意味を持たない、全部無駄に感じる。自己肯定感が自分の中から消え

ていくのがわかる、何年も繰り返してきたはずなのに死んでしまいたい。自分なん

て、なんて小さくなってしまう。誰かの糧にもなり得ないままに、消えていくのか

もしれない。許されたい。






毎日死について考えている、いつでも死ねると思いながら今日まで生きてきた。や

はり失わなければ人は気づかない、この命が終わるとしても、一度この手で気づか

せたい。その変わらない心を、羞恥を、磨り潰してしまいたい。その手で生まれた

欲望が独り立ちして消える時をずっと待っている。崩れるその日を待っている。






言葉は投げかけるものであって交わらない、目は向けるものであって向けられない

。これがこの人生で学んできた距離感だから、そこに疑問なんて抱かなかった。普

通でないことに気づいてしまった時、心が締め付けられた。自分が周りとは違うと

いう悲しみとともに、違っていたことをやっと自分自身が認めることが出来た多幸

感に包まれて嬉しかった。けれどやはり悲しくて、今はもう普通でないことを知っ

てしまったから普通を知りたくてたまらない。そのくせ何にも染まりたくない。水

が弾けるように、この命も弾けて消えてしまえばいい。そのまま周りと同化して、

最初から何も無かったことにして欲しい。






何を信じればいいのか分からない。自分には何もないんだと知っている、だから縋

る気持ちが先走ってしまうけれど差し伸べられる手なんて無い。誰も自分を見てい

ないのに、一人で進んでいることが悲しい、苦しみだけが空費されていく。けれど

誰かの気を引く方法を知っている、決して今の自分には出来ない、しようとしてい

ないだけだけれど。もし一瞬でも自分に目を向けられたならそこで初めて成長する

んだと、そう強く思う。きっと何にもなれないままこのまま腐るように横たわるん

だろう。そう考えると成し遂げたい気持ちと共に、全てを無駄に感じてしまう。何

も無駄じゃないって信じていたかった。






みんな完璧じゃないはずなのに、どうしてこうも自分だけの感覚を忘れられないん

だろう。そもそも同じだとするなら気持ちを分かり合えないことが不思議で堪らな

い、同じじゃないからなんだね。簡単に死んでしまいたい。生きることは辛い、苦

しい、みんなそう思ってるなら証明してみせて。この心の繊細さは気付かぬうちに

身に付いた才能であり障害、ときにぼくを邪魔する。分かり合えないのはくるしい

ね、知らないままは悲しいね、ぼくには何も出来なかった。この人生を、誰かに捧

げることでしか意味を見いだせないのなら自由なんてそんなもの、消えてなくなれ

ばよかったのに。誰かに生きることを認められたかった。生きる手助けを、してほ

しかった。ここにいること、気づいて欲しかった。






いつか、自分の力でなにかをできる機会を与えられたなら、なんてことない思いつ

きの言葉で誰かを救いたい、なんて思う時がある。こんな弱い頭で思いついた言葉

でどうこうできるとは思わないけれど、自分から生まれたものが誰かに届いて、そ

れが心を動かしたならきっと、求められたような気持ちになれる、ぼくはやっと、

そこで初めて救われるんだろう。見える優しさよりもずっと相手に影響を与える、

言葉の力は凄まじい、見えないものに救われてきたぼくだから、同じようにそれを

紡ぎたい。この心の輝きに、誰も触れませんように。ここに留まって、消えません

ように。ぼくがぼくを、許せますように。






ここ何日か、心が死んでしまっているなと痛いほど感じる、なにか思っても口にし

なくなった。そのせいか頭の中で呟くようになって、忙しなく回る思考でより疲れ

を感じる。自分の心が弱ってるんだってわかってるけど、環境のせいにしてはまた

自分を責めての繰り返し、なんてことない日常、いつも通り。ただ、この口は所

詮飾りで、言いたいことも言えない世界なら、全部消えて無くなればいいのにと思

う、ただそれだけ。なんてつまらない世界なんだろう、なんて自分はつまらないん

だろう、もっと面白みで溢れていたなら、きっと、死すらも喜劇だろうに。本当に

つまらない、悲劇にすらできなかった。






ぼくは生き急いでた、完璧に生きようとしすぎた、完璧に死のうとしすぎた。あれ

も出来ないこれも出来ないと言われる度に他人事のように感じる、ぼくはちゃんと

出来ていた、間違ってなかったし頑張れていた。けれど。あれもこれも捨ててきた

人生で何一つ報われないのなら、誰もこの世間を裁けないのなら、人はなんのため

に生きるのだろうか。こんな世界じゃ自分を生むことなんて叶わないし、幸せが何

かなんて誰も言葉で語れないだろう。目に見えないものはそんなに価値がないのか

な、正しい生き方、正しい人生、正しい人間性、大人から教えられた見えない世界

は本当に、理想郷だった。そこに価値はないでしょう、結局はしぬんだよ、これ以

上何を求めるの。全部堪らなく醜い欺きだから、偽物だから理想は理想なんだよ。






冬が終われば決断の季節、

春が過ぎれば自殺の季節。

きみと背中合わせにしねたなら。

この心の中を、君にはきっと見せられないな。






ぼくはぼくを傷つけたかった、もう立ち直れないところまで落ちて、深く傷ついて

安心していたかった。怒りをもって自分を保っていたかった。未来は変えられない

けど過去は変えられる、物事は都合良く考えんのが一番だ。どう都合のいい過去を

作るか、よく考えてからお前の息の根を止めてやる。






自惚れるな、履き違えるな、間違えるな、どれもわかっているんだろ、見ないふり

をしてきたんだろ。気づいてんだよ誰もが、どうして違和感があるのか考えてんだ

よ。いらないものを与えられたらいらないって言うだろ、それを受け入れられない

くせに、受け取らない人間は悪いし自分は与えてあげたんだ、なんて慢心だろ。ど

こから目線なの、何がしたいのかわからない、自分が満足したいだけなら利用され

たくないだろ、正しさを見定めようとしないなら自分を悪としてそのまま散ればい

い。一生届かないものに飢えて、苦しみに気づき続けろ。






言葉は人を殺せる、だから人は言葉を選ぶべきなんだ。ぼくはもう、いつ死んでも

おかしくない、だからお前も言葉を選ぶべきだった、口が滑ったのか知らねえけど

本当に可哀想な奴だな、いつも優しいふりなんかしてるから自分の後始末も出来な

いんだよ。他人の性格が許せない、人間性が嫌いだって思ってるくせして笑ってん

だろ、ならいつでも笑っとけや気持ち悪い。気づかれていない、もしくは気づかれ

ても見栄を張れるなんて勘違いをしている使えない脳ミソに擦り込んでやる、お前

の醜さはぼくの前で暴かれた、すべて曝け出したとて今更なにも感じない、影響力

なんて持ってないんだよ、依存は相手が望まなければただの寄生だ。






使い捨ての勇気じゃ何も証明できない、恥はかき捨て、意味なんてない。囚われて

逃げ出せない既視感も、目の中に落ちていく空も、音の響かない心臓も、きっとい

つか笑い話になって思い出として語られる。君の言葉じゃ誰をも救うことは出来な

い、心は洗われない。何も知らずに生きていけ、無知は楽で、君を救い、そして陥

れる。さよなら、ぼくの憧れたち。






あの時の強かな悪意を忘れない、結局人の根本的なものは変わらないんだと思い知

った。時間がどうにかしてくれるとか、まあなんとかなるなんてそんなうまいこと

出来てないんだよ、そんな簡単に生きられたら良かったな、かっこわるい、一瞬の

気の迷いは余裕の前では握り潰される。もっとちゃんと見定めないと、いつか本当

に喰われるよ。しっかりしろって、時間が無いんだよ。






あなたの解釈であなたの世界が造られているように、ぼくの解釈で僕の世界が造ら

れていく。だから互いに交じることはない、こんな簡単なことがどうして分からな

いんだ。あなたの正義を知ったところで、ぼくの正義は変わらない、あなたがぼく

の正義を理解できないように。自分のものにすらできない世界に苛立ちを覚えて、

周りの所為にしたところで、外のセカイに答えなんてない。他人がいないと成り立

たない自分、それって本当の自分なの、くだらないと思わないの。自分に甘え続け

ればいつかは正当化できるんじゃないか、その時点で救いようもない馬鹿だ、自分

すら救えない自分なんて、もう、どうしようもないじゃない。最後に辿り着くのは

自分だから、誰かなんて期待をしているなら気づかせるよ、どんなに期待をしても

最期には必ず裏切られる。期待に応え続けることはできない、終わりがあるから。






気づかない、だれも。いろんな顔が人にはある、場所、時間、たくさんの条件の中

で自分を複数作り上げていく。その全てが嘘じゃない、きっとどこかでちらつく本

当の姿。掬いとれないほど僅かなそれを、精一杯隠してそのくせ指をさして欲しが

る。いくつものぼくがいた、どれが本当なのか聞かれても、どれも本当のぼくじゃ

なかった。僕の前でも、ぼくは霞んでしまう。固執したその存在を、だれも触れな

いところでずっと見守っている。いつまでも君が生きていることを祈っている。外

の世界は醜くて、息を吸うだけで肺が焼ける、そんな苦しみを一生知らずに目を閉

じていて。その白さで説き伏せて、驕り、諭して、なににも染まらず貫いて。






感情には、同じような感情で返さなければならない。反対の感情で応えてしまえば

相手の気分を害し、歪みが生まれる。悲しみは悲しみで、喜びは喜びで。ぼくの場

合、そこに自分の意思は関係ない、だれかに許可をもらわないと引き出せない。だ

れかと違う行動に意味なんてない、少しの刺激と違和感を与えてどこにも留まらな

い。正しさが人数で可決されるように、ありふれた善で悪が正される、このことに

誰も疑問を待たないし、そもそも正しさががどうして正しいのかも考えず、誰かに

与えられた正義感に胡座をかいている。こんなにクソみたいな世界を、平然とした

顔で生きていけるのは心の死んだ人間か、心を殺した人間だけだろう。あの頃のぼ

くは、あなたが嫌った世界も愛していた。でも、生きることは、もっと残酷で耐え

難いものだった。ぼくは、ぼくを救いたい。






この世界が嫌いだ、嫌いで嫌いで仕方がない。

けれどぼくはその怒りを噛み締めて

ぼくの血潮を撒き散らす。

淡白な言葉だって、使い捨ての干渉も

ぼくにはどうだっていい。

価値観を世間に合わせたりしない、

自分の正義のために犠牲は生まれる

いつか滅びる罪を、ぼくは絶対に忘れない。






この心の内を、誰一人として理解は出来ないだろう、言葉にしても足りないほど変

わり続ける感情、好きも嫌いもめちゃくちゃで、0か100しか生み出さない。ただ

、不安、恐怖、焦燥、愛、憎悪、そういうもの全部きみに植え付けられる、言葉が

溢れて止まらない。目に見えないものの方がよっぽど真実味を帯びていることも、

無理で無茶なことも無駄ではないってこと、ぼくは全部知っている。馬鹿には教え

てやんないけど。たしかにぼくはここにいる、誰の目にも見えないこの場所に。こ

の事実が消えないよう毎日願ってる、上手くいかない日々も動き続ける心臓も、脳

も、嫌いの連続で憂鬱になったって、心だけは死なないように、この未熟な手で守

るよ。ぼくの心が死ぬのは、ぼくが死ぬ時だから。





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