稲垣吾郎、香取慎吾、草なぎ剛が4つの物語を紡ぐ短編オムニバス作【クソ野郎と美しき世界】。同作の追加キャストがこの度発表され、浅野忠信、満島真之介、馬場ふみか、中島セナ、尾野真千子が出演することがわかった。
本作は、4つの物語を4人の監督が演出するアクション&ファンタジー&ラブ&ミュージカルのオールジャンルムービー。天才ピアニスト、歌えなくなったアーティスト、失った息子の右腕を探す男……稲垣吾郎、香取慎吾、草なぎ剛が不思議なキャラクターを演じながら、迷い込む“美しき世界”を描く。
まず稲垣吾郎が出演する『ピアニストを撃つな!』(監督・脚本:園子温)には、浅野忠信、満島真之介、馬場ふみかが出演。全力で走る女・フジコ(馬場ふみか)を追う“マッドドッグ”こと不気味なマスク姿の極悪人・大門(浅野忠信)。2人が向かう先には天才ピアニスト(稲垣吾郎)が…というあらすじまで明かされている。
香取慎吾が“歌を喰われたアーティスト”に扮する『慎吾ちゃんと歌喰いの巻』(監督・脚本:山内ケンジ)では、歌を食べて生きる少女“歌喰い”を演じるのは、2017年7月のデビュー以来、モデルとして[GINZA][SPUR][Casa][BRUTUS][FIGARO japon][装苑]などの雑誌で活躍し、本作が映画デビューとなる中島セナ(11)。
また、爆笑問題の太田光が脚本・監督を務める『光へ、航る』では、息子を亡くした男(草なぎ剛)の妻を尾野真千子が演じる。失った息子の右腕を探して旅する夫婦の物語…という本作。
なおepisode.4は『新しい詩(うた)』(児玉監督/出演・クソ野郎★ALL STARS)で、キャストの詳細は明らかになっていない。
■あらすじ
極悪でバカで泣けて踊れる、クソ野郎だらけの4つのストーリー。
全力で走る女、フジコ。フジコを追う不気味なマスクをした極悪人「マッドドッグ」。彼らが向かう先には天才ピアニスト。歌を食べて生きる少女「歌喰い」と歌えなくなったアーティストの不思議な関係。失った息子の右腕を探す旅を続ける夫婦。2人が沖縄の海で出会ったのは…?夜な夜なクソ野郎たちが集まるダンスフロアで繰り広げられるショー。
■『ピアニストを撃つな!』(監督:園子温)
●浅野忠信/大門(マッドドッグ)役
(浅野忠信のコメントは後日発表される予定)
▽満島真之介/ジョー役コメント
何が起こるか予測不可能ですが、とても楽しみです。異なる魅力をお持ちのお二方と共に、園さんの描く奇妙な世界へ飛び込みます。
▽馬場ふみか/フジコ役コメント
稲垣吾郎さん浅野忠信さん満島真之介さんという素敵な先輩方とご一緒できることを光栄に思います。
また、園子温監督といつかお仕事してみたいと思っていたので今回ご一緒できるのが楽しみです。
精一杯作品に向き合って撮影に臨みたいと思います。
■『慎吾ちゃんと歌喰いの巻』(監督:山内ケンジ)
▽中島セナ/歌喰い役コメント
演技をするのは初めてなので、役になってセリフを言ったり動いたりすることに不安や緊張はありますが、山内ケンジ監督と香取慎吾さんと一緒に作品に関われることが嬉しいです。今出来ることに一生懸命取り組んでいきたいと思います。
■『光へ、航る』(監督:太田光)
▽尾野真千子/妻役コメント
爆笑問題 太田光ではなく、監督 太田光という世界観が楽しみすぎです。
一つ一つの言葉を聞き逃さず、この物語を創っていきたいと思います。
▽クソ野郎プロデューサーズ コメント
「ぶっとんでるけど愛がある」というコンセプトから始まったオムニバス映画「クソ野郎と美しき世界」。その一番バッターに相応しいインパクトと実力のある俳優さんということで日本映画界が世界に誇る浅野忠信さんにお願いしました。映画のトーンを決める非常に重要な役どころマッドドッグ(大門)は逃げる女の尻を追いかけ暴れる男。何とも極端な役を彼ならさらに魅力的に演じてくださると思います。ピアニスト役の稲垣吾郎さんとのクソ野郎対決に期待頂きたい。
満島真之介さんに演じて頂くジョーは、強いのに間抜けな弱点があるという物語に必ず必要な“愛すべきいじられ役”的な存在です。満島さんの柔らかくも鋭い表現力でどんなキャラクターに料理されるのか注目したいです。
馬場ふみかさんは、浅野忠信さんと稲垣吾郎さんを狂わすフジコという役柄を、奔放でエロティックながらも品よく演じられる稀有な女優さんだと期待して起用させていただきました。
中島セナさんは、年齢不詳で抽象的な魅力を備えており、不思議な歌喰い役にはぴったりでした。そんな未知数な彼女が、アーティスト役の香取慎吾さんとどんな世界観を作り出してくれるのか楽しみです。
尾野真千子さんは、プロットの段階からお願いしたいと思っていました。尾野さんと草なぎ剛さんという観る者の魂をえぐり散らす演技派の二人にしか生み出せない場面が必ず誕生するはずです。この二人の演技が本気でぶつかりあった先にある神聖な気持ちを期待してやみません。
以上の短編3本と“クソ野郎★ALL STARS”出演の『新しい詩(うた)』(監督・脚本:児玉裕一)からなる本作は近日中にクランクイン。公開まで2か月の短期間で撮影…というエキセントリックな制作スケジュールのなか、果たしてどんな映画が完成するのか!?“新しい地図”として稲垣、草なぎ、香取が強力な共演者たちと刻む新たな映像世界に、いまから注目を!
【クソ野郎と美しき世界】は、4/6より全国86(野郎)館で2週間限定で全国公開。