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(4/11解禁・2019年9/20公開)のにっき。きま

俳優の北村匠海、松坂桃李、女優の浜辺美波が、9/20公開のオリジナル劇場アニメ『HELLO WORLD』に声優として出演することが明らかになった。併せてティザービジュアル、YouTubeで30秒の特報映像が公開となった。

同作は、[時をかける少女][サマーウォーズ]などの細田守監督作品で助監督を務め、[劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール]が興行収入25億円の大ヒットを記録した伊藤智彦監督が送るSFラブストーリー。脚本は[正解するカド]の野崎まどが担当し、本作で伊藤監督と初タッグを組む。キャラクターデザインは[らき☆すた]や[けいおん!]などを手掛けている堀口悠紀子。さらに、アニメーション制作は、劇場オリジナルCGアニメ[楽園追放 -Expelled from Paradise-]などを手掛け、デジタルアニメーションの先駆者として名高い制作会社グラフィニカが担当。

物語の舞台は2027年の古都・京都。北村匠海は主人公の京都に住む内気な16歳の高校生・堅書直実(かたがき・なおみ)役。匠海君にとって本作が声優初挑戦となる。

松坂桃李は10年後の未来から直実の前に現れた自分=カタガキナオミ役。日本語吹替声優を務めた[パディントン]での声の演技に魅了された伊藤監督から熱烈なオファーを受け、今回のキャスティングが実現したという。

浜辺美波が物語の鍵を握るヒロインで、直実のクラスメートで共に図書委員を務める女子高校生・一行瑠璃(いちぎょう・るり)役でそれぞれ出演する。浜辺サンは、北村とは[君の膵臓をたべたい;'17]、桃李君とは[エイプリルフールズ;'15]以来の共演で、[劇場版 映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!]や[ONE PIECE FILM GOLD]などで声優を務めたこともある。

30秒の特報には、物語の舞台となる2027年古都・京都の伏見稲荷大社、上賀茂神社、出町柳の鴨川デルタなどの史跡や名所が描かれており、極限までこだわり抜いた映像、鮮麗な色彩で仕上げられている。 誰もが知る風景、情景、光景を、誰も知らない映像美と物語、ベクトルで描き出していく。そのほか「もし、あの時をやり直せたら」といったストーリーを示唆する言葉も収められている。


▽北村匠海コメント
もともと、アニメが好きでずっと声優に挑戦したいなと思っていたところに、「HELLO WORLD」のオーディションのお話を頂いて、是非!やりたい!と“即答”でした。
浜辺美波さんとは久々の共演、そして松坂桃李さんとも以前ご一緒したドラマ以来で、またこうやってお二人と“再会”できたことがとても嬉しかったです。
心強いキャストの皆様と、伊藤監督のもと心地よく収録は進んでいったと実感しています。
是非、この映画をみてハラハラドキドキしてください!

▽松坂桃李コメント
「HELLO WORLD」でカタガキナオミの声を務めさせていただきました。
伊藤監督から「パディントン」を見て、とオファーをいただいたので今度は何の動物なんだろう?とちょっと不安もありましたが、ちゃんと人間だったので安堵しました。
アニメーションならではのスペクタルな世界観。
そこに声だけで命を吹き込む作業は難しさもありますが、楽しさ、やり甲斐もありました。
高校生の直実役の北村匠海くんと繋がり合う部分を作れるように心がけながらアフレコをしたので、完成した作品をご覧になった方に、その繋がりを感じていただけたらと思っています。

▽浜辺美波コメント
私自身、アニメがとても大好きだからこそ声優さんの難しさがすごくわかり、アニメ作品に関わることが出来る嬉しさと共に、不安もありました。
松坂さんとは中学生のときに松坂さん主演の作品に出演したことがありましたが、共演シーンはありませんでした。
ぜひまたお会い出来たらなと思っていたので今回ご一緒できて嬉しかったです。
北村さんとは約2年ぶりで、お会いするのも久しぶりでしたが、再度共演でき、楽しかったです。
監督は不慣れなわたしに、たくさん試行錯誤してアプローチして声撮りをしてくださいました。
監督の作品を以前から大好きで観ていたので、お仕事出来ることが不思議な感じがしました。
思わずのめり込んでしまう作品になっていると思います。ぜひお楽しみに。

▽伊藤智彦監督コメント
まーた職業声優でない俳優ばかりそろえて、とお思いの方もいるでしょう。
松坂桃李さんは、彼の優れた声の仕事に惚れて、コンテも彼のイメージで描いていましたので、オファーを受けてもらえて本当に光栄です。北村匠海さん、浜辺美波さんの両名は、オリジナル作品で情報も少ないなか、キャラクターの理解に懸命に取り組んでオーディションに臨んでくれました。自分にとって、才能ある新人のデビュー作になったり、アニメ畑ではない方たちに声の仕事をしてもらってきたことは、全て、作品のことだけを考えてきた結果です。今回も最もこの作品にマッチした人たちにお願いすることができたことに自信を持っています。
プレスコと呼ばれる手法で先にセリフは収録されており、彼らの芝居に合わせて日々カットが出来上がっています。時にシリアスに。時にコミカルに。海外のアニメ映画に負けないような作り方でキャラクターに命が吹き込まれていっています。どうぞ、ご期待ください!


解禁された特報は、本作への期待が高まる圧巻の映像美。 平成が生んだ稀代のクリエイターと剛柔を兼ね備えた実力派俳優が集結した、新しい時代にふさわしい作品となりそうだ。


『HELLO WORLD』は9/20(金)より全国東宝系にて公開。

(3/6解禁・2019年11/22公開)のにっき。つち

俳優の堤真一が主演、お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史と共演する映画『決算!忠臣蔵』の第2弾キャストとして、妻夫木聡、竹内結子、石原さとみら豪華キャスト14人が、発表になった。

江戸城・松の廊下で人傷騒ぎを起こし、その責任で切腹させられた赤穂藩君主・浅野内匠頭の仇討ちをするため、筆頭家老・大石内蔵助(堤真一)は立ち上がった。……はずが、お家断絶を嘆く暇もなく、勘定方の矢頭長助(岡村隆史)とともにリストラに励む日々。幕府への取次も虚しく、再興の道は閉ざされてしまうなか、江戸の庶民は内蔵助たちの討ち入りを熱望する。ところが討ち入りするにも予算が必要で、その上限は現在の貨幣価値で9500万円。お金がない、しかし世間の空気的に仇討ちは必須、内蔵助は完璧なジレンマに苛まれていく。

映画は、山本博文・東京大学大学院教授の著書[『忠臣蔵』の決算書;新潮新書]が原作で、予算と関西弁を切り口とした忠臣蔵の物語。[忠臣蔵]は、君主の無念を晴らすため、浪士となった四十七人の藩士達が立ち上がり、宿敵・吉良上野介に「仇討」を決行する美談だが、本作は仇討にかかる「予算」に焦点を当てた異色の忠臣蔵となっている。主君・浅野内匠頭の仇(かたき)を討つため、上限予算9500万円以内でなんとか討ち入りするべく、「これなんぼ?」が口癖の内蔵助ら赤穂浪士の姿を描く。

メガホンを取るのは[殿、利息でござる!;'16]、[忍びの国;'17]など近代時代劇を手掛けている中村義洋監督。中村義洋監督の新作映画となる同作は、筆頭家老・大石内蔵助(おおいし・くらのすけ)が勘定方・矢頭長助(やとう・ちょうすけ)の力を借りて、上限予算内で主君・浅野内匠頭の仇討をしようとする様をコミカルに描く作品。大石内蔵助役を堤真一、矢頭長助役を時代劇初挑戦の岡村隆史が演じることがこれまでに発表されていた。堤サンが赤穂浪士・大石内蔵助、岡村サンは内蔵助を支えた貧乏なそろばん侍の勘定方・矢頭長助を演じ、“予算”と“関西弁”を切り口にした史上初の忠臣蔵が描かれる。

今回明らかになったキャストはこれまでも中村組の作品に参加してきた俳優陣。濱田岳、妻夫木聡、荒川良々、竹内結子、石原さとみ、西村まさ彦、寺脇康文、上島竜兵、堀部圭亮、山口良一、鈴木福、千葉雄大、滝藤賢一、笹野高史の14人となる。

妻夫木聡は内蔵助の軍師・参謀を担った菅谷半之丞(すがや はんのじょう)、竹内は内蔵助を優しく、時に厳しく支え続ける愛妻・りくを竹内結子、石原さとみは赤穂藩藩主・浅野内匠頭の妻で、亡き夫の仇討ちを支援する瑤泉院(ようぜんいん)を演じる。

その他にも、俳句や茶道に通じ、吉良邸の情報を手に入れる大高源五(おおたか げんご)を濱田岳、剣豪・堀部安兵衛(ほりべ やすべえ)を荒川良々、内蔵助の副将・吉田忠左衛門(よしだ ちゅうざえもん)を西村まさ彦、大目付・間瀬久太夫(ませ きゅうだゆう)を寺脇康文、元赤穂藩士・早川惣介(はやかわ そうすけ)を上島竜兵、赤穂藩士の討入りを支援するそば屋の主人・長次(ちょうじ)を服部圭亮、浅野家本家の用心・井上団右衛門(いのうえ だんえもん)を山口良一、内蔵助の息子で、四十七士最年少である大石主税(おおいし ちから)を鈴木福、内匠頭が切腹した際の介錯人・磯田武太夫(いそだ たけだゆう)を千葉雄大、内蔵助に討入りをやめさせる進言をする戸田采女正(とだ うねめのしょう)を滝藤賢一、瑤泉院付の用人で内蔵助とのパイプ役になる落合与左衛門(おちあい よざえもん)を笹野高史が演じることが明らかになった。

大石内蔵助演じる堤サン、勘定方・矢頭長助演じるの岡村サンを含め、第2キャスト陣の扮装姿も公開された。


▽濱田岳コメント
今回また中村監督率いる中村組の仲間に入れて頂けたこと、そしてまた堤真一さん演じるご家老の元で再び働けたこと、本当に楽しく幸せな時間でした。

▽妻夫木聡コメント
中村監督にまた呼んで頂いたことがとにかく嬉しいです。
中村組のキャストの皆さんは常に職人揃い。
その中で自分はどうあるのか、いつも試されます。
そして、今回は忠臣蔵という題材。
普通とは違う観点から物語を進めていく中村さんには驚かされるばかりです。
喜劇としての面白さと武士の一分が混ざり合った時にこの作品はどうなるのか自分でも想像がつきません。
出来上がりを楽しみにしていてください。
菅谷半之丞はいわば軍師的な役どころです。
うちに秘めたる沸々とした想いを感じさせるような芝居ができたらと考えています。
今回も最後まで精一杯楽しみたいと思います。

▽荒川良々コメント
誰も観たことない堀部安兵衛を観せる事が出来るでしょう!
乞う御期待!!

▽竹内結子コメント
中村組にこうしてまた呼んでもらえた事がとても嬉しいです。
台本をいただいて読んだとき、こんなにも有名なお話なのにこの作品がなければ知らなかった物事が描かれていて、驚いたのと同時に、語り継がれてきた“あのこと”に至るまでお金がかかるなんて考えたこともなかったなと気付きました。
その時から私はひそかにこの作品を“目から鱗の忠臣蔵”と呼んでいます。
この作品が、たくさんの方の目に触れて、一緒に鱗をポロポロ落としてもらえたら最高に嬉しいです。

▽石原さとみコメント
再び、中村監督にお声がけいただき、とてもとても嬉しかったです!
赤穂藩主・浅野長矩の妻“瑤泉院”役を務めさせていただきました。
主人公・大石内蔵助に対し、ほとほと呆れている役柄でしたが、笑い溢れる温かな現場で、撮影がとにかく楽しくて仕方ありませんでした。
瑤泉院の持ち金を赤穂浪士はどう使う!?
そんな、今まで見た事のない笑える、本気の忠臣蔵!を是非お楽しみにください!
私も出来上がりを心から待ち望んでいます!

▽西村まさ彦コメント
今回、吉田忠左衛門を演じるにあたり泉岳寺をお詣りしました。多くの参拝客がおられ、
四十七士の忠義は今なお敬愛を受けていると実感し、身が引き締まる思いでした。
また墓所のある本妙寺にも伺い、ひっそりとした境内に漂う厳かな気配に、武人の志に身の引き締まるおもいでした。
撮影現場は中村監督の的確な演出に、キャストの皆様も芝居巧者揃い。
こういう現場をご一緒でき、嬉しい限りです。忠臣蔵の新たな側面を楽しんで貰えれば幸いです。

▽寺脇康文コメント
大好きな中村組にまた参加させていただいて、本当に嬉しいです!
中村組ならどんな役でも喜んでやらせていただきます!
一人一人の役者に、愛情を持って接してくださる監督の頭の中にあるイメージ、またはそれ以上の演技が出来た時の監督の心から喜んでいる笑顔を見られた時、僕も、いや、他の役者達、スタッフ達も皆、とても幸せな気持ちになるのです。
今回はそれを毎日体感できました。
凄い映画になる事、間違いなしです。
センス抜群の、素晴らしき中村ワールド!
是非、ご期待下さい!
愛すべき、キャラクターの宝庫でもありますよ!(笑)

▽上島竜兵コメント
こんな素晴らしい出演者の方々と共演させていただき、とても光栄です!
今作は、一般的な忠臣蔵とは違い、『お金』の話を軸に展開していくので、とても興味惹かれました。
コメディー時代劇のようなコミカルな流れが楽しみです。
中村組に呼んでいただくのは、今作で2回目ですので、頑張りたいと思います!

▽堀部圭亮コメント
「江戸の庶民が、赤穂藩士や討ち入りをどう見ていたか?それを四人の人物だけで表現したい」
というのが中村監督からのオーダーでした。
そば屋いづみやの店主と客は、藩士たちの一挙一動に過剰なまでに歓喜し、落胆し…。
まるで、サッカーの日本代表戦を応援する観客のそれと、ちょっと似ているかもしれません。
中村監督は、ほんの僅かな間や微妙な空気を大切にされる方で、厳しくも温かい目で役者の芝居を見ていらっしゃいます。
繊細で刺激的な監督との作品創りは、いつもとても楽しい時間です。
「王道の時代劇を中村監督が撮るとこうなる」という、随所に“中村節”が詰まった『決算!忠臣蔵』ぜひ、スクリーンでご覧ください!

▽山口良一コメント
私は広島市の生まれでありまして、広島城から徒歩で10分もかからないところに住んでいました。
そんな私が広島藩の用人役!畏れ多いことです。
忠臣蔵は大好きなお話で、たとえ四十七士ではなくとも、この作品に関われた事は、喜ばしい限りです。
中村監督、ありがとうございました。
そしてこの視点の変わった忠臣蔵、多くの皆さまにご覧いただきたいです!

▽鈴木福コメント
約9年ぶりに中村監督の作品に出演させて頂けたこと、そして堤さんをはじめ、たくさんの豪華キャストの中で、大石主税という素晴らしい人物を演じさせていただけることをとても嬉しく思っています。
赤穂事件を「お金」という面で見ていくこの映画の中で、普通の忠臣蔵ではかっこよく描かれている赤穂浪士が面白おかしく描かれています!
大石主税もその1人で、賢くて、浅野内匠頭の仇を討ちたい気持ちは強いがちょっと抜けてるところがある、この映画だからこその大石主税が見せられると思います!!
初の中剃りにも注目してもらいたいです(笑)

▽千葉雄大コメント
「殿、利息でござる!」で初めてご一緒して以来の中村組。
1シーンの撮影でしたが、中村組の1シーンは、僕にとって大変意味のある1シーンでした。
中村監督、呼んでいただきありがとうございました。
大好きです。(そして、大好きなあの方とも共演できて、むふふな気持ちでした。)
お客さんとしても完成した映画を観るのを楽しみにしています。

▽滝藤賢一コメント
中村組に参加させていただくのは5本目になります。今回は1日だけの撮影です。
気付いたら終わってそうなので、最初から猪突猛進でいきたいと思います!猪年だけにね。
堤真一さんとは【クライマーズ・ハイ】以来11年振りにご一緒させていただきます。
否が応でも気合いが入ります!

▽笹野高史コメント
今回は新しい切り口の「忠臣蔵」。
私を含め、日本人の身体の中に染み込んでいる今までの「忠臣蔵」から、はたして抜け出せるだろうか、というのが今回のテーマでした。
正直少し不安でしたが、監督とイメージを共有させて頂いて、何とか演じきることができ、ホッとしています。

▽中村義洋監督コメント
好きな人、尊敬できる人、僕が考えるよりそっちの方がスゲェってお芝居を持ってくる人……そういう方々と再びご一緒できるのはこの仕事を続けていく上での醍醐味の一つである一方、お任せしておけば僕の仕事も大幅に減るという大変有り難い方々なわけですが、今回、あの忠臣蔵を描くにあたり「気負わない」と決めていたはずなのに、いざインしてしまうともっともっとと欲が出て、こうして再会した方々にも執拗に「もういっちょ!」「もう一越え!」とテイクを重ねてしまいました。大変申し訳ありません。皆様もまた想像の遥か上をいくお芝居で、これまでの忠臣蔵をいい意味でぶっ壊しつつ、実在の人物について嘘はついていないという、絶妙な存在感で演じていただきました。本当にありがとうございます。
いつもいつも、脚本の裏にある僕の想いというのを背負わされながらも、鮮やかに、軽やかに立ち回る濱田岳には7本目でありながら改めて舌を巻きましたし、「大事な役にはまずはこの人」とお願いした妻夫木くんは、難役を毎カット紙一重の「そうでしかない」絶妙な隙間に着地させてくれました。
予算のお話という、その「討入り予算」のほとんどは、実はさとみちゃん演じる浅野内匠頭の未亡人・瑤泉院のお金なのですが「人の金、何に使っとんねん!」と頬を染めて激怒するさとみちゃんには、堤さん共々、見惚れながらも戦慄させられ、きっちりと物語の縦糸を作って頂きました。
それでもまだ地味になりがちなこの『忠臣蔵のお金の話』を、刀の斬り合いではなく、火縄銃でもなく、身をもってバズーカ砲となって頂いた良々さんや、
バズーカだと思いきや、しっとりとしたお芝居で感激させてくれた竜兵さんにも感謝、感謝です。
そして「いてくれるだけで安心」な西村さんと寺脇さんは(僕は密かに「ウチの両翼」と呼んでいますが)、にこやかに川面(現場)を眺めながら大魚を狙わんとする風情で、僕の気づかない演出ミスを的確に指摘してくださる一方、お二方共々、思いもかけない芝居をぶっ込んでこられ、今回もまた大いに助けられ、痺れさせて頂きました。
また、僕の苦手な「仮名手本忠臣蔵」と照らし合わせて奥行きを広げてくれた笹野さんにも感謝しきりです。
また、打てば響くとはこの人のことかという堀部さん、御自身のキャラを完璧に把握されている山口さん、現場に遊びに来た態なのにいざ始まれば本気モードの千葉くん、この十年でどんどん役柄が大きくなるのを照れまくる滝藤さんには、きっちりバントを決めてつなぐ職人選手をスタンドから眺め、讃えるような、もはや尊敬の念しかありません。
子役時代から九年ぶりの再会で当時をまったく覚えていない福ちゃんには、最初寂しい思いもしましたが、不意に昔のちょっとしたことを思い出す瞬間や、この二ヶ月間の間にどんどん大人の階段を上っていく様には、かなり泣かされました。
そして、今回六本目なのに、初めて見る顔をされるなあ、異常に艶っぽいなあ、と思ってたら御結婚かよ!という結子さん(おめでとうございます!!)
……皆様のお芝居に今回も笑わされ、泣かされ、助けられました。
本当にありがとうございます。またよろしくお願いします!

▽池田史嗣プロデューサー コメント
はるか昔の江戸時代から、忠臣蔵といえばオールスターの代名詞、キャスティングの難易度が恐ろしく高いことで知られています。今回のユニークな「決算!忠臣蔵」にはどんな人に集まってもらうべきか、監督と共に散々悩み、こだわり抜きました。結果として馳せ参じてくださったのは、自信を持ってこれが我々の忠臣蔵だ!と宣言できる最強の中村組オールスターズ。
主演級揃い踏みの豪華さだけでなく、一人残らず芸達者という贅沢な配役。
勿論、其々に監督との相性も抜群で、このあまりにも心強い面々が、敵味方入り乱れて堤さんの大石内蔵助&岡村さんの矢頭長助という凸凹コンビが挑む“予算内で仇討”という困難なミッションを盛り上げます。
今回の忠臣蔵は、見渡す限り曲者だらけの演技合戦。どうぞご期待くださいませ!


映画『決算!忠臣蔵』は11/22に全国公開。

(5/16解禁・2019年秋公開)のにっき。だ152

劇団[大人計画]を主宰する松尾スズキが初めて監督・脚本・主演のすべてを務めるR18映画『108〜海馬五郎の復讐と冒険〜』より、中山美穂、坂井真紀、酒井若菜らキャスト陣が発表された。

1988年に舞台[絶妙な関係]で旗揚げされ、宮藤官九郎や阿部サダヲなどと共に、多岐にわたって活動を続けてきた大人計画。今年、旗揚げから30年となり、主宰である松尾サンも「松尾スズキ」として活動を始めて30周年を迎えるという記念すべきタイミングで本作は制作された。

本作は、2018年に主宰する劇団[大人計画]と「松尾スズキ」としての活動が30周年を迎えた松尾自身の監督・脚本・主演で贈る新作映画。昨年11月に同名小説[108]が発表されている。

主人公は、名脚本家として成功している海馬五郎(松尾スズキ)。海馬はある日、元女優の妻・綾子の浮気をSNSの投稿によって知ってしまう。あまりのショックに離婚を考えるが、離婚時の財産分与で資産の半分を支払わなければならないことを知り大激怒。海馬は妻の”不貞”に支払わなくてはならない資産1000万を、自らの”不貞”で使い切るという復讐を決意する。かくして、綾子がSNSに投稿した写真についた108もの“いいね!“の数だけ女を買いまくる、煩悩丸出し、前代未聞の復讐劇が幕をあける―。

キャストとして発表されたのは、中山美穂、岩井秀人、秋山菜津子、坂井真紀、堀田真由、大東駿介、土井志央梨、栗原類、LiLiCo、酒井若菜、福本清三、乾直樹、オクイシュージに加え、[大人計画]でお馴染みの穴戸美和公、村杉蝉之介。

海馬五郎の妻で元女優の綾子を演じるのは中山美穂。“ドクタースネーク”というコンテンポラリーダンサーとの2ショット写真をSNSに投稿したことがバレて、海馬を激怒させてしまう。不思議な魅力を放つ年下ダンサーに身も心も奪われていく綾子を大胆に演じ、大人の魅力をたっぷりと披露する。

そのほか役柄が明かされているのは、海馬のプレイボーイで、「いいね!」の数だけ女を抱いて資産を使い切るという海馬のとんでもない復讐計画に巻き込まる海馬の友人・糸井役には、劇団[ハイバイ]を軸に劇作家、演出家、そして自らも俳優として活躍している岩井秀人。

海馬の友人でパニック障害持ちの女優、砂山役を、読売演劇大賞や紀伊國屋演劇賞を受賞し名だたる演出家が厚い信頼を寄せる秋山菜津子が、そして海馬の代わりに病気の父の世話を一手に引き受けることになってしまった妹役を坂井真紀が演じている。

また、なぜか海馬に綾子の動向をリークし続ける売れない女優に堀田真由、復讐計画に手を貸すド派手なホストに大東駿介、自分の価値を絶対に落としたくない高級風俗嬢に土居志央梨など、実力派の若手俳優陣がそれぞれ“超個性豊かな”役柄に挑んだ。そのほか、栗原類、LiLiCo、酒井若菜、福本清三、乾直樹、オクイシュージに加え、宍戸美和公、村杉蝉之介といった、大人計画でお馴染みの俳優陣も名を連ねている。


▽中山美穂コメント
松尾監督がこの作品を構想中の頃、咄嗟に私に演らせて下さいと申し出てしまったのです。監督は実現できるかどうかと笑いながら仰っていましたが、それから1年待たずに私達は撮影に挑んでいました。楽しくて仕方のない現場でした。演出をされる松尾スズキは穏やかに強い信念を持ち、そして激しく演じてらっしゃいました。そんな姿がだんだんと可愛く見えてきて、作品の中でもその感じが伝わるのだと思います。とにかく笑える内容です。そしてせつない。私に演らせて頂けたことに感謝しています。

▽岩井秀人コメント
メジャーな作り手の誰もかれもが「コンプライアンス」を気にし、テレビの前の主婦までもが「この表現、誰かに文句言われないのかしら?」と呟くようなご時世に、「よくぞこんな映画を作った!」と言われることでしょう。でも本来「表現」って、「ワレワレの外側」にあるものに手を伸ばすためのものなのだし、そのことを思い出させてくれる作品です。だからコンプラなんてものには届かない高みのシロモノになってございます。ご覧ください!
しかし松尾さんって、いつ丸くなるんでしょうね…。

▽秋山菜津子コメント
舞台作品の中でいつも私に面白い役をやらせて下さる松尾さん。今回もなかなか変わった役柄を与えてくださいまして…楽しかったです。
撮影が終わって「この映画を秋山さんの代表作にして下さいね」と松尾監督に言われたんですけど…嬉しいようなちょっと複雑な気分でした。あ、観て頂ければ分かると思うんですけど(笑)。
でも…そうですね、こんなに潔くかっこいい映画に出演できた事は“誇り”です。それは確かです。


『108〜海馬五郎の復讐と冒険〜』は2019年秋に公開。

(4/23解禁・2019年7/27公開)のにっき。つ202

妻夫木聡と豊川悦司がダブル主演し、全編台湾ロケでの撮影に挑んだ映画『パラダイス・ネクスト』の公開日が7/27に決定、このほどビジュアルと予告編がお披露目された。

世間から身を隠すように台北で生きる日本人のヤクザ・島(豊川悦司)の前に、突然お調子者で馴れ馴れしい男・牧野(妻夫木聡)が現れる。牧野は初めて会う島の名前を知っており、島が台湾にやって来るきっかけになった“ある事件”のことを知っているという。その牧野が何者かに命を狙われていることを知った島は、追手から逃れるため牧野を連れて台北から花蓮へ。花蓮に辿り着いた2人の前に現れたのは、シャオエン(ニッキー・シエ)という女性。この出会いによって、牧野と島の閉ざされた過去が明らかになり、2人の逃避行は楽園を探す旅に変わっていく…。

ホウ・シャオシェンやジャ・ジャンクーなど名匠たちの映画音楽で知られ、監督作[UGLY][雨にゆれる女]でも知られる半野喜弘の監督作。ワケありの日本人の男ふたりが台北から花蓮へ向かい、“運命の女性”と出会い、楽園を探す物語。ヒロインのシャオエンは[黒衣の刺客]で妻夫木君と共演した台湾の人気女優ニッキー・シエ。さらに、映画[目撃者 闇の中の瞳]のカイザー・チュアン、台湾を代表するマルチタレントのマイケル・ホァン、[アウトレイジ 最終章]の大鷹明良が脇を固める。テーマ曲を坂本龍一が担当する。

予告編では、異国情緒あふれる台湾の風景の中で、互いに闇を抱えながら生きる牧野(妻夫木聡)と、島(豊川悦司)の姿を切り取った。楽園への期待、二人の男とひとりの女のその後を暗示するような、坂本龍一の音楽が映像を彩っている。坂本サンの美しく芳醇な音楽が合わさり、台湾の気候や風土のなかで醸し出される本作ならではの2人の相貌が印象的な映像となっている。映像のラスト、「楽園て本当にあると思う?」と問いかける牧野に、静かに無言の視線を向ける島の姿が後を引く。

メインビジュアルは、妻夫木君と豊川サンのシリアスな表情と楽園への期待が入り交じる緊張感漂うデザインとなっている。「楽園の果てには、何がある?」とコピーが添えられている。


『パラダイス・ネクスト』は7/27(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。

(3/8解禁・2019年7/19公開)のにっき。こ225

俳優の高良健吾が、異常者のゆがんだ愛の形を描く安里麻里監督の映画『アンダー・ユア・ベッド』で、主演を務めることが発表された。高良君演じる主人公が愛する女性の自宅に潜入し、ベッドの下から彼女をのぞき見る不気味な姿を写し出すカットも公開された。

家でも学校でも誰からも必要とされず、存在を無視されてきた三井直人(高良健吾)は、学生時代に初めて「名前を呼んでくれた」女性との11年ぶりの再会を夢見て、追い始める。しかし、目の前に現れた彼女は別人のように変わっていた。彼女に何が起こっているのか。直人は彼女を監視するようになり、自宅に潜入してベッドの下で真上の彼女を想い過ごし始める。加速度的に暴走していく男。これは愛ゆえの盲目なのか、それとも狂気なのか――。

「リミッターを外せ!」を合言葉にKADOKAWAとハピネットがタッグを組み、ホラーやサスペンスの先鋭的作品を開発・発信し、タブー視される題材にあえて切り込んでいく「ハイテンション・ムービー・プロジェクト」の第2弾。中田秀夫が監督、飛鳥凛が主演を務める、4月12日公開の[殺人鬼を飼う女]が第1弾作品となる。その第二弾となる作品である『アンダー・ユア・ベッド』で高良健吾が主人公の三井直人を演じることが発表された。

[殺人鬼を飼う女]で知られる大石圭氏の同名小説を原作とし、メガホンをとった安里麻里監督は、[クリーピー 偽りの隣人;'16]の黒沢清監督や[抱きしめたい 真実の物語;'14]の塩田明彦監督などの助監督を経て、04年に[独立少女紅蓮隊]でデビュー。歯切れのよい演出で高い評価を得る。14年に監督した[バイロケーション;'13]ではホラー要素と謎解きミステリー、人間ドラマを融合させるなど、各方面で絶賛を浴びるなど、若手注目株の監督だ。そのほかの作品に大ヒットシリーズの三連作[リアル鬼ごっこ3・4・5][劇場版 零〜ゼロ〜][氷菓]など確かなファンを獲得している。

高良健吾が演じるのは、主人公の三井直人。愛する彼女への一途で純粋な思いと、異常で孤独な男の切なさを持った、繊細な役どころとなる。他人から存在を無視されてきた男が、愛する女性をのぞき見し続けるというゆがんだ形で、悲惨な境遇にある彼女を救おうとする様を描く。


▽高良健吾コメント
いつもより個人的な想いが多くある現場だった気がします。続けてこられたからこそご褒美が多かったというか。若い現場だったのでエネルギーもあって気持ちがいい組でした。
この作品は心から痛々しくて不気味ですから、ご褒美、気持ちがいいという想いは現場中にはゼロ、むしろマイナスになるのですが、それでも、確かにあったと今でも思える日々、現場でした。
観る人をなんともいえない気持ちにさせる作品なのかもしれませんし、R指定がついているので観る人を選んでいますが、笑えるか笑えないかは気分次第の不気味な愛と緊張がある作品だと思います。

▽安里麻里監督コメント
原作『アンダー・ユア・ベッド』は「もう一度名前を呼ばれたい男」の話だ。ただ「名前を呼んでくれた」という些細な事が、主人公・三井にとっては、かけがえのない幸せの記憶。その女を妄想的に想う。変質的であり、純粋でもある。この危ういキャラクターを描いてみたかった。狂気か愛か分からない瞬間をいくつも。緊張感と過敏すぎる空気感。そんなヒリヒリする映画を作ろうと思った。
主人公・三井は高良健吾さんに演じてもらった。繊細な役どころで、同じシーンでもニュアンスを変えていくつか芝居をしてもらう事があった。こちらが一言投げかけるだけで、まるで別人のような顔つきに変わっていて、よく驚かされた。「目を離してる間に何か塗りました?」とメイク部に聞いたほど。とんでもない役者と出会ってしまったと思う。
暴力描写はかなり激し目だ。でも、だからこそ裏腹に、大きな癒しがこの映画にはある。このカタルシスを、多くの人に味わって欲しい。


『アンダー・ユア・ベッド』は7/19に東京・テアトル新宿ほか全国で公開。
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