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養生気功・2

【養生気功を深めるために・2/気功の記事】2月5日(水)

*養生気功のシンプルヴァージョンからフルヴァージョンに進んでいくために
(前回の内容)
1、まず、養生気功シンプルヴァージョンを覚える。

2、昇降開合においては次の三つを身につける。

3、鳥の舞においては、〔樹木の呼吸〕の練功によって、脚の貫気、胴体の貫気、腕の貫気を身につける。

4、気のボール遊びは、気のボール感覚と、基本的な体の使い方を身につける。

5、馬歩雲手(マープーユィンショウ)は、気の力(元気)を強くする動きになります。
 この話は、「気功講習会」にてお話します。

6、三円式タントウ功法も馬歩雲手(マープーユィンショウ)と同じで気の力、主に丹田の力を強くして、免疫力を高めます。
?肩の力を抜く。
?上体の力を抜いて腰を落とす。
?体重を踵に降ろす。
?体を固めないで、足首のところで緩やかに前後に揺れているくらい(故意に揺らす訳ではない)。
?その揺れで背骨や肩関節の中も揺れている。

7、採気も、足の裏から、腰から、頭頂部や襟首から、胸板からの4種がある。
?足の裏(踵側)から腰、背中と吸い上げてから胸の中に入れ、丹田に吐き降ろす。
?腰から吸い入れて丹田に吐き降ろす。
?頭頂部や襟首から胸の中に吸い入れ、丹田に吐き降ろす。
?胸板から吸い入れ、丹田に吐き降ろす。
*?の後半は、胸の中の気を丹田に押し込んでいくようにして、丹田に圧を加えながら行なう。

8、両手を下腹に向けた形で意守丹田をして終わる。
*終わり方にも色々あるので、これも気功講習会にて実習します。



【《気功講習会》へのお誘い 】


◆日時
*2月23日(日)
*3月22日(日)
*2回連続講座です。
*共に午後1時半〜4時

◆場所
*名古屋市市政資料館(ウイル愛知の北隣)。

◆講習内容
*養生気功シンプルヴァージョンからフルヴァージョンまでをふぁんそんした状態での気の訓練として完成させる。

◆参加費
*一回2千円(会員は千円)。


◆お誘い
*自らの意思と行動で健康(元気)を作り出していく気功〕(養生気功)には、気の訓練法としての放鬆法(緩)、意守法(感)、貫気法(貫)、採気法(採)、練丹法(練)、即ち、「緩感貫採練(かんかんかんさいれん)」の全てが含まれていなければなりません。
 その内容を余す所なく網羅して、しかも短時間で行なえる作品として作られた養生気功シンプルヴァージョンとフルヴァージョンを完全マスターするための講習会です。
 あらゆる運動、スポーツのベースである緩んだ状態、脱力した状態、即ち、ふぁんそんした状態で気の訓練としての様々な動きが出来るようになるまで練習します。

◆お申し込みは

kikounonakama@yahoo.co.jp
09019816957
和気信一郎まで。


名古屋/四日市/京都/気功/教室/講習 健康 回復 ストレス 緊張 疲労 脱力 ゆるめる 武術 ヨガ 太極拳 ダンス 自律神経 腹式呼吸

養生気功・1

【養生気功を深めるために・1/気功の記事】2月3日(月)


*養生気功のシンプルヴァージョンからフルヴァージョンに進んでいくために必要な練功を列挙してみる。

1、まず、養生気功シンプルヴァージョンを覚える。
*昇降開合→鳥の舞(呼吸と膝の屈伸を用いて両手を前から挙げて横から降ろす)→気のボール遊び(腹のまえで気のボールを持った形で、呼吸に併せて腰を左右に捻る)→馬歩雲手(マープーユィンショウ)→三円式タントウ功→胸板からの採気と気沈丹田→意守丹田。

2、昇降開合においては次の三つを身につける。
?上体を前後に倒すことなく、膝の屈伸で上体を上下させる。
*息を吐きながら力を抜いて腰を沈め、息を吸いながら踵で床を押す。
?ふぁんそん掌を身につける。
?腕ワカメの動きを身につける。

※練功が進むにつれて、昇降開合での練功内容も変わってくる。

3、鳥の舞においては、〔樹木の呼吸〕の練功によって、脚の貫気、胴体の貫気、腕の貫気を身につける。
?足の裏から吸い入れ、脚、胴体、腕と気を通し、掌から吐き出すようにして、鳥の舞の三種までを加える。
?鳥の舞の4種目は、掌から吸い入れ、丹田に吐き降ろすようにする。

4、気のボール遊びは、気のボール感覚と、基本的な体の使い方を身につける。
※上体を立てたまま、前後左右にぶれることなく様々な動きが出来るようになることが目的。
?昇降開合のような上下の動きで気のボールを上下に動かす。
?上体の上下の動きにあわせてボールを横に回せるようになる(側円)。
?上体を前後左右にぶらすことなく脊椎を捻り、ボールを横8の字(∞)に動かせるようになる。
?脊椎の捻りが、骨盤から腰椎、胸椎と上がり、肩関節までゆるんで捻られるようになる。

(つづく)

【練功の回数について/気づき・思索】2月1日

【練功の回数について/気づき・思索】2月1日

 いま、名鉄カルチャースクールや気功の学校において練習している〔養生気功〕にはシンプルヴァージョンとフルヴァージョンの二種があります。
 少しのふぁんそんから昇降開合→鳥の舞→気のボール遊び→馬歩雲手(マープーユィンショウ)→三円式タントウ功→採気という流れは同じなんですが、鳥の舞と気のボール遊び、採気の三つがシンプルでは一種ずつなのに対して、フルでは四種ずつになっているんです。
 今日の話は、それら一つ一つの動作について、それぞれ何回ずつ行なえば良いのかという話です。

 これに関しては尾張旭市で耳鼻咽喉科を開設しておられる樋田先生が報告されていた話が参考になります。
 先生の話は次のような内容です。
 患者さんの百会(頭頂部にある経穴)に鍼をしておくと、最初はアドレナリンが出て来ているが、しばらくするとそれが薄くなり、今度はβ-エンドルフィンが出て来るようになるというものです。
 1990年代に言われていたのは、β-エンドルフィンというのは、快楽物質、恍惚物質のことで、樋田先生は、そこから「気は内分泌ホルモンの気化したものではないか」として報告されたんです。
 それまで、気の解明には、温度とか磁力線(磁場)、脳波など物理学的な研究が多かった中で、化学的な探究はとても新鮮なものでした。
 話は長くなりましたが、練功の基本はこのアドレナリンの分泌状態からβ-エンドルフィンの分泌への移行が基準になると考えているんです。
 脳内セロトニン研究の第一人者である東邦大学の有田先生は、β-エンドルフィンというのは今で言う脳内セロトニンのことだということをお話されていましたが、要するに「心地よい感覚」が出て来るまで続けるのが良いということなんですね。

 どんな功法の練功においても、すること、決めた回数をこなすことが目的になってはいけません。
 回数ではなく、走る人たちのランナーズハイのように、自分自身の体感として「心地良さ」が出ることを基準に考えて練功することが大切だと思います。
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