【養生気功を深めるために・1/気功の記事】2月3日(月)


*養生気功のシンプルヴァージョンからフルヴァージョンに進んでいくために必要な練功を列挙してみる。

1、まず、養生気功シンプルヴァージョンを覚える。
*昇降開合→鳥の舞(呼吸と膝の屈伸を用いて両手を前から挙げて横から降ろす)→気のボール遊び(腹のまえで気のボールを持った形で、呼吸に併せて腰を左右に捻る)→馬歩雲手(マープーユィンショウ)→三円式タントウ功→胸板からの採気と気沈丹田→意守丹田。

2、昇降開合においては次の三つを身につける。
?上体を前後に倒すことなく、膝の屈伸で上体を上下させる。
*息を吐きながら力を抜いて腰を沈め、息を吸いながら踵で床を押す。
?ふぁんそん掌を身につける。
?腕ワカメの動きを身につける。

※練功が進むにつれて、昇降開合での練功内容も変わってくる。

3、鳥の舞においては、〔樹木の呼吸〕の練功によって、脚の貫気、胴体の貫気、腕の貫気を身につける。
?足の裏から吸い入れ、脚、胴体、腕と気を通し、掌から吐き出すようにして、鳥の舞の三種までを加える。
?鳥の舞の4種目は、掌から吸い入れ、丹田に吐き降ろすようにする。

4、気のボール遊びは、気のボール感覚と、基本的な体の使い方を身につける。
※上体を立てたまま、前後左右にぶれることなく様々な動きが出来るようになることが目的。
?昇降開合のような上下の動きで気のボールを上下に動かす。
?上体の上下の動きにあわせてボールを横に回せるようになる(側円)。
?上体を前後左右にぶらすことなく脊椎を捻り、ボールを横8の字(∞)に動かせるようになる。
?脊椎の捻りが、骨盤から腰椎、胸椎と上がり、肩関節までゆるんで捻られるようになる。

(つづく)