話題:キス
親子ほど歳の離れたけんちゃんとのkissは、
優しく、熱く、長く
うっとりするようなものだった。
同い年のNさんとのkissはというと…
おじさんなのに、
熱くて濃厚な、ちょっとやんちゃなkissだ。
いや、
おじさん『なのに』は失礼かな。
だけど
普段のNさんを見てても、
そんなに熱いものが感じられないので、
ちょっと面食らってしまう。
どんな時も落ち着いていて、
淡々と仕事をこなす。
大声を出したり慌てたりすることもないし。
あんまり私にkissばっかりするから、
ちょっと吹き出してしまった。
『なんだよ。』
『いや、
こんな歳になっても、
いっぱいkissするんだなぁと思って(^^;)』
『そうなんだよね〜 何故か。』
『Nさん、50前のおばさんに チュッチュしてんのよ(^^;)
変態だよ〜!』
『ん〜、まぁ…
これでオレが 20代とかだったらヤバいけど、
歳も一緒ぐらいだし いいんじゃない?』
それ聞いて、カタマリそうになった。
Nさん、
私、ついこの間まで20代の彼がいたのよ…
あなたには言えないけど。
お昼過ぎ、
Nさんが仕事終わる時間に合わせて
待ち合わせ場所に行った。
『あっつ〜!
もう汗だく(^◇^;)
今日はね、珍しく必死こいて頑張ったんだよ!』
いつも淡々と仕事してるNさんが…
必死になることとかあるんだ(^^ )
遊びに行くためには頑張るんだって。
ちょっと遠かったけど
日帰り温泉に行った。
着いた頃、にわか雨が降りだしたので、
走ればいいや… と思ってドアを開けようとすると、
『そのまま待ってて!』
Nさんは車を降りて、
濡れながら トランクにある傘を取り出し、
助手席のドアを開けてくれた。
温泉施設の建物まで相合い傘。
でも、Nさんの体は傘から大きくはみ出してる。
『Nさん濡れてるよ(゜ロ゜)』
『ぁ、いーのいーの! すぐ乾くし(^^ )』
なんか、
こういう優しさ…
私、
お姫様だと勘違いしちゃうよ。
温泉の次は
アイスクリーム屋さん。
『ん〜!
お風呂上がりのアイスクリーム最高(≧∇≦)』
そこで夕飯の相談。
協議の結果、
前から狙ってた居酒屋さんに行くことにした。
予約も、その場でチャッチャと取ってくれる。
『先に飲んだモン勝ちね!』
『じゃあ、私が先に飲んだら Nさんが運転手なの?』
結局飲まない私が運転手なんだけど( ̄∇ ̄)
評判通りとっても美味しくて、
会話も楽しくって。
お店を出る時に車のキーを私に持たせたくせに、
ついクセで運転席に乗ろうとするNさん。
『ぁ、
オレ運転しなくていいんだ!
ラッキー(・∀・)』
『何がラッキーよ(^^;)
確信犯め…』
Nさんの、今の車を運転するのは初めて。
『車のカタチが変わっちゃったらごめんね。』
『いや〜!
ぷくぷくさんの運転だと安心(*^^*)
ここ、こんなに楽チンなんだな〜。』
Nさんは
助手席で靴を脱いで、電子タバコをくわえながら
私の腕に頭を擦り寄せてきたり、
時折私の顔を覗き込んだり…
もうすっかりリラックスしてご機嫌だ。
けんちゃんも 十分優しかったけど、
Nさんの また違った優しさに
戸惑ってしまう ぷくぷくです…
昨日 Nさんが、
『待ち伏せしてるから。』
と、
私の仕事が終わるのを待っててくれた。
『こんばんは!
ストーカーさん(*^^*)』
助手席に乗り込むと、
『お疲れさん!』
と、ニコニコして迎えてくれた。
『はい、誕生日プレゼント!』
『えーーーーっ!(゜ロ゜)』
『つまんないものだから恥ずかしいんだけど(^^;)』
スワロフスキーをつけた
可愛いぬいぐるみだった。
『やだ〜っ(^◇^;) ありがとう!
ってか、これ自分で買ってきたの?』
『当たり前だろ!
他の誰に頼むんだよ( ̄∇ ̄)
50前のおばさんには可愛い過ぎると思ったけど、可愛いの好きだろ。』
買うところを想像したら可笑しくて(^^ )
私は可笑しいのと嬉しいのとで、
彼は照れくさい気持ちで、
二人でゲラゲラ笑った。
付き合い始めてからのプレゼント1号となったけれど、
今までも色々なものを頂いてきたんだった。
彼は友達とよく旅行に行くんだけど、
その度にお土産を買ってきてくれたんだよね。
同じ会社にいた時に、
職場へのお土産とは別に…
今思えば…
私、
特別扱いされてたのに
ちっとも気付いてなかったよ。
明日は、
Nさんが半日勤務なので
午後からデートです(*^^*)
皆さん!
おめでとうメッセージや拍手、
どうもありがとうございました(*^^*)
おひとり おひとりに御礼を申し上げなきゃならないのですけど…
取り急ぎ 社員食堂より失礼して御礼を申し上げます。
そろそろ休憩終わるの〜(^◇^;)
誕生日は遅くまで仕事だったので、
Nさんには会ってませんが
職場の人たちにたくさんプレゼント頂いて
本当にありがたいことです(^^ )
この歳になったら、
誕生日とか別にいいや!
と思ってたけど、
周りの皆さんに大事にして頂けるので、
最近誕生日も楽しみになってきました。
で、
いくつかって?
来年、
十の位が 『5』になりますわよ( ̄∇ ̄)
先ほど
仕事中のNさんからラインが来た。
『お誕生日おめでとう(*^^*)』
めっちゃ嬉しい。
ひとりでニヤニヤしながらベッドにダイブしてしまった( ̄∇ ̄)
オバさんがベッドにダイブとか。
壊れるがな…(笑)
昨年までは、
自分からアピールしてて、
同学年なのに、彼は私より半年ほど生まれが遅いから、
『あ、もうそんな年?
かわいそうに( ̄∇ ̄)』
って、イジられてた。
今年の『おめでとう』はちょっと違う。
でも、彼より先に
『おめでとう』メッセージをくれた人がいた。
夫だった人だ。
夫婦だった時は、
お祝いしてもらったことなど一度もない。
『今日 ママの誕生日だよ♪』
という娘の言葉で気付く人。
離婚の前年くらいかしら。
夫がケーキ片手に帰ってきたので何事が起きたのかと驚いていたら、
娘の指示だったらしい。
『ママの誕生日だから、ケーキくらい買ってきて!』
そんな人が、
離婚後毎年メールやラインでメッセージをくれる。
今さら感はあるけど、
まぁ有難く頂く。
憎んでるわけじゃないから。
でも、
あの頃にそうやってしてくれてたら、
今も一緒にいられたかもよ。
私は今年も
HappyなBirthdayを迎えることができました。
あなたは…?