私はイライラしたり落ち込んだ時には、剃刀で体毛を剃ります。
剃れば剃るほど体毛は濃いくなるので剃りたくはないのです。ただお風呂に浸かっている時が一番思慮をし、結果落ち込むので近くにある剃刀を持ってしまうのです。

今日もそんなこんなで剃刀を持っていました。

将来のこと、というか少し近い未来のこと。将来の夢に就くための学校選びに嫌気がさしたのです。
手先が必要な学科なのに、私は不器用で要領も悪いのです。
技術なんか中学校までしかやったことがなく、不器用で大雑把な私には全く向いてない仕事だと思うのです。

余談ですが、私は美術部で絵画、工芸、陶芸をしました。
絵画は普通に馴れ合いの中で「上手いね」って言われる位になりました。しかし「誰が一番絵がうまい?」って話の時は名前は挙がりません。その程度です。
工芸は道具を壊すだけで、上手くはないです。ただチェーンソーは好きです、脆いやつだけど。計画的には出来ないです。
陶芸はクソです。顧問からも「お前のは(形が)汚いな」みたいな事を言われるくらいクソです。
手先のいる工芸も陶芸も出来ません。

話すを戻すと、そんなに人も要らない、競争率が高い職業なので生半可だと学校の四年間が無駄になります。
そんなの言い出したら頭の良い大学を出た売れない芸人やミュージシャンの人生は無駄なのか、ってなりますがそもそも私は凡人なので芸人にもミュージシャンにもなりません。なれません。

それはさておき、では何故その学科を選んだのか。それは簡単なことで『自分にしか出来ない仕事』『誰かを助けらる仕事』『将来海外に出て働ける仕事』『誰かに夢を与えられる仕事』だからです。
偽善者の私ですが、この仕事なら本気で人と接せれそうな気がします。気がするだけですが。
散々人の夢を斜め上から言ってきた私がこんな夢物語のような仕事がしたいと言うときっと怒られるでしょう。


なんてことをぼんやり思いながら、私は剃刀を肌に這わせるのでした。



逃げたい





さよならセクション


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