話題:今日の授業

昨日の演習はベッドシーツの掛け方と車椅子の移乗を学びました。シーツを張ったベッドを横から見た時、マットの四隅が三角形に折り畳まれているようにしなければならないのですが、これがもうちんぷんかんぷん。五回は言葉で説明を受けたのに、いざ自分でやるとなるとうまくいかないのです。わたしの班は20歳の子と40歳の方の経験者二人組で、二人に教えてもらいながら練習をしましたが、三角形をつくる事だけがどうしてもできませんでした。

あっという間に休み時間となり、二人がどこかへ行ったので、一人でシーツ張りの練習をする事にしました。自分の物覚えの悪さが歯がゆく、どうにかコツをつかみたかったんです。すると「えっ、何、すごい、ハウちゃん一人で練習やってるの？」と生徒さんが声をかけてきました。この間ある男の先生から足し算引き算ができないのを馬鹿にされた時、わたしの代わりに怒ってくれた人です。「うちの班二人とも経験者だから、できないのわたしだけなんですよ。下手くそなのが悔しくて」と答えると、「なんかもうそんなね、若い子が頑張ってるの見るとわたし泣きそうになるよ」とマスク越しに両手で口を押さえる生徒さん。学習障害の子どもさんがいるそうだから、もしかしてわたしに姿を重ねているのかな。

女の先生に「先生、あたまがパンクしそうです」と助けをもとめると「いきなりできるようにならなくても大丈夫よ。経験者の人は経験者の人で現場のやり方を知ってるから流れるようにできるけど、今日はじめてベッドメイキングしたって人とか初心者の人とか、最初からうまくいく筈ないから」との答がかえってきました。

授業の最後にもう一度シーツ張りをやる時結局四隅を三角形にしてマットの下に織り込むのがうまくできず、隣の班の生徒さん二人が応援にきてくれました。さっさっさっ、とシーツを張って「はい、ハウちゃんできたよ」とあだ名を呼んでくださって。……なんだかおんぶにだっこ状態の自分がとてもみじめに思えました。

ベッドに寝た人の体を起こす練習だとか、寝た人を真横へ移動(水平移動)させる練習だとかも初めてやったけれど、本当にわたしできるようになるのかな？と不安でいっぱいです。もうこんなのやーめたっ！介護なんて向いてない！と投げだしてしまいたい気持ちもふつふつと沸いてきますが、ここで逃げたらわたしは簡単にまた引きこもりになるでしょう。間違いないです。なので今日は自分のベッドでシーツ張りの練習をして、明日は母親(介護の資格有り)を利用者さんにみたてて復習をしたいと思います。向いているかいないかを考えるのは先延ばしにして、とにかく目の前のことを確実にモノにしていこう！

拍手してくれた方々どうもありがとね。

＞夢子さんへ
コメントありがとうございます。昨日はモヤモヤした気持ちのままブログを書いたけれど、夢子さんが客観的にまとめてくださったおかげで、自分の視野の狭さに気づかされました。Ｂちゃんがほんとうは何を考えているのか分からないけれど、今はベッドメイキングをきちんとできるようになるために頑張って意識をそらそうと思います。