prof:bkm:
30代/二次元/メンタル/お洒落
店長からのあったかい言葉
00:32 2017/10/12
ちょっと前に書いた記事の下書き。

派遣元が代理店を開くことがいよいよ決まり、もう店舗の契約も済ませたようです。専務からその話がさらっと受けました。

今月から派遣先のマネージャー陣ががらりと変わったことで、経費削減のためにもうわたしたち派遣との契約は終了になるかもしれないそう。となると自分はさっきの代理店勤務(店長)になるのでしょう。

正直に言えば両手をあげて喜ぶ気にはまだなれません。わたしは派遣先のみなさんに惚れ込んでいたし、代理店だと業務内容がまったくの別物になるから、それもモヤモヤがあります。

働けるだけありがたいこと、専務や社長に指名してもらえるだけありがたいこと、そうずっと言い聞かせているけれど、どうしてもまだためらいがあるのです。

この前、茶髪パーマさんとふたり稼働の日がありました。パーマさんは、来月からもしかしたら別販路へ飛ばされるかもしれない、と言います。

「派遣元とうちの契約が切れるんなら、ハウさんうちに来てくださいよ。ムーミンサブとかマネージャーとか、絶対ハウさんなら欲しがりますよ。だめですか?ハウさんさえその気が少しでもあるなら、本当に……じゃないと横の繋がりがなくなっちゃうから」

自分はどちらかといえばパーマさんにはあまり良く思われていないと感じていたから、とても意外でした。

この前、中国人店長と話をしました。

いよいよ代理店の開店が決まったので、もしかすると自分は今月が最後になるかもしれないということ。おそらく派遣先との契約も終了するだろうこと。

店長「そですカ。もう一緒に働けナイ。だたら、ワタシも来月からもう産休に入るかもネ。ウーン。ウーン……ハウさんは今の仕事が好きですカ?」
ハウ「そうですね、やっぱり事務よりは営業とか接客が好きですよ。自分の実力が試されるし、頑張った分だけ数字が出るし。なにより、お客様とお話するのが楽しいですね」
店長「そういうことカ。だたら、ワタシがハウさんにお店をさせマス。いくらあったら出来るノ?」
ハウ「えっ??」
店長「ハウさん、お酒飲む場所好きですネ。バーとかカフェとかやてほしいデスヨ。お店開くの、いくらかかりますカ?」
ハウ「ええ……わかんないですけど、えっ、なんでそういうこと言うんですか?」
店長「ハウさんと一緒にずっと働きたいからダヨ。今は難しいデス、でも自由になったらハウさんと働きたいデス」

永住権がない人は、ふたつの仕事を社員で掛け持ちすることができないそうです。
先月店長がこっそりと異動願いの面接を受けに行ってたのは、新卒さんのストレスも理由ではありますが、そのほうが永住権をとるために都合がよかったとのことでした。
それで永住権をとったら、今の仕事を続けながら、それとは別にわたしとの仕事をするつもりだったのだと打ち明けてくれました。(結果的に異動できなかったのですが)

店長「ハウさんにお店やてほしいデス。そしたらワタシの帰る場所、もうひとつできマス。中国人でも差別しない。いつもワタシのこと理解してくれル。ハウさんはワタシの居場所デス。あ!全然見返りとかいらないヨ!」

もう永住権のくだりのあたりから、涙が滲んでしまって。
友情にお金が絡むのは好きじゃないから店長に資金の援助をお願いするつもりはないですけれど、
でもこれだけ自分という人間の価値を認めてくれる人がいるというだけで、ものすごく救われた気持ちになれます。

心底惚れ込んでいる店長と出会えただけでも、故郷を離れて一人暮らししたかいがあったなあって。思うのです。

◆この新人さんは自分が悪いと思っていないので、の方へ
コメントありがとうございます。新卒さんが辞めて、パーマさんと店長と仲良しな別の女性社員さんがきて、今月はとても和やかな雰囲気に戻りました。わたしは新卒さんが発達障害かどうか知る由はないけれど、それを指摘する声はちらほらあがっていました。

◆Nicoさんへ
はじめまして、節目に立ち会う記事へのコメントありがとうございます!似たような経験をされていたのですね。そのときの傷は少しずつでも癒えていらっしゃるでしょうか…もしいやなことを思い出させてしまっていたら、ごめんなさい。結局わたしは好きだった人とは終わってしまったけれど、良い思い出になりました。

◆ぺろくんへ
いつもありがとう!正直、もう何を言ってもダメな人っているんだなあって勉強になったよ。気持ちを変えようとか、考え方を変えようとか、そういう次元じゃなかったなあって。ただ今の若いうちに生き方を学ばないと、 彼女がもっと歳を重ねたとききっと苦労するよね。それがちょっと不憫にもおもうの。

話題:いや別にすごい大事な話じゃないけどさでもさ誰かに曖昧な返事で聞いてほしいことってあるんだよ、あるんだもんだから、適当に聞いてほしい話

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