今晩は、水無月吹雪です。
此処は私が見た夢を元に書き起こした小説のコーナーとなっています。元が夢なので、支離滅裂になっている箇所が有ったり、中途半端な所で終わったりしますが、仕様なので苦情は受け付けません。予めご了承の上、先へお進みくださいませ。
また、興味の無い方はブラウザバック推奨です。
因みに、迷家並に不定期に出現しますので、予めご了承くださいませ。
大丈夫だという方は追記へどうぞ…
〜これは或る人間の物語〜
当時、私は同じ部署で働くAさんの家に間借りして暮らしていた。
Aさんの家はそこそこ大きい日本家屋で、お子さんも居るのに部屋が余っているからと、一人暮らしをしていた私に間借りを勧めてきたのだ。
ルームシェアに憧れていた私はその話を受け、冒頭に至る。
そうやって暮らしていた或る日の事。
私は会社で別部署の人から”ホームパーティーに来ないか?”と誘いを受けた。
その人とは度々話をする仲で、公私共にお世話になっている人だった。
その日は休みで、特段予定も無かった私は参加する旨を伝えた。
久し振りにゆっくり話せる良い機会が出来た、ととても楽しみに思っていた。
そして、迎えた当日−−私はAさんに起こされた。
時計を見ると、時間は集合時間の40分位前だった。
Aさんの家の表玄関は裏道に面しているが、大通りに出る小さな玄関も有り、其処から歩いて数分位に有る交差点で別部署の先輩Bさんが拾うという手筈だった。
幾ら近くで拾ってくれるとは言え、出掛ける準備は勿論、持っていくお菓子の用意もしなければならず、私は寝坊してしまったと飛び起き、急いで準備しなければと焦る。
そこでふっと隣を見ると、其処には既に準備万端なAさんが居た。
「え…何で貴女が準備万端なんですか…?」
私は吃驚した。
私の所属している部署では私だけが参加し、後は別の部署から参加すると予め聞いていた為である。
兎に角、時間が無いと、持っていくお菓子の数を考えようとし、Bさんから教えてもらった参加メンバー表を見ていると−−なんと、自分の所の課長も家族で参加すると書いてあった。
「(これ、上司が来ない内輪のパーティーじゃなかったの…?)」
混乱しながらも、時間が迫っていた為、私は急いで支度を始めた。
(end)