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例えば君が世界から消えたとして



ペンロ文章です
とある話の続きのローさん視点
んでもってキャスロ…←
ヤンデレな上にバッドENDです。
でもアナザールートなので…っ←
考えている続きはきっとハッピーENDなはず…

苦手な方すみません…苦情はどうぞ拍手やらメールやらお好きに…






例えば、ペンギンが目の前から消えたら?
以前ふと考えた時にでた疑問。
その時でた答えは、
ありえない
ただそれだけだった。
いなくなる、ということが考えられなかったのだ。
それ程に絶対的な信頼をおいているから。

だけど、今考えたら?
今その問題がでたら?
答えは見つからなくて、
帰ってこない確率と帰ってくる確率。どちらが高いかと聞かれればきっと帰ってこない確率だろう。
帰ってこないとわかっているのに、心のどこか奥底ではペンギンが帰ってくると信じているんだ。


だからこそ諦めがつかずにいつまでも引きずり、考えてしまう。


「な、ぁキャスっ、アイツ…アイツはどこにいんだよっ!?」

部下に縋り付くことしかできずに、困惑する部下を気遣うことも出来ない
だめな船長だと自覚はしている

「船長っ、大丈夫っスよ…?ペンギンさんならきっとすぐに帰ってきますから」

おれを抱きしめ震えるキャスケット。
気を遣わせてこんなことを言わせている自分をみたらペンギンはなんて思うだろう?


『部下に何を言わせているんだ!!いい加減にしないか!!』

とかかなぁ…?
ペンギンの声が頭の中で再生されて口許が緩む。同時に涙腺も緩んだのか、目から水が溢れ出た。

ペンギン、なぁ、今どこにいんの?
一人で寂しくないのか?
おれがいなくてもお前は平気なのか?






「おれは、寂しいんだよっ、ばか、や…ろォ…っ」




キャスケットをもう一度強く強く抱きしめた。
船長、と小さく呟くキャスケットを今一度強く抱きしめ離れた。


今まで支えてくれてありがとう。
部下でいてくれてありがとう。

お前が部下で本当によかった。





「ありがとう」









最後に笑いかけるとおれは深い青へと落ちた。
最後に見えたキャスケットは泣きそうな顔をしていた。








例えば君が目の前から消えたら?











お前の髪と同じ色の深い青へ堕ちる。








それがおれのだした答えだ―――――――










(いつでもどこでも君を感じていたいから)


















そのうち修正してMに移します。
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