おととい、宇多田ヒカルさんのライブへ行ってきました。


少しだけ前説。
小学生のときから大好きな宇多田ヒカル。初めて買ってもらったCDも、もちろんヒッキー。
毎日英語の聞き取りをして、くちずさんでいた。

ライブは二回目。だけどかなり久しぶり。座った席が舞台の真正面だったときには鳥肌が立っていた。
そして、彼女が舞台から出てきた瞬間に、堪らなくなって泣いた。

わりと小柄な人なのにとてつもなく大きく見えて、歌は上手いなんて次元じゃなかった。天性。

円形の舞台、360度客席。彼女は始終ぐるぐると移動しながら歌っていた。演出、照明、演奏なにをとっても素敵だった。

あの時間、あの空間を共有した人たちは誰もが、このコンサートが永遠に続けばいいと願ったと思う。
言葉足らずだけど、満たされる気持ちだった、と同時に、自分たちの心の穴まで包んで赦されたような心地だった。それはそのままでいいし、もっと良くなりたいね、というような。


「光」を歌ったとき、白い紙でできたハートが、紙飛行機みたいにふわふわ降ってきたのが、幻想的だった。

「大切な人を大切にする それだけでいいんです」って歌ってた映像が、頭から離れない。


私の音楽の根源はヒッキーだなあ。悲しくて暖かい歌が好き。オルタナもダンスミュージックもポップスも全部内包してる。

本当に、素晴らしい時間でした。寂しくはならないな、きっと。