みんなエスパーだよ!の録画を観ながら
朝ご飯食べて薬飲んで寝ようと思い
リビングに行くと父親が鎮座していた。
しばらく無言で私の顔みて
「あれ、仕事は?」と言ってきた。

父は、八月から保育士になることを知らず
今もう保育園で働いてると思っている。
(私も本来ならそうしたいが園がまだ出来てないので仕方ない。社会が悪いんだ父さん。でもなんか言い出しずらかったんだ分かってくれ父さん。)

幼少期は野球少年で
大学では天文サークルに入り
某電化製品の会社に入り
二十年以上サラリーマンをやっていて
朝は謎に5時くらいから起床し
趣味はアクアリウムと野球観戦という
もう何処をとっても真面目な父が
まっすぐな目で私を見てくる。

なんだかもう死にたくなったが
底辺には底辺なりのプライドがある。
私、負けない。
こんな悲しいモンスター(ほぼニート)
を産んでしまった社会が悪いんだ!

無言で冷蔵庫から熱ピタをとり
父に見せつけるかのごとく
無言で貼った。

ぺり。かさ。

父子ともに無言の時間が流れた。

もしかしたら父の方が死にたくなったかも知れない。
ちゃんと働こうと思った。

おばあちゃんから送られてきた
明太子が美味しかった。


話題:お仕事、頑張ろ!!

この話題書き見つけたときの
私の顔を想像してください。