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* bーboyーmeet *(FF8・サイファー×スコール 普通)



何をしてたんだろう、
何も思い出せない


鉄の金属臭さと手足に繋がれた錆びた鎖
薄気味の悪い機具がごろごろと転がっていて、一目でここが何処なのかわかった

「(・・・・・どうしたんだっけな、、、、そうだ。イデアを襲撃して、イデアの放った魔法が直撃して、、、

あの時、)」


言葉が出ない
疲労と不安
今となっては魔女襲撃も思い出でしかない

薄れた記憶の片隅に残る僅かな映像
昔から変わらないあの笑みは、今も俺を蝕む



「(・・・・・サイファー)」



何よりも、

堕ちてしまったアイツが、赦せなかった。
笑いながら言う
「魔女の騎士になった」
のだと

誇らしげにその邪に包まれた'魔女の騎士'と言う名の存在を、意気揚々と語る

昔話の幻想を自慢気に語るアイツの、いつもの微笑




* bーboyーmeet *




ーーーーガルバディアD地区収容所:拷問室

「よぉ」
「・・・・・サイファー」

数週間経った今、見る顔
既に死んだと思っていた

「・・・・・アンタ、何やってんだ。」

「わかってんだろ、魔女イデアを守護する'魔女の騎士'だ!」

「・・・餓鬼のままごとか

・・・・・っ!!!!!」



脇腹部に鋭い痛み、
サイファーのガンブレードが深々と突き刺さっていた

「なァ、スコール。この部屋なんだと思う?」

「・・・・拷問、部屋。さしずめアンタは、拷問係だな、」

「まぁ、この際憎たらしい口も見逃してやろう。
今からもっと屈辱的で羞恥なものを味合わせてやる」

「・・・・皆は、、、どこだ」

「他人の心配してる余裕あんのかよ

・・・・・いるぜ、伝令の女も先生もチキン野郎も」


安堵して溜め息をつくも、その顎はサイファーの顔を見上げるようにたくしあげられる。


「だけど、俺はお前が大好きだからよー
こうして一番に来てもらった訳だ。」


一番聞きたくなかった、その言葉

アンタはそうやって笑い飛ばす冗談の材料としてその言葉を使う


「・・・・・今更。」

嘘くさい台詞はいらない。
アンタが俺を好きだと?



「俺を馬鹿にするのは止めろ、ヘドが出る」


アンタが好きだった俺は裏切られた。

お互いに力を競い合って、いがみ合って、いつの間にか重要になってた存在


「・・・・・だからアンタのことは嫌いだ」

理由も聞かずに相手を否定する
向こうも苛立ちが募る

「'魔女の騎士'は俺の夢だったんだよ!ガーデンでの生活は長くて退屈で
まァ、お前という楽しみもあったがな

この何の楽しみも夢も希望も無い毎日に新しい人生を見つけた!
それが、'魔女の騎士'だ」

「・・・・・・」

「俺はいつまでも縛られたくねぇ!自由でいたいんだよ、!」

「・・・・だから、俺に理解しろ、と?
不可能だ、俺は俺で任務を全うする
アンタに罵声を浴びせられようが、拷問を受けようが何も答えはしない」

何にも屈しないと
'SeeD'として鍛えられた精神は怯まないように出来ていた

「お前のことが好きだから穏便に済ませようと思ったんだが、
仕方ねぇな」

「・・・・・っ、、、・・むぅ・・・」

ジャラジャラと金属と金属が擦り合った高い音がして
強引に引き寄せられ口づけされる

「、、っ、何を・・・、、、飲ませた!!!」

「お前がサイコーに可愛くなる薬、即効性の媚薬だ」

「・・・・っ・・サ、、、イフ・ァー!!」

「悪いな、スコール。俺はもう戻れねぇんだよ

オイ、お前。電流を流せ」


感電による断末魔と相反して感じる身体に意識は遠退く。
最後に見えたのは、あの時と同じ歪んだ笑み


「もっと、憎しみを募らせろ
お楽しみはこれからだ」














*感想*
終われ。
長い、無駄に長い。
しかしFF8のあの拷問シーンは大分腐じょs←
を萌えさせるシーンだと思う。
サイファー×スコールが好きですよ!
なんか、こうライバル歪み愛って素敵。
次こそ18Rに!

*楽屋って自由(無形 石田×井上 試し書き


「こらぁ、井上。楽屋でゴロゴロすんなや」

楽屋にマットをひいて、携帯をいじくりながらゴロゴロと転がるタンクトップを着た男、井上。

それを仁王立ちで叱咤する男、石田。

「知らんわ」
「なんか嫌やわ」
「自分が転がれんからひがんどるんやろ?讓らへんからな」

「ちゃうわ!ブタのように転がってたら家畜になるで!」
「・・・・・」

都合が悪くなると聞いてないフリをする。
相変わらずカチカチと携帯(ブログを更新しているのであろう)を打っていた

「このっ、、、襲って食ったるぞ!」

ビクッと井上の肩が震えた
井上の痛い部分を見つけた石田は更にそこを追撃した。

「・・・・・昨日みたいに、あぁ激しかったなぁ」

「・・・・・ッ」

「まぁ、今此処でもいいんやけどね。誰か来て恥ずかしいんのは井上だしー、」

「ちょ、!・・まっ」
「あ、でも羞恥プレイ好きやったなぁー、、、なぁ?」

「はぁ?なにいっ
「家畜は美味しくいただきます」

ちょっと!と言ったのは勿論、井上。
「今日マット敷いてゴロゴロしとんのは、石田のせいやろうが!」

「は?」

「こ・し・が!!腰が痛くて立ってられへんのや!ボケェ!」

そうだったんや、と石田が言うと
「俺専用のマットやからな!入ってくんな!」

といった

無論、入るなと言われると入りたくなるので

タンクトップを襲ってやりました

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*カルヴァリオ(ウルフウッド 単品 思想


「(何やっとんのや、ワイは・・・・・)」


自分が陥れたが為に、すでにヴァッシュがナイブスとレガートに拘束されて半年が経った。

静かな空間、其処には割に似合わない小さく項垂れた男の姿があった。

「(トンガリをここまで連れてくるのが任務だったんやろ?何を今更悔やむ必要があんのや。
これはビジネスであって、その為に奴に取り入っただけで)」

自らを宥めようとするも、今まで歩んだ道程と記憶は罪悪感を沸騰させる

ヴァッシュが拘束されたあの時、心に穴が空いた。
しがらみとか、達成感とかそういう物ではなく大切な何かを欠落した空虚




自分の名前を呼ぶ、

己の体よりも
他人の心配が好きな馬鹿野郎
ヘラヘラと愛想笑いで、
心の奥にドス黒い感情を抱く
大食らいで、涙脆くて
何時も隣にいた

はずなのに


「(ちゃうやろ、こんなん)」


ウダウダ悩むなんて、自分らしくない。
考えるよりも、思った通りに行動すれば良い

片肩にパニッシャーを担いで彼の元へ走り出した
周りの声はノイズとなって言葉さえも耳に響かなかった。

半年のブランクはあまりに長すぎて
堕落した半年間を恨んだ



鋼鉄の扉に弾丸を撃ち込んで壊すと、そこには

ナイブスの番犬、と

痩せこけたヴァッシュの姿

「(よぉ、ええ姿やな

ワイも十分に感化された大馬鹿野郎になったもんや)」
吸っていた煙草を足で踏みにじって、笑った


「(何が起ころうとワイの命が尽きるまで、


おんどれを助けることを諦めん)」


他人の為に命を賭けて


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*Reconciliation(ヴァッシュ×ウルフウッド 一応。


懐かしい消毒液の匂いが鼻に絡み付いて、規則的な心電図の機械音が病室に鳴り響く。

2人は一命をとり止めているものの、その病室は静かさを留めていた。

GUNG-HO-GUNS、レオノフ・ザ・パペットマスターとグレイ・ザ・ナインライヴスとの戦闘後、2人の姿はその闘いの凄まじさを物語っていた。

ヴァッシュは大量の出血と内臓が破裂しており、ウルフウッドは全身の骨折、体は見るも無惨な姿に変貌していた。

「・・・・・・ウルフウッド、生きてる?」
「おんどれこそ、」

2日ぶりの会話、話すのもやっとの体で

「君無理しすぎ、あんなのに体当たりで、突っ込んでいったら
「・・・・・れこそ、
無理しとんのは、おどれも一緒やろ」

「だけど、彼らは僕の刺客だし
「なら、自分のことだけ心配しろや」




「他人のことなんか心配すんな」


2人の途切れ途切れの会話がついに途切れた





「君は他人じゃないだろ、」

「・・・・・何が

ワイは平気で人を殺すし、ナインライヴスも、躊躇いなくぶっ殺してやった。

自分を守る為に、殺す、トンガリのように強うなれん、真逆や」

相手を殺さず、ハンデは自分が負うなんて
そんな命を散らす覚悟は出来てない

「君がなんと言おうと、君は僕の

「他人や」




いつか裏切るのなら、


一線は越えるな
無駄な、感情は持つな

これは罰なんだから

「("仲間"なんて言うな、

ワイは、"敵"なんやから
)」

何人足りとも、この死人の血に濡れた手を
戻すことは出来ない

「・・・・・・それでも」


「・・・・・・・」


また病室は静けさを取り戻した
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*痴話喧嘩(ヴァッシュ×ウルフウッド リハビリ作品



「おぃ、トンガリ。」
「・・・・・・なんだい、ウルフウッド」
「おんどれ、わいに何か隠してんやろ」
昼飯を食べていた最中、途端にスパゲッティを啜ることを辞めたウルフウッドがヴァッシュを睨んでいた

、、、隠し事?

「いろいろあるなぁ、」

この前、ウルフウッドが内緒に隠していた秘蔵の酒を飲んでしまったこととか

その前にはパニッシャーを倒して、部品が外れたのを見てみぬフリをして逃げたり

さらに前に遡れば、ウルフウッドの薬莢を少しばかりか大量に内密に拝借したこともあった

「(まだあるけど)君に隠していることといえばこんなものかなぁ」
「ちゃうねん。そんな前のことやあらへん」
「うーん・・・・・(もしかして)」






「昨日一緒におった女は誰や」

「(やっぱり、)」


ヴァッシュが困った顔をするとよりウルフウッドの顔が険しくなった

まぁいいか。
悪いことはしてないし
これはこれで楽しい
開き直ったヴァッシュは威嚇する眼を見つめた

「気になる?」
「っかしいわ!!、おんどれが何処の誰とちちくりあってもかまわへん!!!!!!」

「嫉妬?」
「殺すぞ、トンガリ」

パニッシャーを構え、臨戦態勢をとる姿とは裏腹に火が吹き出しそうなぐらい赤い両頬

「勘違いしてるようだけど。」
「なにがやっ!!!!」



「彼女は結婚してるぞ」


「は?だって家に・・・・・」
「彼女の旦那さんが僕のファンらしくてね。ちょっとお呼ばれにあずかったんだ」


「そういうことは早よう言えや!クソトンガリ!」

朝言ったら、興味無さそうに空返事したじゃないかと反論した

「とはいえ、ウルフウッドが嫉妬してくれたのは嬉しい」
「なにいうてんねや、」


「違うの?」
「違うわ」

そういうと、手を止めていたスパゲッティにもう一度手をつけ始めた

「僕はウルフウッドが浮気したらトチ狂うだろうな

いくら殺さずとはいえ、
4分の3殺し」


長いスパゲッティがブラインドのようになってウルフウッドの顔を隠した。


「ばかやろー、、、


わいやって、同じ気持ちやったわ。」




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