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居場所

また居場所をなくしてしまったよ。




そしてそう言って泣いたら『居場所ならここにあるじゃない』って怒られたよ。



私は薄情だね。
そして欲張りだ。



それでも私は家族以外の場所に、社会のなかに、居場所がほしいんだよ。
お母さんが愛していてくれてても、足りない。


足りないんだ。
足りないの。
なんでなんだろうね?



ごめんね。

自分

わたしはわたし自身のことを全然わかってないんだって。
自分がどうなりたいのか、どうしたいのかわかってないって言われちゃいました。
それがわからないと何にもうまくいかないんだって。
いろんなことに対して経験不足で、そのせいで自信もないんだって。

ドキッとした。

その通りだなって思ったから。
頑張るのを途中でやめて、何かを望むのもやめて。
もう疲れたって言ってすべてを諦めた。
けど、ほんとうはどこかでしあわせを望んでいて。
だから、あのとき泣いたんだって。

出来るなら、もう一度頑張ってみたい。
しあわせを望んでみたい。乗り越えてみたい。
これが最後かもしれないから。
頑張るチャンスは今しかないって気がするから。
そう思った。

全部わたし次第。
これからを決めるのは、わたしなんだ。
こわいなぁ、自信ないな。
でも、これが普通。
みんなそうやって生きてるんだよね。
わたしはそれをサボってたんだ、今まで。
だからわたしは今からその当たり前を頑張ってやっていくんだ。

もう一度だけ、もう一度だけ。
頑張ってみる。

空回り

どんなに一生懸命生きているつもりでも
その姿は不恰好で不器用で情けなくて
いつも自信がなくて逃げる小心者で
自分が傷つかないために平気で嘘をつく卑怯者なんだ
あの頃望んだ居場所が今の私にはあるのに
なのにどうしてこんなにさみしいんだろう
どうしてかなしいのだろう

家を飛び出して
大声で叫びたい気分

しあわせになってほしいって言葉が
くるしい
なにが正解なの?
わからない

低体温

ゆらゆら、ゆらゆら
不安定な気持ち

また不安につかまってしまった


やっぱり私の時間はあの頃から止まっている
働いている実感がない
学校の延長のようなそんな感覚
社会人としてなんて無責任なと自分でも思う
それでもそれじゃあ人としてダメだから、栄養ドリンク飲んで疲れを誤魔化して、ちゃんと頑張ってますと仕事は出来なくても普通の人間らしく振る舞う
私はやっぱり馬鹿で愚かだ
死にたくなる
やらなきゃいけないことから目を背けてる
わかってる
考えることすることたくさんありすぎて、なのに私は要領悪すぎて、どうしてこんなに馬鹿なのかと自己嫌悪の繰り返し
明日なんてこなくていいと思ってる
したいことも、行きたいところも、ない
すべてが面倒で、ただ、ただ、面倒で
それでも不安になるのは、やっぱり幸せを本当は望んでいるからだろうか?
明日が本当になくなってしまうとしても、私は何かを後悔するだろうか?

言い訳

理想と現実はどうしてこんなにも違うんだろうか


なんて、そんなこと

大変なのはわたしだけじゃないのに

自分がいちばんツラいとか思うなんてズルい

もっと頑張らなくちゃ

もっと楽しそうに明るく見えるように笑って

じゃないと幸せから嫌われてしまうって



唱えて目を耳を塞ぐ
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