2013-12-23 21:50
○笠松幸男
黄のクラン・海常に所属するクランズマン。固有の属性は「土」。
立場上は王である黄瀬に従う配下という建前になっているが、クランの運営は笠松とその同僚たちが取り仕切っているので、クランの実質的なまとめ役でもある。そして黄瀬の飼い主。
クランズマンとなる前は異能を持たない一般人だった。新たに得た能力は獣化。狼の姿に変身し、腕力・脚力といった各身体機能を大幅に強化する。獣形態のときは動物との意思疎通も可能。ただし元一般人ゆえに異能の扱いにまだまだ馴染んでおらず、耳や手足の一部だけを中途半端に変化させてしまってしばらく元の姿に戻れなくなることもしばしば。
弛んでいたのを一喝&しばき倒して以来、やたらとめげずに懐いてくる駄犬こと黄瀬のアプローチに辟易している。とはいえ(ごくたまにだが)王らしく風格ある姿を見せる彼に不覚にもちょっとときめいてしまったりして、そのつど照れ隠しに黄瀬を張り飛ばすか悶死したい衝動に駆られる。認めたくないが惹かれている自覚は一応あるらしい。
○高尾和成
緑のクラン・秀徳に所属するクランズマン。固有の属性は「風」。
ストレインで先天的に有する能力は千里眼(超視覚)。あらゆる物理的な距離、障壁の有無にかかわらず周囲の状況を俯瞰し把握できる。能力の特性上索敵にも長けており、緑間にリンクして自らの視界を共有させることで彼の狙撃能力の精度をより高める役割も果たす。またクランズマンとなった際、新たに瞬間移動(テレポート)能力を得ている。自分以外の人間や物体を移動させることもできるが、手間がかかるしそれなりに体力を使うのであまり頻繁にはやらない。
元からそれなりに高レベルの能力者であったこともあり、クランズマンとしていずれかの王の支配下に入る気など当初はさらさらなかった。──のだが、初めて直に顔を合わせた緑の王のいろいろと飛び抜けた人となりに興味をひかれ、渋い顔をする彼に構わずクランズマンとなることを宣言、現在に至る。表に裏に真ちゃんのサポートはまるっとお任せ☆なHSK。実は物語開始時点ですでに付き合ってる唯一のカップルだったりする。
○桃井さつき
青のクラン・桐皇に所属する能力者。固有の属性は「光」。自分に対し従属的立場となることを青峰が望まなかったため、実は正式な青のクランズマンではない。形式上は一般人、かつクランの一支援者という立場にある。
ストレインでもともと有していた能力は接触感応。手で触れた人間、物体に刻まれた記憶や情報を感じとる。その特性を生かした情報収集や分析を得意とする。種別としてはテレパシーとは異なるが、直接触れていれば相手の心を読むこともできる。また、クランズマンではないものの青峰の影響下にいることで新たに治癒能力を得た。ただし発動の際には自身の体力を消費するため乱用はできない。
青峰とは幼馴染。彼が王に選ばれたのを機に、お目付け役兼ストッパーとして行動をともにしてきた。王にはなれないにしろ限りなく彼らに近しい者として他のキセキの王たちとも面識がある。特に黒子とは青峰を介して仲良くなり、現在もなにかと親しくしている。
本人は知らされていないがよくも悪くも青の王にとっての台風の目にして逆鱗というべき存在であり、へたに手を出せば痛い目をみる「青のクランの姫」として一部の関係者の間では有名。今吉いわく「タチ悪い無自覚過保護」。
○氷室辰也
紫のクラン・陽泉に所属するクランズマン。固有の属性は「氷」。加えて潜在的に「火」も併せ持っている、能力者としては稀少な二重属性持ち。
能力は凍結。氷塊を生み出して攻撃するだけでなく、周囲の外気温の調節や熱を奪うことで相手の動きを封じる拘束術、氷の足場を生成して空中を移動するなど、能力の制御と応用に関してはかなりの腕前を誇る。前述の通り火属性持ちで発火能力の素養もあるが、本来相反する性質のため力が反発・暴走しやすく常に不安定な均衡状態を強いられている。また強度の魅了体質で、黄瀬のものと異なりこちらは両性に作用する。
ストレインだが能力がなかなか開花せず、幼少期にとある異能者研究機関に預けられ、度重なる実験によって強引に能力を引き出させられた経験がある。そのため自分の能力は人為的に手を加えられた紛いものだと感じており、対照的に自然と異能に目覚めた火神が自分を上回る資質を有していたことで彼に対しコンプレックスを抱いていた。日本で再会して以降は、揺れる心を拠りどころとなって受けとめてくれる紫原の存在もあって、徐々にそのわだかまりも解消されつつある。
○降旗光樹
無色のクランが統括を一任する誠凛地区に住む学生。無色の王・黒子や火神といったクランの主要メンバーとは学友同士だが彼自身はクランズマンというわけではなく、あくまでしがない一般人。
異能と呼べるような能力はこれといって特になし。ただし周囲、特にキセキの五王権や黒子に言わせると「あの大物(赤の王)に個人的関心を抱かせただけである意味天賦の才」だとか。本人はなんで自分なんかに興味を持っているのかさっぱり理解できていない。
無色の王と炎使いの友人という縁が手伝ってか、自身にその気がなくともそれなりに異能者絡みの事件に巻き込まれているときがある。ある日ひょんなことから助けた赤い猫(実は赤の王の意識を投影した分身だった)に誘われて洛山地区内の聖域に迷い込み、そこで赤司に遭遇したのがきっかけで人生が思わぬ方向へドリフトするはめに。普通にいい子なので実渕ら赤のクランズマンからの評判も上々。
なんの能力も持たない身であっても、少しでも赤司の助けになりたいと思っている。
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