いつも通りのレン→真斗設定でトキヤと春歌の変態化が半端ない仕様でお送りします。
珍しく翔ちゃん中心(のつもり)
藍ちゃん=ロボはみんな知ってる設定で
★事の発端
「突然集まって貰ってごめん、今日はみんなにお願いがあって。」
「藍が俺等にお願いなんて珍しいな。」
「ボクだけじゃどうしようもない事だから。」
「僕たち藍ちゃんの為なら、いっぱいい〜っぱい頑張りますよ。」
「ありがとうナツキ。それで本題なんだけど。ボクの体は今ウイルスに犯されているんだ。」
「は!?大丈夫なのかよ。」
「君たちで言う所の風邪程度なんだけど、風邪だって甘く見てると死ぬことになるでしょう?」
「そうですね、油断は出来ません。」
「でもこのウイルスは寝てればどうにかなる物ではないんだ。しかも普通のウイルスバスター機能も効果がない。」
「えぇ!?じゃあ死んじゃうの!?」
「そこで博士が開発した特殊なソフトがあるんだ。」
「“バスタークエスト”多人数参加型のアクションアールピージーかい?」
「ゲームかよ!」
「ウイルスがなかなか高性能らしくてね。ゲームで近付くのが最善の方法なんだ。」
「つまり美風さんは俺たちにそのゲームをクリアして欲しい、と言うことですか?」
「そういうこと。仮想現実の世界に精神だけ送り込んで、そこのラスボスを倒して欲しいんだ。」
「そのラスボスとやらがウイルスそのものということだな?」
「アイアイの事を助ける為だもんね、れいちゃん頑張っちゃうよ。」
「ワルモノはセイバイです!」
「ありがとう。注意事項があるから聞いて。まず、みんながゲームをスタートしたらボクは浸食を抑えるために強制睡眠モードに移行するからサポートは出来ない。」
「マジかよ!」
「その代わり彼女にナビゲート役を任せたから、まあ安心して。」
「精一杯皆さんを導けるよう頑張ります。」
「次に、物語で死んでしまうとその人はそこでゲームオーバーでコンテニュー出来ないから注意して。」
「ゲームオーバーになるとどうなるんだ?」
「現実に帰ってくるだけだから心配しなくても大丈夫。それと、無事にラスボスを倒してくれたらボクからお礼にケータリングをプレゼントするよ。」
「早くやるぞ藍。」
「さっさとせんか。」
「最初はそれぞれジョブセレクトから始まる筈だから。みんな、よろしく。」
★職業を選択しましょう
『みゆきちの美声に酔いなさい。と言うわけで皆さん聞こえてますか?』
「おう。聞こえてるぞー。」
「わあ!誰も居ないのにハルちゃんの声がします。」
『ナレーション、天の声とかとかみたいに呼ばれるやつなんですよ。皆さん真っ暗闇の中私の声だけしか聞こえて居ない状態だと思います。』
「みんなどこ行っちゃったの?」
『各々がジョブセレクトゾーンにちゃんと居ますよ。会うまで仲間の職業がわからないワクドキ仕様らしいです。』
「へえ、スリルがあって良いね。」
『では皆さんがこれからゲームを進めるにあたり属する職業を選んでいただきます。』
「選ぶと言うが、暗闇の中どうやって。」
『インストール完了しました。ホログラムが現れますので、なりたい職業に体を重ねて下さい。あ!勿論性的な合体ではないですよ?』
「違うんですか…………」
『がっかりしてないでさっさと選んで下さい一ノ瀬さん。』
「なんか種類やたらと多くねえか?」
『あなたのやりたい事がきっとある!がモットーだそうです。108種類もあるそうですよ。』
「職業名と衣装だけで決めろと言うのか。」
『はい。ナビゲート用の端末にも詳しくは書かれてなくって、ご説明出来ず申し訳ありません。』
「びびっと来た職業になればいいんたね?」
『そうですね。私は皆さんの着替えを楽しく観賞させていただきます。』
「ちょっと待て!春歌は俺たちの事見えてんのか!?」
『それは勿論です。見えなければナビゲート出来ませんから。』
「目ぇ瞑って待ってろ!お願いだから!」
『ふふふ、冗談ですよ。確かに皆さんの事は見えてますけど、ホログラムに体を重ねたと同時に装備が完了してしまうので着替えは見れません。誠に遺憾です。』
「心底安心した。」
★全員集合しましょう
『皆さんジョブセレクトが終わりましたので始まりの街に転送されます。』
(真っ暗だった空間が消えて屋外に)
「翔ちゃん、なんだか久しぶりだね。」
「そんな時間たってねぇよ。つか、那月のジョブはなんなんだ?」
『皆さんのジョブについては今資料が届いたので私が説明します。』
「待ってくれハル。黒崎さんがいらっしゃらないんだが……」
「ここにいる。(がたんがたん)」
「ん?」
『黒崎先輩のジョブはロッカーです。』
「まさかこの掃除用具入れって……」
「掃除用具入れ呼ぶな!ロッカーだっつってんだろ。(がたんがたん)」
『1つずつ流れていくジョブを見ているのが面倒と言われたので、私が一覧を見てロッカーがありますねって言ったら見た目データも見ずにセレクトしてしまったんです。』
「蘭ちゃんはせっかちだからね。」
『ただのロッカーと侮ることなかれですよ。寿先輩、ドアを開けてみて下さい。』
「ランランちょっと失礼するよー。(がちゃ)」
「掃除用具ロッカーと思っていたが、棚が3段もあるな。」
『バトルは出来ませんがアイテムを収納することが出来て、レベルアップで棚が増えます。』
「戦えぬのにレベルが上がるのか?」
『ポケ〇ンの学習装置みたいな機能が搭載されているので皆さんの頑張り次第です。』
「黒崎さん、俺は頑張ります!」
「おぅ、よろしく頼む。(がたんがたん)」
『因みに聖川さんのジョブのおかんは収納上手というスキルがあるので黒埼先輩と相性バッチリです。』
「マサ、おかんだから割烹着なの?いつも通りだったからジョブは御曹司なんだと思ってたよー。」
「割烹着が御曹司の正装ならレンはどーなるんだよ。」
「レンくんは御曹司じゃなくって愛の伝道師だから割烹着じゃなくていいんですよぉ。」
『四ノ宮さんよくわかりましたね。神宮寺さんのジョブは愛の伝道師ですよ。』
「だからバラくわえてるんだ。」
『愛の伝道師は敵モンスターが異性の場合懐柔することが出来てバトルせずに経験値が稼げます。』
「へぇ、レディを魅了するジョブだなんて俺にぴったりだね。」
『そのかわり敵が同性だった場合嫉妬されて敵の攻撃力は二倍になります。』
「めっちゃ諸刃の剣じゃねぇか!」
「なんとゆうか、まさにレンって感じだね。」
「どうゆう事かなイッキ?」
「マサに相手にされてないとことか?」
「愛の伝道師のスキルって仲間にまで効くのかい?」
『それは単に神宮寺さんの人望の問題です。次、四ノ宮さんのジョブですね。』
「はいっ!」
『四ノ宮さんのジョブは……踊り子ですね。』
「衣装がひらひらふわふわなんですよぉ!」
『スキルは高速回転らしいのですが、詳細が書いてなくて。』
「もしかして、回るだけか?」
『今わかっている範囲ではそうですね。』
「早く詳細がわかるとよいな。」
「はい!翔ちゃんはケン王ですか?」
「おう!憧れのケン王があったら即選ぶだろ普通に。」
『あの、翔くん。』
「ん?どうした春歌。」
『大変申し上げにくいのですが、翔くんのジョブは‘ケンカの王子様’ではなく‘ケンダマ選手権の王者’なんです。』
「…は?」
『どうやらケン王は著作権的に無理だったけどせめてそれっぽいものを入れたかったみたいで……』
「マジかよぉぉぉぉぉぉぉ!」
★ジョブ紹介を続けましょう
「ねぇレディ、イッキは着物を着ているけどジョブはなんなんだい?」
『一十木くんのジョブはギ〇ー侍ですよ。』
「それの著作権はいいのかよ!」
「一発屋だから思い出される要素になって喜ぶんじゃない?」
「さっきから音也辛辣だよな。」
「えー、事実しか言ってないよー?」
『それはジョブ起因ですね、色んな事を斬るのが仕事ですから。つまりいつもよりもドS仕様でお送りすることになりそうです。』
「本当ですか音也!さぁ私を存分に罵るといいですよ。」
「(無視)セシルの格好、隠れたいのか目立ちたいのかわからないね。」
「これはニンジャです!」
『書き手の趣味でスタイリッシュ英雄アクションの虎若子の忍風です。』
「それの著作権は!?」
『あくまでそれっぽいだけですから。翔くんのケン王と一緒です。』
「翔もいい加減に諦めなよ。」
『あとは寿先輩とカミュ先輩と一ノ瀬さんのジョブですね。』
「俺のは説明せずとも見た目でわかるだろう。」
「バロンは剣を持ってるからナイトとかかな?」
『魔法剣士です。』
「そんなRPGの王道な職業あったんだな。」
『ありましたよ。勇者とか、僧侶とか、あとプリンセスとか。』
「わあ!翔ちゃんお姫様になればよかったのに、残念です。」
「ならねぇよ!」
『寿先輩は唐揚げ屋さんです。』
「そのまんまだねれいちゃん。」
『確かになんの捻りもないですけど、敵が食べ物系だったらこのゲーム唯一の回復アイテム唐揚げに出来る唯一の回復要員なんですよ。』
「ほう、寿にしては役立つジョブを選んだではないか。」
「なんか唐揚げとか聞いたら腹減ったな。(がたんがたん)」
『黒崎先輩はロッカーなので食べられませんよ。』
「なんだと!?餓死システムは?(がたんがたん)」
『トル〇コじゃないのでその心配はありませんよ。』
「拷問だ……(がたんがたん)」