もそもそ

静貴｢なぁ｣

帷｢ん？なんだ？｣

静貴｢お前は雑煮を作れるのか？｣

帷｢雑煮？あの餅の？｣

静貴｢ああ｣

帷｢雑煮か…そういやしばらく食べてないな。なんだ、雑煮が食べたいのか？｣

静貴｢前の主がこの時期になると作ってくれてたんだ。お前も作れるかなと思って聞いてみた｣

帷｢作れないことはないけど、別の人に作ってもらった方がたぶん美味いと思う｣

静貴｢そうか……｣

帷｢食べに行くか？｣

静貴｢いいのか？｣

帷｢俺も久々に食いたいしな。年末だし仕事休んでも罰はないだろ？｣

静貴｢最近仕事なんてなかっただろ｣

帷｢それは言うなよー……雑煮の前に年越し蕎麦を食べるけど、蕎麦は食べれるよな？｣

静貴｢蕎麦……そういえば、他の人間から蕎麦をもらっていたな｣

帷｢年越し蕎麦を食べるなら、おすすめの蕎麦屋があるんだがどうする？｣

静貴｢蕎麦は食べれる｣

帷｢よし決まりだ！空けといてもらうように連絡いれとくな｣

静貴｢楽しみにしてる｣





雑煮はきっと安芸さんの所に食べに行くんだと思ってる