眠りに堕ちたまま できればこのままで

フッ…にんじんごときが私に牙を向こうというのか?

…………夢か｡日記を書く最中に夢うつつになってしまったようだ｡…嫌な夢だ｡
今日は収録だな｡…毎度ながらあの赤狼は主夫だ｡なぜ日も昇らぬ内からわたわたと動けるのか｡…まあ助かるのだが｡
とにかく､声の調子を整えねばならないな｡ふむ｡


……寄るなにんじん｡触れるな…ッ

朝食だと叩き起こされたのが九時頃｡憎き橙の根菜を端に避けて口煩く言われ､しまいには食べるはめになりふて腐れながら再び自室で眠りに落ちて今に至る｡
…それでもまだ日は高い｡何を怒ることがあるのだあの赤狼は｡緑の透明人間はただ笑い転げているだけだしな｡
…仕方ない｡仕事をするか

初日記に何を書こうかなどと決めていなかったな…(思案)

…今日は少し違った雰囲気の曲を考えてみた｡頭にふと過ぎったのでな｡ただ…我が同志の狼とミイラ…いや､透明人間には驚かれそうだ｡私もたまにはこんな曲も書く､と知らせてやるか(くすくす)
ドラムとベースを任せているからな…後で意見を聞きに行かねば｡さてどうなるか…｡

ユーリが新曲を出してからまたしばらく経ってしまったな…｡巷の噂通り､次は本当に32台目に活動するのだろうか…｡それでも私はユーリの曲を待つ｡無論だ｡何せユーリの曲の美しさと鋭さと言ったら…(３０分経過)おっと､文字数制限とやらに引っ掛かるところだったな｡今日はこのくらいにしておこう｡