話題:お一人様

今の夫くんと付き合う前のお話です

四年間お付き合いしていた人がいましたが、どうしても結婚を考えられない理由や、人として尊敬できない部分がチラチラ見え隠れしてきて別れることになりました

その時思ったことは、次お付き合いする人はきちんと自分から好きになれる人であること
それだけでした

お別れして少しした頃からなんとも言えない自由な気持ちになり、車を買い替えたり、一人旅したり、一人でRISING SUN ROCK FESTIVALにテント抱えて行ってみたり
仕事も時間を気にすることなく出来たし、出張も進んで行き、お金もある程度貯まりました
お一人様を謳歌していたんです

そして気づいたら四年間が過ぎていました…
年齢も30才を越えた頃です

それでもそれに臆することなく、私が好きになれる人と出会えるまでお一人様を貫こう、一緒出会えなかったらそれはそれでいいと覚悟を決めていました

幸にも定年まで働ける職業でお給料も男性と同じなので

それでも正直友人の結婚や出産を心の中で羨んだりしたこともあります
たとえ結婚したって幸せだとは限らない!と思ったり

そんな中、今の夫くんとご縁があり出会うことが出来ました
本当にご縁としか言いようがありません
音楽の神様の思し召しとも言えるようなご縁です

出会ったその日の夜、私は一人布団の中で「この人だ!」と興奮したと同時に連絡先を聞かなかったことを後悔していました

諦めきれなかった私は小さなプライドを捨て、共通の知人を通じてアドレスを教えて貰うことにしました

それからは当時まだ付き合ってもいない夫くんに私から少しずつ接近していき、同じ時間を作って、なんとかお付き合いに発展させ、出会いから一年、お付き合いから九ヶ月経過したころ夫くんからプロポーズを受けることになりました

それから結婚まで一年、その四週間後妊娠判明、その四ヶ月後結婚式、そして今臨月…

私の人生の過渡期が一気に訪れました

お一人様と家庭を持つこと
どちらが幸せか
全く別の幸せがどちらにもあります
どちらも幸せではないこともあります

一人の不安、社会との繋がりの煩わしさ、世間体、時間の拘束、お金、仕事…

あの頃のままお一人様でも私は幸せだったと思います
気ままにロックフェスや温泉に出掛け、自分や両親や周りにお金を使ったりして楽しんでいたと思います

ただ、インフルエンザで寝込む私の手を握り隣で寝てくれる夫くんに、結婚したのがこの人で本当によかったと心底思いました

…ちょっと取り留めのない感じになってしまいましたね