話題:アイドルマスター
環「おやぶんおやぶん外見て外、真っ白だよ」
グリP「あぁ、こりゃ想像以上だな…」
律子「…ダメですね。電車も殆ど動いてないみたいです」
『…都心部の積雪は20cmを越え、風も強く、明朝にかけてさらに積もるかと思われ…』
このみ「…だそうよ、プロデューサー」
小鳥「幸いなのは、765プロのアイドル全員が揃って、安否の確認ができていることかしら」
昴「全員揃うのっていつ以来だ」
ジュリア「クリスマスの生放送…あ、でも途中途中誰かしら抜けたりしてたから」
志保「わたしたちも映画の撮影があったりしたから」
伊織「劇場に全員揃ったの全体ライブ以来じゃない」
真「そのくらい…だね、多分」
律子「打ち合わせやらレッスン早めに切り上げたり、電車止まって帰れない人が集まったりして、まさか全員揃うなんて…」
グリP「俺と律子で手分けして送ろうにも、この人数だとな」
麗花「わたしも手伝いましょうか免許持ってますし」
莉緒「麗花、免許持ちが3人いても送迎用の車は2台しかないのよ」
百合子「外は吹雪…外界から隔離された劇場という密室に閉じ込められたアイドルたちの運命は如何に……ミステリーならこういう感じですね」
恵美「1人、また1人と消えていき、その後765プロのアイドルたちを見た者はいない…」
亜美「その謎、この名探偵亜美と」
真美「同じく真美が、見事解決してしんぜよう。じっちゃんの名にかけて」
グリP「そのネタアニマスでやっただろうが…。とにかく、家が近い人同士集まってくれ。これ以上天候が悪くなる前に家まで送るから」
環「おやぶん」
グリP「ん、なんだ環」
環「みんなで劇場に泊まっていこうよ」
グリP「……え」
律子「なに言ってるのよ。そんなこと許可できるわけ」
小鳥「…はい…わかりました。ありがとうございます社長。社長の許可とれました」
グリP「え…」
律子「いや、ちょっと待ってください小鳥さん許可ってそんな簡単に」
小鳥「無理して帰るより、みんなでまとまっていた方がかえって安全だと、社長が」
グリP「まぁそうですけど…しかし…なぁ」律子「そ、そうですよ大体食事とかどうするんですか」
美奈子「材料なら沢山ありますよ。劇場オリジナルのお弁当を作るために買い込んでありますから」
グリP「あの食材の山はお前か…」
律子「ね、寝床とか」
朋花「緊急用の寝袋でよければ、先日騎士団の皆さんが用意してくれたものがありますよ」
グリP「あれ天空騎士団からの寄付なの」
小鳥「防災意識が高まっているせいか、ファンの皆さんがいろいろ用意してくれてるみたいで」
歩「朋花のファンって、いろいろ凄いよね…」
紗代子「そうですね…」
律子「…どうします、プロデューサー」
グリP「なんか、ここまできたら流れに任せるしかない気がするんだが…」
亜美「さぁ、抵抗はやめておとなしく観念しろい」
真美「お前たちは完全に包囲されている」
律子「あんたたちは外でかまくら作ってそこで寝泊まりしなさい」
美也「かまくら、いいですね。なかでお餅とか焼いて」
エミリー「それは素敵ですね。日本らしくて風情があります」
エレナ「一度自分より大きい雪だるまとか作ってみたかったんだヨ」
グリP「収拾つかなくなってきた…」
環「ねぇ、おやぶん」
グリP「…いろいろダメな気がしないでもないが、急遽決まった合宿みたいなものか」
律子「合宿という名の親睦会、ですかね」
グリP「年末年始イベント続きだったし、こうして集まる機会も滅多にないし…ま、いいか。幸いにも明日は日曜日だし」
環「やったー」
美奈子「そうと決まれば早速ご飯の準備です。この人数ですからね、腕がなります765プロクッキングチーム、集合」
春香・やよい・響「おー」
律子(いつからそんなチームが…)
春香「なにかリクエストとかありますか」
美希「おにぎり」
貴音「らぁめん」
静香「うどん」
翼「ビーフステーキ」
茜「プリン」
奈緒「炭水化物の猛襲やな」
可奈「茜ちゃんのデザートだし」
伊織「ていうか材料どれだけあるのよ…」
あずさ「なんだか、学生時代に文化祭の用意で学校に泊まった時みたいね」
風花「やりましたね。でも最近は、防犯の都合とかでできないみたいですよ」
あずさ「あら、そうなの」
グリP「無事に済めばいいんだが…嫌な予感がする…」(続く)