話題:アイドルマスター
真「あなたの名前を教えてください」


あずさ「三浦あずさです」
あずさ「三浦あずさです」


千早「誕生日と血液型は


あずさ「7月19日のO型です」
あずさ「7月19日のO型です」


グリP「スリーサイズは


あずさ「え〜と…上から9じゅ」
あずさ「え〜と…上から9じゅ」


真「答えなくていいですプロデューサーも何訊いてるんですか


千早「くっ……」


グリP「いや、つい。しかし、こりゃ本物とか偽者とかそっくりさんとか双子とか、そういう類いのものじゃないな…」


真「どちらも本物のあずささん…。着ている服も同じだなんて」


グリP「ちなみに下着の色も同じで


真「プロデューサー…


グリP「ハイスイマセン…」


千早「わたしや真、プロデューサーのことも知っている……でも、唯一違うものがあるとすれば…」


小鳥「たるき亭」


真「そう、これだけはボクたちも……って、小鳥さんいつの間に


小鳥「最初からいたんだけど…」


グリP「音無さん、たるき亭を知ってるんですか


音無「はい。まだプロデューサーさんが来る前、社長が初めて765プロの事務所を構えた場所です。懐かしいわ、仕事終わりのたるき亭での晩酌の日々…」


グリP「…えと…765プロの原点ということでいいんでしょうかね…


千早「真が連れて来たあずささんの話では、765プロの事務所はそこにあると…」


あずさ「えぇ。わたしにとっての765プロは、そこしかないのよ」


グリP「…これは、もしかしてアレでしょうか


小鳥「多分、ソレで間違いないと思います」


千早「なんですかアレとかソレとは


グリP「平行世界、パラレルワールド。こっちの…真が出会ったあずささんは、別世界の765プロで活動しているあずささんなんだ」


真「えぇそんなことあるわけ……ないと言いたいけど、実際目の前にあずささんが二人いるわけだしなぁ…」


千早「えぇと、真が出会ったあずささんが別世界のあずささんで、わたしが出会ったあずささんは、わたし達の知るあずささん…で、いいんですよね


あずさ「えぇ、そうね」


千早「…すいません、いま答えてくれたのは…」


あずさ「あ、千早ちゃんと出会ったわたしです」


真「プロデューサー、とりあえず、どちらがどっちか、見分けがつくようにしませんか


小鳥「どちらが1号か2号か」


グリP「言うと思いました…。そうですね…何かアクセサリーとかでもあれば…」


春香「おはようございます」


グリP「ちょうどよかった。春香、お前のリボン貸してくれ」


春香「いきなりなんなんですかわたしからリボン取ったら何も残らなくなっちゃうじゃないですか


千早「大丈夫よ春香。あなたの存在はちゃんと認識できているから」


春香「千早ちゃん、それどういう意味かな……あれ


あずさ「おはよう、春香ちゃん」
あずさ「こっちの春香ちゃんも、やっぱりリボンなんですね」


春香「…………あれわたし、まだ寝てる…


グリP「ん、とりあえず説明するとな…」



〜〜〜〜〜



春香「…はぁ、別世界のあずささん…ですか」


真「とりあえず、そういうことになってるんだ」


グリP「というわけで、あずささんを見分けるために春香のリボンを貸してくれ」


春香「まぁ、そういうことでしたら…」外し


千早「春香が消えた


春香「…千早ちゃん」


千早「冗談よ」


あずさ「………」


あずさ「どうかしたの


あずさ「いえ…千早ちゃんがこういう冗談を言うなんて、ちょっとビックリで…。姿形は同じだけど、やっぱりわたしの知っているみんなとは違うのね…」


真「あずささん…」


春香「それで、どちらが着けますか


あずさ「わたしが着けますね。えと、別世界のあずさです」


グリP「わかりました」


小鳥「プロデューサーさん、そろそろ時間なのでは


グリP「おっと、そうでした。では、あずささん。行きましょうか」


あずさ「はい」


グリP「では音無さん」


小鳥「えぇ、もう一人のあずささんのことは任せてください」


真「ボクも、このまま事務所に残りますね」


千早「わたしも、仕事の時間までなら」


春香「わたしもいますよ」


グリP「あぁ、頼んだぞ。では、行ってきます」


あずさ「行ってきます」


あずさ「行ってらっしゃい」


小鳥「…行きましたね」


真「……さて」


あずさ「……あら