話題:アイドルマスター
あずさ「……ここは、どこかしら…貴音ちゃんからもらった地図通りに来たはずなんだけど…」
奈緒「…あれあそこにいるのって……あずささん」
あずさ「…あらあなたは確か、アリーナの時の」
奈緒「やっぱり、あずささんでしたか。お久しぶりです。横山奈緒です」
あずさ「そう、奈緒ちゃんよね。久しぶりね。元気だった」
奈緒「はい。他のみんなも元気です。あれ以来、わたしたちもトップアイドル目指して頑張ってます」
あずさ「そう。わたしたちもうかうかしてたらすぐ追いつかれちゃうわね」
奈緒「そんな、わたしなんてまだまだです」
あずさ「奈緒ちゃん、家はこの近くなの」
奈緒「あ、いえ。わたし、お風呂好きで、銭湯とか温泉巡りとかよく行くんです。今日は、この近くの銭湯行ってきたんです」
あずさ「あら、良いわね。機会があれば、わたしも一緒に行きたいわ」
奈緒「本当ですかその時は、わたしがお薦めの銭湯とか案内しますよ」
あずさ「それは楽しみだわ。事務所のみんなも誘って、あの時みたいに大勢で楽しみたいわね」
奈緒「そうですね。…と、そういえば、あずささんはどうしてここに」
あずさ「あ、そうだったわ。実は、この地図の場所に行きたいのだけれど、道に迷ってしまったみたいで…」
奈緒「ちょっと見せてもらっていいですか………あれ、この場所は…」
あずさ「知っているの」
奈緒「はい。ここ、美奈子の実家ですね」
あずさ「美奈子ちゃんて、奈緒ちゃんたちと一緒にバックダンサーだった」
奈緒「はい。ちょうどよかったです。わたしもこれからここに行くところだったんです。一緒に行きましょう」
あずさ「それは助かるわ。わたし方向音痴だから」
〜〜〜〜〜〜
美奈子「いらっしゃいませー」
奈緒「やっほー、来たで〜」
美奈子「あぁ、奈緒、いらっしゃ…い」
あずさ「あら、美奈子ちゃんの家って、料理屋さんだったのね」
美奈子「み、三浦あずささんなんで」
奈緒「偶々会うたんよ。そしたら、なんかあずささんもここに来る用事があったみたいやったから」
\エ、アズササン?/
\ウワ、ホントダ!アズササンダ!/
\スゲェ、765プロのアイドルヲ2人モミレルナンテ!/
奈緒「ん、2人あずささんの他にも誰か来てるん」
美奈子「う、うん。そこのカウンター席に」
貴音「すみません、こちらの味噌らぁめんと餃子を追加で」
\ヘイ、マイド!/
あずさ・奈緒「貴音ちゃん(さん)」
貴音「おやあずさではないですか。このような場所で奇遇ですね」
あずさ「貴音ちゃん、どうしてここに」
貴音「ここは、値段がお手頃ながら料理のぼりゅーむがあり、近くに来た際にはよく立ち寄っているのです。彼女のご実家であることは、わたくしもつい最近知ったのですが」
奈緒「…ん、あの皿て……まさか貴音さん、美奈子スペシャル完食されたんですか」
貴音「真、美味でした」
あずさ「美奈子スペシャル」
奈緒「美奈子考案の特製メガ特盛り料理です…。あまりの量の多さに胃が破裂した人がいたとかいないとか…」
美奈子「破裂した人なんかいません」
\ヘイ、味噌と餃子オマチ/
奈緒「なんとぉ」
あずさ「さ、さすが貴音ちゃんね…」
美奈子「合宿の時も思いましたが、貴音さんの食べっぷりは見ていて気持ち良いんです。こっちも腕の奮いがいがあります」
奈緒「そ、そうなんだ…」
\美奈子、いつまでも話してないでお客さんを席にご案内して/
美奈子「あ、は〜い。えと、カウンター席でも宜しいですか」
奈緒「あ、うん」
あずさ「貴音ちゃん、隣いいかしら」
貴音「えぇ、構いませんよ」
美奈子「只今お冷やとメニューお持ちしますね」
貴音「…三浦あずさ」
あずさ「なに、貴音ちゃん」
貴音「無事に帰って来られたようでなによりです」
あずさ「…」
貴音「すみません、塩らぁめんを追加で」
\ヘイ、マイド/
奈緒「あかん…見てるだけでお腹膨れてきた…」