ようやく一つの区切りがつきそうなので、元カレとの経緯をまとめておくことにする。

出会いは大学のときで同じ学年だった。
たまたま席が近かったかなにかで仲良くなることができて、秋ごろから付き合い始めた。
大きなケンカをすることもなく卒業を迎え彼は大学院生、あたしは社会人として歩み始めた。会う時間が減ってしまい、向こうに好きな人ができて別れを切り出されてしまう。

…でも、あたしの諦めが悪くて友達としてでもいいから会いたいって思ってたんだ。

そのあと半年くらい友達としての関係が続いて、約3年半前に向こうから改めて告白されヨリを戻した。
とりわけ大きなケンカもなかったし、このまま結婚できたらなぁって思ってた。

そんな中、去年の12月のある日情事中に言われたことに傷ついて泣き出してしまい、そのことを相手にうまく伝えられずに気まずい雰囲気を作ってしまった。
そのあと、会ってそういう雰囲気になっても言われたことが頭をよぎって集中できないことが続いた。いま思えば気にしすぎだったのかもしれないけど、自分の中でモヤモヤしたものが残っていてどうしようもなかった。それまでどうやってたんだっけ…?って思うようになってしまって、その不安が伝わったのかもしれない。

あなたのせいじゃないよ、大丈夫だよって言ってたけど、本当はちゃんと話をしないといけなかったんだな。
…時間を巻き戻せたらちゃんと話が出来たのにって思うけど、無理な話なわけで。

いままで揉め事を起こすのがイヤで、自分のいいたいことをほとんど話してなかったのも大きかったんだと思う。
ケンカがなかったから良かったって思ってたけど、本当はもっと自分の考えを出さないといけなかった。デートの行き先も、食べものも全部相手に委ねて、それでいいって思ってた。

彼は優しいって言ってくれたけど、そんなのは優しさじゃない。関係が崩れるのが怖い臆病者だっただけ。

相手に合わせてたらうまくいくって思ってたけど結局ダメで。でも、自分の意見をいうのも押し付けのように取られたら嫌だと思っちゃって、なかなか出来なかった。もっと素直に気持ちを出せてたらまた違った結果になったのかな。今となっては分からないんだけど。

それでも、つまらないあたしと長年付き合ってくれて嬉しかったな。






話題:ひとつの恋の終わり。