2011-8-3 23:22
【暗い話につき閲覧注意】少し、浮上しました。
こんばんは、桜璃です。
涙が止まらず放心してましたが少し落ち着いたので書きたいと思います。
話題:ペットの死について
私の家には、14歳半の柴犬の雑種の犬がいます。
名前は『さくら』
そう、私の名前の一文字も実はこの子からもらっていたりします。
甘えん坊で…
成犬のはずなのに無邪気で…
はしゃぎ方が若いまんまで…
そのくせ、家族以外が怖いのに興味本位で近付いてしまうビビリで…
そんな子が今年の4月頃に胸にビー玉大のしこりが出来ました、触ると痛みがあるのか怒りこちらを威嚇しまくりました。
さくらは高齢です、それに動物病院は遠く行くにはだっこして車で行かなければいけないので暴れました。
それよりなにより、もしなんかあって手術してもあの子は入院が出来ません。
あの子は家族以外に心を許していないので1匹でいるなんてストレスが溜まりそれこそ死んでしまう事は明確です。
家族と話し合った結果、家でそのまま自然に…という話になりました。
それから、ゆっくりとではありましたが症状が出てきました。
耳が遠くなり、目が見えにくくなりました
足腰が弱くなり長距離の散歩に行けなくなりました
散歩中に迷子になることが増えました
ご飯を食べなくなりました
しこりは固くなりました
その固さが片側の胸全体に広がりました
前は家の中から見えないとこで寝ていたのにリビングの窓の目の前の花壇の陰を日中の寝床にしました
おやつでさえ食べなくなりました
息が荒くなり始めました
少し食べると疲れだして食べる時間が長くなりました
少しでも食べてほしくて1週間前からヨーグルトやプリンを目の前に差し出したこともありました
しかし、それでさえ見向きもしなくなりました
歩くときに常にふらつくようになりました
便秘が増え、血尿が出ました
動くのがしんどいのか水をあまり飲まなくなりました
そして、私の夜勤の日、8月1日…
その日はいつもと少し違いました。
夜勤前の昼ご飯を食べていると少しふらつきながらではありますがゆっくりと…しかし落ち着きなく歩いていました
どうしたのか気になった私は昼ご飯を食べながら仕事に行くまでずっと見ていました。
そして出勤し、心配なので帰宅した母にメールで状態をずっと聞いていたりしました。
夜勤明けの8月2日、仕事が終わってメールが来ていることに気付きました。
『さくらが水を飲まないの、状態が悪くなってるのかもしれないからみてあげてね?』
家に帰ったのは2時くらいでした、急いでいつもいる花壇の陰を見るとさくらがいました。
『さくら、帰ったよ』
さくらは、声が聞こえなかったのか動きませんでした。
『さくら』
近くによって声をかけると………さくらは目を開けたまま死んでいました、いつものように陰に寝そべった姿で…
信じれませんでしたが、真っ白な頭でとりあえず母親に連絡を入れました。
土の上で寝ていたさくらには蟻がくっついていてそれが可哀想で虫を払って段ボールに新聞紙をひき、古くなったタオルケットを敷いてその上にさくらを入れました。
さくらは死後硬直が始まっており、冷たかったです。
持ち上げたと同時に我慢していたものがはじけ、年甲斐もなく大声で泣きました。
さくらは私が犬が飼いたいと親にねだりもらってきた子で私に一番懐いていました。
散歩に行くと楽しそうにしていたり、時折道草を食ったり…
私の頭の中で楽しかった思い出がたくさん流れてきました、涙は止まらずさくらを撫でながら『よく頑張ったね、痛かったよね。しんどいのに良く耐えたね』と声をかけ続けていました。
さくらは年の割に毛並みが良く、もふもふの触り心地でした。
30分程そうしていました、夜勤明けのどろどろの体にさくらの体はやけに小さく感じました。
夕方には両親が帰宅、母もやはり目が真っ赤で父もさくらを見ると涙ぐんでいました。
弟は普段一人暮らししてるんで離れて暮らしていますが夜に帰宅してやはり泣いていました。
柚弥にもさくらの事を話すと泣いてくれました、私との長い付き合いの分だけさくらを見て居たのも柚弥でした。
こんなに泣いてくれる人がいる、一方的な考えかもしれませんがさくらは幸せだったと思っています。
『もういないって分かるんだが無意識に庭に視線が行くんだよな』父を始めとする家族全員がリビングを通る度に庭に目をやり、また涙ぐみながら言った言葉です。
そして今日、さくらは煙とともに天に昇っていきました。
昨日は焼くと骨は拾えないと聞いたので出来る限りさくらに話しかけて眠りにつきました。
さくら、楽しい時間をありがとう
まだまだあなたを思うと涙が止まらないけどさくらを忘れないからね?
あなたがいたあの花壇に首輪を埋めてお墓を作ることにしたよ。
さくら、天国で楽しくすごしてね?
はしゃぎすぎて、またまむしに鼻噛まれないようにね?
もう、ペットは飼わないでしょう。
悲しい別れがあり、あんなしんどいのに最後まで頑張った姿が頭に焼き付いているのでその苦しみを見たくないんです。
ここまで読んでくださった方がいたらありがとうございました、まだ楽しい日記を書く余裕はありませんが落ち着いたらまた書きたいと思います。
あんまり泣くと、さくらに心配されちゃう…かな?