話題:同性愛を扱う映画



今日たまたまDVD見返してて、ついでだからと話題書き

「BROKEBACKMOUNTAIN(ブロークバック・マウンテン)」


なんつーか、切ない映画なのさホント

見てない人にはネタバレだけど、死ネタだしねぇ…

ストーリーはアメリカの保守的な時代、閉鎖的な土地で羊放牧で出会ったカウボーイの二人がひと夏過ごす間に友情から愛生まれて、互いに家庭持ちながらも20年に渡って逢瀬を繰り返すんだけども、片方が死ぬっつー…まァ、簡単に纏めるとそんな感じ

まァ、同性愛が認められてない土地柄ってか、もちろんの如く周囲には隠してんだけど、徐々にバレてくんだよねぇ
数年に一度とかしか会えないのに、会えば揉めたり喧嘩したり、それでも関係は続いてるのがある意味凄い
普通だったら別れてんじゃね?って感じなんだけど、やっぱ愛し合ってんだろねぇ…

寡黙で真面目、現実派なイニス(タチ)と、ロマンチストで楽天家、夢見がちなジャック(ネコ)

離れた所に住んでて、互いに家族があるんだけど、14時間かけてジャックはイニスに会いに行くんだよ
二人が出会った山(ブロークバックマウンテン)で逢瀬したりするんだけど、イニスの仕事やなんらで会いに行っても一緒に過ごせなかったり

二人のちゅーの現場をイニスの奥さんに見られて結果、離婚したり
逢えない寂しさからかジャックは男娼と寝たり

20年の歳月は二人の関係に亀裂を生じさせたりするんだけど、繋がりは強いんだろうなァ…と

あァそれと、兎に角風景が綺麗

空が余りにも青くて、白い雲が際立って空気の綺麗さを感じさせるんだよねぇ

空と大地が繋がってる景色は映画館で見た方が感動するんだろうなァと思えた

ジャックが死んで、灰はブロークバックマウンテンに撒いてくれって遺言残してるんだけど、実際には叶わないんだよね

イニスがジャックの両親の家行って彼の部屋を見せてもらうんだけど、そこに二人が最初に出会った時に過ごした山で着ていた服を見つけるんだよ
山を降りなきゃなんないって時に喧嘩して、互いの血が付いたシャツを二つ重ねてあって、それ見つけてイニスが泣くのはやっぱ感動

二人で永遠を過ごすなんて有り得ないのかもしれないけど、ジャックが死んで永遠になったんだよね

イニスの最後の台詞が形見となったその重ね合わせた二枚のシャツとブロークバックマウンテンの写真見ながら「ジャック 永遠に一緒だ」ってのは深いなァと
またその重ね合わせたシャツが相手のコト抱き締めてるように見えるんだなァ…

ジャックには二人で牧場やりながら一緒に暮らすって夢があったんだけど、イニスは世間体考えていっつもその話を断るんだねぇ
周りに受け入れられないっていうのは分かるけど、ジャックは寂しかったハズさ
けど、離れられない二人でもあったんだよね

きっと、イニスはジャックを思い出す度に涙して、どんなに愛してたかを思い知るんだよ
ある意味その感情はジャックが死んだコトによって永遠になるんだろなァ…


死ネタだけどやっぱ感動しちゃうもんだ

んでもって羨ましくも思う
なんだかんだあっても20年続くんだもん
結局死ぬまで続くんだもん

すげぇ話さ

切なくも純粋なラブストーリーってトコかな
二人の間で廻る葛藤は現実的なものだけど

あれだね、辛いコトも悲しいコトも嫌んなるコトも沢山あるけど、幸せだったコトも確かにあっただろうと
改めて思っちゃうような映画だわ