柴さんと最後の話し合い
"子供について"

受け持っていた患者様で
私達夫婦と同じ位の年齢、
子供がおらず二人暮らしという
ご夫婦がいらっしゃいました
とても信頼し合っていて
仲の良さが伝わるお部屋で

我が家と似た状況にあり、
どちらかが病気になって
看取りが近くなった時、
こんな風なのかなと
自分達と重ねる部分がありました

その方が亡くなる間際、
(ご病気だったのは妻の方)
その方が書いていた日記が出てきたそうで
一人では開けないという夫とドクターが
一緒にその日記を開いたそうです

その日記は癌を告知された日から始まり、
最初の一文は"子供が欲しかった"だそうです

呪いの言葉だなと思いました
同時に涙が溢れました
胸が締め付けられる気持ちになりました

子供が居ない理由は分かりません

その"子供が欲しかった"という言葉が
言えなかったのか、言えなくなったのかも
私には分からないけれど

残された夫も妻自身にとっても
呪いの言葉でしかないなと思いました

ずっと抱えてきた気持ちなはずだし、
夫はこれからずっと抱えて生きていく

その話を柴さんにした時、
haluは本当に子供は欲しくない?と。

真剣な眼差しで、ゆっくりとした口調で。

私の中では話し合いは
もう終わっていて
改めてする話ではなかったけれど

柴さんはこの話を聞いて
私が柴さんに合わせて
子は要らないと言っているのではないか
気になったそうです

改めて子供は望まないことを伝えました

病気のこととかあるけれど…
何より柴さんの一番で居たいのです

それは言わなかったけれどね(´`

柴さんにも同じ質問

柴さんはしばらく考えて
同じように子供は望まないと

理由は色々あるけれど

子供に注ぐ愛情があるなら
その分もhaluに注ぎたい

とのことで、思わず涙(´`

互いに望んでることが一致している

だから柴さんからの大切にされてる感、
この安心感があるんだなって思った



子供の話は本当にこれで最後

もう確認何回もした
柴さんにも自分自身にも

何があっても後悔しない


柴さん、大好きだなぁ




話題:大好き