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コメントレス

一ノ瀬様

此方こそご訪問有難うございました&はじめまして!

拙い文章ではございますが、また来訪して下さると有り難いです^^一ノ瀬様の言葉が励みになりました☆もっとカッコ良く書けるように精進します^^;

私の方こそ、多分絡みづらいかと思いますが(笑)相手してやって下さい

それではこれにて…コメント有難うございました!

打ち上げ花火(大石&倫)

京都の夏は蒸し暑い。盆地のせいか熱気が逃げないようで、生温い風と人の熱さが交錯する

今宵は祭りという事もあり、更に温度を上げているようだ

「…はぁ」

倫は久方振りに着た鮮やかな模様をあしらった浴衣の胸元をパタつかせた。襟足からとめどなく汗がつたう

ドォーーーンッ…

パラパラパラ…

『綺麗…』

後ろにいた娘が感嘆している。その横で頷く連れらしき青年

「…」

倫はそんな二人を恨めしげに眺める。咲彦やおこうさんと来た筈なのに、この人集りでいつの間にかはぐれてしまっていた。祭り最後の打ち上げ花火が始まり、橋の周りには夏だというのに皆でおしくら饅頭をしている

もう帰ろう…倫はこの密集地帯にウンザリし、無理やり間をこじ開けて脱出をはかる。橋上のちょうど真ん中に居たので、掻き分けてもなかなか前へ進まなかった

花火の音も歓声も、耳には入らず一心不乱に掻き分ける。…が、ふと何かを感じふと空を見上げる

空一面に煌びやかな光りが広がる遥か下の、人集まりより頭一つ分背の高い…見覚えのある後頭部が眼に入った

「大石…さん?」
「………おや」
「!?」

まだ距離があるのに倫の気配に気付く大石。するとゆっくりと彼女の方へ近付いてくる

いつも感じる大石の殺気が今日は何故か感じられない。この人集まりの熱気に紛れているのだろうか。それとも…倫は無意識に身構えてしまう

「ふぅ〜ん…馬子にも衣装とはこの事だな」
「なっ……!?」

慣れてる筈の憎まれ口につい反応してしまった倫は、腕を掴まれグイッと大石の懐へ引き寄られる

「今夜は面白いモノが沢山あって、実に楽しいねぇ…」
「………離して下さい」
「くくっ…つれないねぇ……」

身じろいで抵抗しているのに、彼の腕の中に入り込んでしまう倫。周りの密度に圧縮されてしまっているのだと、自分に言い聞かせて大人しくなる。その様子を薄ら笑いで見つめていた大石は、ゆっくりと天を仰いだ

(未完)

書いてみた

才谷さんの土佐弁がかなりいい加減でスミマセン…( _ _))

昔の会社の同僚に高知県出身のコがいたのを思い出しました。懐かしいなぁ〜


大石視点で書いてみたんですが、あんまり心情が組み込まれてなくて

不発ったみたいです…精進します( _ _))


これからも多分、こんな感じの(恋愛話ではない)内容になりそうです

デフォルト倫ちゃんとの恋話、チャレンジはしたいです…。甘くはならない空気がぷんぷん漂ってはいますが(笑)

ロシアンルーレット(大石vs才谷)

俺はあの鉄の塊、嫌いなんだよねぇ…それを所持してるヤツも

キライなんだよねぇ〜…


イケ好かないヤツの捜索は色々と楽しいが、何故か退屈で…三条河原の橋の袂で溜め息をついてしまう

「おんしも暇よのぉ」
「…」

背後から目当てのヤツが現れた。軽く睨むが怯まない。怯むどころかヘラヘラと笑っている…

「アンタを捜してたんですよ…局長の命令でね」
「ほぉ…ワシに用でもあるがか?」
「…さぁ?居場所を確認しろとだけ、言われましてねぇ」
「ワシは神出鬼没じゃき。近藤さんをヤキモキさせてしもうとるんじゃろ」

イカンなぁ〜と癖毛を撫でる才谷さんを、冷めた眼で見つめていた

「とりあえずアンタを確認出来たんで、俺はこれで…」
「ちくっとまちぃや」
「…?」

視界から外した背後から肩を掴まれた。珍しくこの男から呼び止められて、些か眉を寄せながら振り返る。すると俺の好かない鉄の塊…リボルバー式の拳銃を握りながら、才谷さんはニッコリと微笑んでいた

何とも不気味で何とも楽しげな表情。一体何を考えているんだろう?ほんの少しだけ興味が湧いた。そんな俺の心を読んだのか、ヤツは懐から何かを取り出しながら話し始めた

「おんしみたいなヤツにはもってこいの遊びじゃと思うたが…」

一つの弾丸。それを六つ開いている回転式の弾倉の一カ所に埋め込む。そして

ジャキンッ…ジャキーーーッッ…

発砲可能にした後、掌で思いきり弾倉を回した。俺は回転するそれをただ黙って凝視していた

「これで準備完了じゃ。コレはの…『ろしあんるーれっと』ちゅうもんで交互に一発ずつ、自分のコメカミに銃口を向けて打つっちゅう…危険な遊びじゃ。どうじゃ?やってみとぉせ」
「……」

俺は差し出された拳銃を受け取った。刀とは違う鉄の塊の質量を右手で探る

味のナイ重さ。右手からは何も伝わってこない。予想通りの手応え…興醒めした

しかし、それだけで降りるのも癪にさわる。俺は何の躊躇もせずに、自分のコメカミに銃口を当て引き金をひいた

カチッ…

渇いた音が耳元に大きく響いた。その一部始終を才谷さんは口角を上げたまま眺めていた

「さっすが大石君じゃのぅ〜。全く怯まんぜよ」

納得の表情でパンパンッと拍手をした。次はワシじゃ!と俺の手元から拳銃をブン取り、素早い動きでコメカミに銃口を当てる

…カチッ

「ひゅ〜…命拾いしよったわっ。……ほれっ、次はおんしじゃ」
「…」

汗を拭うフリをする才谷さんを冷ややかに睨んだ。そんな俺に構わず鉄の塊を、面白そうに差し出してくる。俺は鼻から溜め息を吐き出した

「才谷さん…コレの何処が面白いんだい?」
「?」
「命のやり取りには違いないんだけどねぇ…」
「お気に召さんかったか…?」
「えぇ…実にツマラナかったですねぇ」

言葉とは裏腹な笑みを才谷さんに投げかけ、俺は背中を向けて歩き出す

「今度はもっと楽しめる遊びをしましょうよ…細長くて妖しい輝きを放つ鉄の塊で、ねぇ」
「………」

ふと振り向き思った事を口にする。才谷さんは俺と同じ顔をして、ジッと睨みつけてくる…俺は薄目で返しながら、その場を去った


やっぱりアンタの事キライだねぇ。いつかは俺の糧になってもらおうかなぁ……


後談↓


「まっこと堅物じゃのぅ〜」

微笑みながら拳銃を回し、大石を見送る

「剣に魅入られたモンは皆、あぁなんやか…」

哀れみを感じた才谷なのであった


開設しちゃった…

気長に綴っていけたらなぁ〜と思ってます

駄文ですが…

宜しくお願いします!
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