▼不安要素
義母さんが亡くなったことで、まだまだ先だろうと思っていた『同居』が現実味をおびてきました。
義父は自分のことなら自分で出来るし、介護などは必要ではありません。
私は旦那さんと16歳も離れているので、義父はまさに祖父みたいな感じで、あまり共通の話題もありません。もともと話さない人だし、同居してうまくやれるのか不安ばかり募りました。
お腹の子は初めての子です。同居と育児が両立できるのか。
義父の本当の正体もまだ分からぬままでした。
▼義父の正体
お腹が大きい間は、晩御飯を作りに行ってました。結構、しんどかったんですが、それでも頑張って作りに行ってました。旦那さんが帰宅したら、みんなで食べます。
義父には飼い犬がいました。義父は義母さんに先立たれ、犬がいたことで救われた部分もあったと思います。
が、有り得ないことばかりされるので、私はもともと犬ぎらいもあったのですが、この時点ですでに『同居は無理かもしれない』という思いでいっぱいでした。
▼妊婦生活と義母さん
披露宴2週間前にご懐妊。悪阻は大変でしたが披露宴は無事終了。新婚旅行は中止、実家でのんびりと過ごします。
この頃、義母さんはとりあえず元気でした。披露宴の為に頑張って、気丈に振る舞ってた部分もあります。病気でした。
(前年の夏くらいから、病院に入院したり、通院してました)
入籍したこと、妊婦したこと、全てを喜んでくれました。
妊婦生活は日増しに大きくなるお腹が苦しかったけれど、胎動を感じた時は嬉しかったです。
同時期に、友達も妊婦がわかって、心強くもありました。
▼不安
出産に対する不安もありました。何もかも初めてだらけなので。一度、出血した時もかなり焦りましたが、何もなく年を明け冬になりました。
▼義母さんと別れ
義母さんは還らぬ人となりました。何日も前から、旦那さんは病院に行ってました。
義母さんはホスピタルという、特殊な病院に入っていました。最期は、みんなに見守らて、痛みもなくて、静かに息を引き取りました。
孫に会えるのを楽しみにしてくれてたと思います。