年度末で商戦華やかな3月と、ボーナスの影響が出やすい9月というのは比較的高額商品の売れ行きが良く、自動車もよく売れます。
店側は売れ行きが好調なときはもっともっと商品が欲しいと思っています。
在庫が品薄になるので、買取額が多少高かろうと構わないという姿勢になるのがこの頃です。
売る時期を特に決めていないのであれば、狙い目なのがこのシーズンでしょう。
また、在庫を抱えがちなのが売れ月直後の10月と4月ですが、そこは買取額がどうしても下がり気味になるのでお勧めしかねます。
車を中古車屋に売る際にしておくことは、机上調査と実地チェックがあげられます。
つまり、とりあえずするべきなのは相場の机上調査です。
これはネット一括査定などを利用すれば簡単です。
市場価値を知らないと、実勢価格より安い値段で売却してしまうことだってゼロとは言い切れないからです。
机上調査と対照的に体を動かすこととして、次は掃除です。
つい外側に磨きをかけてしまいがちですが、どちらかというと力を入れたいのは車内のほうです。
家や車には独特のニオイがありますが、これが残っていると査定士はマイナスチェックをしますし、使用感のある車は好まれません。
年式が非常に古く、見た目にも使用感のある車でも、中古車の専門業者に買取を頼めば、思った以上に高値が付くこともありえます。
例えば中古でも生産台数が少ない車であれば、いわゆるコレクターズアイテムとして高い価値があります。
意外な車が人気車種として取引されていることがあるのですね。
買取額で1円でも得をしたいなら複数の業者の査定を見て検討することが重要です。
それに、自分の車の買取相場を自分でもネットで調べておくのもお勧めです。
中古車の査定を雨の日や夕方以降にお願いすると、少々査定額が高く出るという話を聞いたことがある人も居るかもしれません。
雨の日は水滴がついてしまいますし、夕方以降は日の光が当たりませんから車体の傷などが見えにくくなるということから夜などに査定を依頼した方が良いと言われているようです。
でも、視界が良くないからと言う理由で高く査定をするほど甘めに見てくれる人がいる事は無いといって良いでしょう。
反対に、自分がミスしたときのことを考えに入れて、見積もりが低めに出されてしまう場合もなきにしもあらずなのです。
夜間に車査定を行うと、査定額が上がるのかどうかと言いますと、それは違います。
なぜなら、査定を受ける時間が暗ければ買取業者もより慎重な査定をするでしょうから、昼間の査定よりも、査定額が低くなる可能性だってあるのです。
もし夜に査定を受けて高額の査定額を提示されたとしますよね。
ですが、明るい所で傷や劣化が見られればのちのち減額されてしまいますから、都合がつくのであれば、初めから昼に受ける方が良いと思います。