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心のリミット

去年の秋ぐらいから
急に自由になりたいと思い始めた

それまではただ
同じ毎日を同じように過ごす日々
我慢するだけでなんとも思わなかった


私の気持ちを変えた出来事は
旦那の両親との同居が決まったこと

結婚する前から同居前提だった
元々一人暮らしをしていた旦那
結婚してからはずっと2人でアパートに住んでいた
去年の秋に
旦那から今年中に引っ越すことを告げられた

そんな急に
何も聞いてないよ
何も言わなかったよね?


去年の夏前
実家に行ったとき
家が古いから
屋根とか床をリフォームするって話は聞いた
週末に行くたびに話が進んでて
気付くと着工されていた

まさかそれが同居に基づくことだったなんて
しかも旦那の口から改めて言ったときが
私の両親との食事の席だった

『親も歳だし、結婚10年とキリもいいので
 来年の春頃には実家に入ろうと決めました』

一番先に私に言うことじゃないの?
気付かなかった私も悪かったと思う
けど何で何も言ってくれないの

分かってるはずだと思った?
言った気になってただけだった?
私の存在も気持ちも無視して
何でも自分で決めてって…

両親との食事の後
勢いで責めてしまった

私はただ
一言言ってほしかっただけなんだ…


そこからは急ピッチで実家のリフォームが進んだ

行くたびに変わってく部屋
今現在はお風呂場とトイレを工事中

GW中には引っ越すとのこと
私の心は全然追いつかないままだよ

弱い心

コウと知り合う前に
何人かと話をしていた頃
相手を探している人たちの中で
既婚者でも恋人がいるって人と話をしたことがある

その人は付き合って2年の彼女がいた
その時は私も否定的だったし
そんな面倒なことしてる方が信じられなかった


『既婚者でも恋人いる人なんて
 言わないだけで
 きっといっぱいいるはず
 身近にもね』


そんなことを言っていた

言わないというより
言えないよね


誰だって悩みは抱えてる
必死に毎日を生きてる
どんな理由であれ
他の誰かとつながることは
許されることじゃない

自分のパートナーと
全てを分かち合えたら
どんなに素敵だろう
それが無理だとわかったとき
離れる覚悟を持てる人は
どんなに立派だろう

結局私はどちらも出来ずにいる
とても弱い人間だと
改めて気付かされる

不倫

満たされたいって思うのは
わがままなことかな

それがたとえ
タブーなことでも
もう止められない


元々願望は持ってた
結婚前は浮気もした

けど結婚したらきっぱりやめて
10年間何もしなかった

それでも浮気をしてた過去は消せないけど
結婚したらちゃんとしようなんて
甘い考えしかなかった

不器用だけど、私なりに
家のことや仕事のこと
まじめにやってたつもりだった

旦那は多趣味な人で
常に何かしてる人
私は逆に趣味を見つけられないくらいだから
(そんなに夢中になれることがあるんだ…)と
羨ましく思いながら
毎日仕事に夢中になるようにしてた


10年の間に
気になる人がいなかった訳じゃない
出来るだけ見ないようにしてたし
接しないようにもしてた

ドラマやTVで流れる
不倫ネタの話題
私はこんなことしない
ありえないと思いながら
心の中では誰かに救いを求めてた

不倫は絶対しない
でも興味はすごくあった

したい願望はあるけど
とにかく面倒なのが嫌だった

会うために連絡したり
都合合わせたり
旦那とは会社も同じで
毎日ほとんど一緒にいるのに
そんな時間を作るのが
無理なことなんだって思ってた

だから私には不倫なんて
『しない』から『出来ない』
に変わっていった

ぬくもり

"ねぇ、あなたのパートナーは
あなたが手を伸ばしたら
手を握ってくれる?"


手をつなぐと
とても安心できるよね
あんなにあったかいのに
握っても握り返してこない手は
なんて冷たいんだろう

もっと甘えたいよ
頼りにされたいよ
私を見てよ…


求めなくなる
耐える
抑制することに慣れすぎて
甘え方を忘れてしまった

『もっと寄り添って大丈夫』

コウは最初から
歩み寄ってくれた
だから私も
素直に寄り添えたんだよ

手をつながなくても
ぎゅってしなくても
心がこんなにあったかいのは
コウが初めてなんだ

欲張り

ずっと前から知ってるような
不思議な感覚

話せば話すほど
欲が出る

話したい
声が聞きたい
触れたい


触れたいよ

会いたいよ


そんな想いが
溢れて止まらない

どうしてこんなに惹かれるのか
どうしてコウなのか
理由を探しても見つからない

見つからない方が
ずっと長く居れる気さえした

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