猥 ン

自分の中で 面倒と思ってしまう
それが一番大きな感情になってしまう

そうやって大切なもの失っていくんだ


悩んだ

会ってないうちに追い求めて
会った途端になにも求めなくなる

これを恋人と呼ぶべきか

好きならもっと求めたくならないのか

自分の気持ちに歯止めを
かけすぎているのか

でも
慣れない ただ単に それだけ

自制心とかそういう問題じゃない気がする


怖いだけ？

好きだよ本当に好きなの

構いたくなるのも
いじめたくなるのも
笑顔も泣き顔も全部

安らかだけではない
どこか歪んだ気持ち

それは決して醜いものじゃない

その自分の気持ちさえ愛しい


人間はどこまでも
人間を思えるの

あたしの嫉妬や独占欲は
どうにかならないものなのか

頭ではわかっているのに
何度も考えているのに

この気持ちは変えられない

醜くて 目をそらしたくなる
自分の性分 どうしようもない

そんなものなのかな

脆くてすぐ崩れそうな自意識を
好きにコントロール出来れば
こんな苦労しなくてすむのに。

日本に生まれて
聴いてたら やっぱり
林檎さんすごいなって思った

あの気迫もう音楽っていう
枠だけじゃ収まりきらない

どういう経験や考えをしたら
あんな綺麗で恐ろしくて
切なくて心打たれる曲を
つくれるのだろう

こんなこと考えるのも
なんだかおこがましくて
ただのリスナーとして
ひれ伏したくなるような
神々しさを持ってるひとは
そうそういるものではない
このひとがいる同じ時代に
生まれて星座も血液型も
ピアノやってたことも
少し病弱だったことも
自分と同じだったりして
ちょっと嬉しくなる


今日は何だか不思議な日で
死体の本を手に取ってみたり
一般に鬱曲と呼ばれるような
曲が中毒になってしまったり
世の中のどこかの不幸な現実を
わざわざ知ってみたり

逃げたくなるようなことやものに
いつもよりちょっと多く
触れてみた日だった


気持ち悪いと片づけるのか
少しソレについて考えてみるのか

自分のこれからの生き方にも
それは反映されていくのでは
ないのだろうかと思った

頭がパンクしそうなほど
色んなことを考えてしまう

吐き出したいのに
うまく話せない

文章には出せるのに
そんなの違う違う

あたしが求めてるのは
血の通っている温かい人間


こんなこと考えているのは
きっと暇だからなんだ

やらなければならないこと
たくさんあるのに 何故だ

そして心の何処かで
考えている自分を許している

肯定も否定もできないが故の
曖昧で中途半端な生ぬるい自分の
脳みそがどんな風に動いているのか
少しでもいいから見てみたい


あたしは器用で不器用な人間