SCHOOL*DIARY

おすそわけ。
8月9日 20:38

担当:若松琴江

遅刻:夏休み!
早退:夏休み!!
欠席:夏休み!!!

 今日は夏休みだけど、週番なので学校へ行きました。
 週番の仕事はいつものように掃除や学年花壇、それに教室にある植物への水遣りなんだけど、黒板消しとかの仕事がない分、学校行ってる時の週番に比べれば楽かな……って思ったんだけど、いちいち学校に行くことを考えるとちょっとめんどうなんだよね。
 お母さんが今日は夜勤なので、私が学校に行ってる間は弟たちの面倒を見てくれてるんだけど、でも、ずっと面倒見てもらうわけには行かないから、早く当番作業を終わりにしないと! そう思って、少し早めに学校に来たら……夏休みなのに登校している子が他にもいて、当番なんかな……って思ったら、三者面談してて驚いた! 
 一組の三者面談は七月中が多かったけど、クラスによっては今頃、三者面談しているところもあるんだな……って思いながら、廊下を通り過ぎた。でも、なんか三者面談してた子、誰か分からなかったけど、凄い声でお父さんが怒鳴ってたから、もしかしたらもめてるのかも知れない。
 私は公立で近くの高校だったらどこでも良いからあんまり悩まなかったし、お母さんは「私立でも行きたいところがあるなら、良いんだよ」ってゆってくれたのが、すごく安心できて嬉しかった。
 でも、スポーツ推薦で行こうと思ってる子は、やっぱり大変みたい。それも、スポーツだけじゃなくて、頭もよくてスポーツも出来る子が、スポーツ推薦にしようとすると、親とか先生とかの反対が凄いんだって! 

「怪我をしたら、どうするの!」
ヽ(`Д´)ノ

って。
 それで、高校行っても部活やりたくて、部活の為に高校行こうとしてる子とか、親とケンカして大変だって聞いた。泣いちゃう子とかもいるんだって。
 私の所属してる……してた……女子バレー部は、男子とちがってぬるめの部活だったから、あんまりそうゆう話はなかったけど。
 あー……なんか過去形で部活のコトってキツイなあ! 書いてみて、凄く実感! 今も、体育館ではバレー部が練習してるのに、そこに私がいないって、変な感じ! 不思議! こうゆう時、本当に部活終わっちゃったんだなーって思う。最後の試合が終わった時も、そんなに部活終わったって気、しなかったのに、もう体育館に行ってもバレーが出来ないんだって、私の場所に違う子が入ってるのを見た時とか、本当に終わっちゃったんだ……って。
 後輩は「いつでも遊びに来て下さい」とかゆってくれたけど、部活は遊びに行く場所じゃないよね。皆とバレーをする場所だったから、バレーが出来なくちゃ部活に行くのもちょっと……気が引けるってゆうか。
 でも、男子は本当に強いから、まだミサイル君とか部活中なんだよね。私の部活は終わってるのに、ちょっと羨ましいな。私、結構、本気でバレー好きだったんだな……って、終わってから思う。
 もともと、茅は茅高校男子バレー部が全国的に強くて有名で。私たちはそれを見て育ったようなもんだから茅はどこもバレー部強くて。特に茅高校が茅中学区にある高校だから茅中から茅高校に行って、それから実業団や大学でバレーしてる選手も多い。だから、余計に茅中男子バレー部は、将来、茅高校へ行ってバレーをする! って決めてる男子が多くて、その分、みんな真剣。OBの方も指導に来てくださったり、大会前になると市民体育館から特別許可貰って練習したり、茅高校バレー部と練習試合をしたりする位だから、もうレベルが全然違うの! 私たち女バレは、単純にバレーが楽しいよねって感じだから、あんまり勝とうってノリじゃなかったんだけど……でも、勝つとやっぱり、嬉しい。勝つコトが嬉しいより、自分の拾ったボールが生きてるのが嬉しいの。
 男子みたいな攻撃的なバレーにも、ちょっと憧れたりするけど……ね。
 だから、私は高校でも楽しくバレーが出来たら良いなって思う。
 ミサイル君とかは、もう茅高校にスポーツ推薦で行くみたいだけど。他にも全国の私立高校の人がスカウトとかに来てて……でも、ミサイル君は、

「小町さんの居る、この茅を離れる気など毛頭ないわ!」
( ;゚皿゚)ノシΣバンバン!!

って、全部、断っちゃうみたいだけどね。

 でも……なんか、わかるなー……。
(`・ω・´)ノシ

 茅みたいな田舎がイヤってゆって、わざと高校を遠いトコにする子もいるみたいだけど、私は田舎の方が良いな。なんか、落ち着くってゆうか。家に帰る途中も、近所のおじさんから、にが瓜を沢山、頂いたり……こうゆうのって、田舎ならではって思う。
 ウチも農家だから野菜たくさん作ってるけど、にが瓜は作ってないから貰えたりすると嬉しい。お礼に後ででオクラを届けようかな……とか、それよりにが瓜はどうやって食べようかな……って考えてたら、ちよ子から電話。

「ババロアを作りすぎてしまったのだけれど、貰ってくれる?」
(=´∇`=)ノシ

だって! 
 ちよ子のババロア! も、ソッコーで返事しちゃった。
 そしたら、ちよ子、すぐにババロア持って来てくれて……ただ、その量が本当に凄くって! 10人分とか軽くある量だったからびっくりして、「どうしたの!」ってゆったら、ちよ子、

「いつもの癖で、サッカー部用に作っちゃったの……でも、考えてみたら、もう、武重君たち引退してるから、持って行って良いものか分からなくて……」
(´・ω・`)ノシ

って……話、聞いて、私も「あー……」って思った。
 サッカー部はあるけど、今、活動してるのは、私達の知ってるサッカー部じゃない。私達の知ってるサッカー部は市大会で負けちゃって、準優勝だったけど、最後まで茅南中に勝てないサッカー部だった。
 そんなサッカー部にちよ子やちよ子の居る家庭科部はいつも差し入れしてて、もしかしたら、サッカーよりも差し入れ目当てで練習してる子もいたんじゃないかなって感じで。宇波君は最後まで茅南中に勝つつもりで、差し入れに喜んでる部員に怒ってたみたいなんだけど、

「でも、宇波君、最後の試合の日に『レモンの砂糖漬け、美味かった』って、云ってくれたんだよ」
(=´∇`=)ノシ

って、ちよ子にはそんなに怖い人じゃなかったみたい。
 まあ……ちよ子相手に、強く出られる人なんていないと思うけど。

 で、ちよ子が持ってきてくれたババロアに弟達はおおはしゃぎで、ウチは兄弟が多いからいつも、皆で半分こ以上に細かく分けて食べるんだけど、今回は一人2個とか食べても大丈夫だったから、大満足!
 お昼ごはんを食べた後だったから、本当におなかいっぱいになったみたいで、直ぐにお昼寝してくれて助かった。だから、ちよ子に「ありがとう」ってゆったら、ちよ子はすごくびっくりして、

「えええ! わたしこそ、ババロアを食べて貰えて助かったわ。ありがとう」
(=´∇`=)ノシ

だって! ちよ子、本当に良い子だなあ……私がちよ子をお嫁さんにしたい。そう思って、そうゆったら、ちよ子、またびっくりして、

「えええ! 琴ちゃんの方がずっとずっとスゴイわ! だって、妹さんや弟くんたちの面倒をきちんと見て、他にも沢山、家事をしているんでしょう? わたしだったら、絶対に疲れたとか文句いっちゃうのに、琴ちゃんから、そう云う言葉、聞いたことないもの!」
+.(・∀・)゚+.゚

って! 私、そんな風に自分のこと見てくれてる人とか居ないと思ってたから、嬉しくて嬉しくて困った。私にとっては、それは当たり前のことだから褒められるなんて思ったこともなかったけど、でもやっぱり誰かに頑張ってるねってゆってもらえたりすると嬉しい。
 せっかくだから、ババロアのお礼にカレー作ってご馳走するよ、って話をしたら、

「じゃあ、お泊まり会にしても良いかしら」
(人´∀`).☆.。.:*・゚

って、ことになった。
 今晩はお母さんがいないから、弟たちの面倒を見るのにちよ子がいたら大助かりだよ! ってゆったら、じゃあ、小夜子も呼ぼうってコトになって、三人でお泊まり会! 

「うひゃあ〜! みんな、めんこいな〜♪」
(*´艸`)

ってゆうのは、小夜子の言葉。
 小夜子は子供大好きで、子供も小夜子が大好きだから、弟たちは小夜子が来ると大喜び。そんな小夜子が大喜びするのが、ウチにある蚊帳。ウチは本当に古い家で、未だに土間とかあるんだけど、大きい分、窓とか開けると夜はクーラーつけなくても大丈夫だったりする。扇風機はつけるんだけど……でも、本当に大きさだけはある家だから、クーラーつけても余り効かないことがあって……屋根が高いからかなあ……それで、夏は窓をあけて蚊帳を吊るして寝るんだけど、やっぱり、今でも蚊帳のある家って少ないみたい。
 小夜子が初めてウチに来て、蚊帳を見た時、

「トトロー!」
+.(・∀・)゚+.゚

って、叫んだの覚えてるもん。
 で、弟たちが寝た後、みんなでおしゃべりしてたんだけど、やっぱり野球部は強くて、全国大会もほぼ確実みたい。そうなると、小夜子たち吹奏楽部も一緒に応援遠征になるから大変だってゆってたけど、ちっとも大変そうじゃない笑顔でゆうから笑っちゃった! 私の部活は終わっちゃったけど、まだ、続いてる夏があるのが羨ましい。応援としてなら、参加しても大丈夫かな? 
 今度は私もちよ子と一緒に差し入れ作って、野球部と吹奏楽部の応援に行ってみよう! 頑張って応援してる吹奏楽部を応援してる子もいるんだよって知ったら、小夜子、喜んでくれるかな……?
(*´艸`)



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