2009年製作
監督/グレン・フィカーラ
主演/ジム・キャリー、ユアン・マクレガー

IQ169の天才詐欺師であるスティーヴン・ラッセル(ジム・キャリー)は刑務所で出会った金髪碧眼の青年フィリップ・モリス(ユアン・マクレガー)と恋に落ちる。

贅沢な暮らしをしたいがために様々な詐欺を繰り返して生活をしていたがその度に捕まり脱出劇を繰り広げるスティーヴンの勢いの良さが見ていて気持ちが良い。
特に詐欺を始めた頃(保険金詐欺)わざと怪我をする姿には思わず笑ってしまった。
話はスティーヴンとフィリップのラブコメディとして捉えて正解なのだろうが、ラストでは思わずホロリときてしまうシーンもあり、楽しめた。もちろんそのあとの「オチ」でその涙も覆されてしまうわけだが。

また金髪碧眼の青年、フィリップを演じたユアン・マクレガーが本当におかまさん?と錯覚してしまうくらいに可愛らしい。仕事(と言っても詐欺のためそう言って良いのかわからないが)スティーヴンにほったらかしにされた時の寂しそうな表情や泣く時の表情、仕草にきゅんとしてしまった。

実話をベースにしているということでそこまで期待はさていなかったのだが、まあまあ笑え、泣ける話だった。
スティーヴン本人は164年の服役だということでまだ刑務所にいるらしいが、映画のようにまた何度でも脱出しそうである。そして、再び愛するフィリップを追いかけるのではないかと思ったらわくわくした。

話題:同性愛を扱う映画