このブログには、小説をかいて行きます。
一応オリジナルなので、パクリとかはやめてください。多分いないと思いますけど。
ケータイ小説は初心者なので長い目で見守ってください…。
放課後の学校。
体育館脇の自転車置き場。
俺の愛車はいつも同じところに停めてある。
10だいずつ仕切られている自転車置き場の3つ目、その一番手前。
そこに俺の愛車が停めて…
停め…て…
「ねぇぇぇぇぇぇ!!!!」
消えた、俺の愛車。
1年の頃から登下校を共にしていた俺の愛車が…
「やっぱり、ねぇぇぇぇぇぇーー!!!」
「うるっせーな!研一、何騒いでんだよ」
「ヒ、ヒロト〜」
そこに現れたは、俺の親友ヒロト。
スタスタと俺の脇を通って、自分の自転車に跨がった。
「ヒロト…お、俺の愛車がぁ…」
「あ?…あれ、お前のチャリは?」
「だから!俺の愛車がねぇんだよっ!!」
「まじかよっ!」
「まじだよっ!!」
マジで、無い。
俺の愛車ことチャリ。
「誰かにパクられたんじゃねーの」
「だって、鍵かけてた…」
ガックシと肩を落としてうなだれる俺。
その時。
チリン。
聞き覚えのあるベルの音。
俺は顔を上げた。
チリン。
「……あっ!あぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
いきなり叫び出した俺にビビるヒロト。
「な、なんだよいきなり!」
「あれ!俺のチャリ!愛車ぁぁぁぁ!!」
指差した先には、1人の女子。
自転車をこぐ後ろ姿はすでに小さくなりかけていた。
「おいっ!止まれよ!!」
止まらない。
「テメ、このやろっ」
俺はヒロトからチャリを奪うと全速力でそいつを追いかけた。
俺の愛車を奪って逃げる、自転車ドロボウを。
「研一!ふざけんな、テメェェェェェ!!!」
ヒロトがなんか叫んでるが、無視だ。