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とある山のふもと。昔からある少し古い神社から少し離れたところに、さらに古ぼけた小さな社があった。
白澤寄り夢主
「まさかハニーの言う迎えが警察だったなんて」
横浜警察の屋上、アートはとある人物に電話をかけていた。
『ハイ、アート』
電話の相手はアートと同じ駿才(ファクルタース)学園出身のハニーであった。
「すまない、ハニー」
『捜査協力の依頼ね。今度はどんな案件に関わっているのかしら』
「殺人事件だ。それも女性ばかりを狙った。すでに6人もの被害者が出ている」
『犯人はまだ特定できてないのね』
「情けないことに」
事実だが痛いところを突いてくる彼女の言葉に苦笑がこぼれる。
『よっぽどみたいね、、、でも残念なことに私たちいま長期の仕事に入っていて手が離せないのよ』
「そうか。すまない、忙しいときに電話をしてしまったようだ。じゃあ・・・」
『あ、ちょっと待って!私たちは無理だけど代わりに別の助っ人を送るわ』
「別の助っ人・・・?」
『そ、あの子ならあなたも知ってるし大いに活躍してくれるでしょ』
「ちょっと待ってくれ僕も知ってる助っ人って、一体・・・」
思わず声が大きくなってしまい、いつの間にか屋上に来ていたガスケが訝しげにアートを見やる。
『あ、もう行かなきゃ。最寄りの駅に11時に着くから、迎えに行ってね!こっちから話はしておくから、じゃ!』
「まっハニー!」
アートの呼びかけもむなしく、一方的にまくしたてられ電話は切れた。
だめもとでかけなおしてみるも、話し中になり、思わずため息がこぼれた。
「してやられたみたいだな」
「ええ、車を出しましょう。ハニーが代わりの助っ人を送ってくれるそうです。」
「わかった」
二人は助っ人を迎えるべく屋上を後にした。
*
わらわらと人が行きかう駅構内にアルビノにゴスロリというひときわ目を引く風貌をした少女アリサはいた。
「もしもし?」
『ハイ、アリサ。突然だけど、あなたそこで待ってなさい。』
「は?」
『あと1分後に、そっちに迎えが来るから』
「なあ、」
性 別 | 女性 |
系 統 | 普通系 |
職 業 | 夢追人 |