話題:好きな漫画




ヤマシタトモコさんの「HER」がここ最近のお気に入り。ついつい本棚から取り出してぱらぱら捲ります。

この漫画もそうですけど女性が同性を描くと異性からすればけっこう怖いものになることが往々にしてある。だけどそれは嘘臭くない姿だったりするので読むにけっこう楽しい。男性が描く異性は幻想的すぎて苦手だ。

そもそも芸術の世界というのは古くから男性優位社会という背景はあれど、男性が描いた女性を男性によって価値付けしていくという奇妙な世界で培われてきた、まさに幻想にまみれた世界だったわけだけども。

そういった切り口からシュルレアリスムの精神性や、その深い夜をみだらに飛ぶ鳥たちの素晴らしさも垣間見ることもできるけど今の俺にはそれを論ずる気はさらさらない。

話が逸れた。

話がしっかりして、本当に薦めやすいし色々なひとに読んでみて欲しいです。お薦めです。

個人的に井出さんの性格から思想から髪型から顔まで…もうなにもかもが理想的。現実的な女性のはずなのだけど、はからずも幻想的な存在になってしまってます…こういうこともあるんですか。