Blue room

2015/6/30 Tue 22:05
たくさんたくさん!

【ナギ・ハヤテ・ルーク・ガイ】
☆握手!より

「世話になるよ、ハヤテ。ナギ。」

「ああ、よろしく。」
ガイと握手

「あ、じゃあ俺も握手を。」

「うん、よろしくな、ルーク。」
ルークとも握手

「よろしく、ガイ!」

「おっと!!」

「え。」
手を差し出したまま硬直

「…あ、いや、気にしないでくれ。」

「や、やっぱり、さっきボコボコ殴ったの、根に持ってるの…?」
パーティー全滅にも関わらず、一人でガイを倒した僧侶(実話)

「違う!あれは勘違いした俺が悪かったんだ、キミは悪くないよ。」

「ああ、言い忘れてた。ガイは女の人が嫌いなんだよな。」

「えっ。」

「嫌いじゃない!ただ、近くにいられるのが苦手なだけなんだ!」

「近く…って、この距離も十分近いと思うけど…いいのか?」

「ああ、触るのはムリだけど、ちょっと近いぐらいなら平気みたいだぜ。」

「すまん、ナギ。気を悪くしてなきゃいいんだが…、ナギ?」

「うわぁぁんっ!!(ダッ」
部屋から走り去る

「え!?ナギ!?」

「行っちまった…。ハヤテ、ナギはどうしたんだ?」

「さあ?でもすぐ帰ってくるさ。」

そして数分後

「待たせたね、諸君!」

「ほら帰って来た、おかえりー。」

「おお、どうしたんだ?」

「ガイ!今一度、リベンジだ!」

「へ?」

「さあ、ボクと握手!」
木材の先にレザーアームズをつけて差し出す

「え?」

「さあ!」

「あ、ああ、うん。よろしく…?」
ナギの差し出したものと握手?

「よろしく、ガイ!ルークも!」

「おう。あ、俺は普通で大丈夫だからな。」

「うん!」
ルークの手をしっかり握って握手

「ナギ、わざわざ転職したのか?」

「うん。触れないだけなら、装備品は大丈夫だと思ってさ。」

「手袋でもよかったんじゃねえの?」

「それだと木材の感触しかしないじゃん。でもコレなら少しは手の形に近いでしょ?」

「まあ、確かにそうだな。」

「えっと、ナギ?」

「なに?」

「すまない、気を悪くしたかな?」

「ううん、別に。ちょっと残念だけどね、好き嫌いは人それぞれだって、キールも言ってたし。」

「それは良かった。キミに嫌われたくはないからな。」

「…これで女嫌いなんだから、世の中わかんないよなぁ。」

「だから嫌いなんじゃなくて、ただ近づかれるのが苦手なだけなんだって。」

「あ、そうだ!ハヤテ!」

「ん?うん、いいよ。ガイ、もう一回握手!」

「?ああ、いいとも。」
にぎにぎ

「はい、ナギ。」

「うん!」
ハヤテとナギが握手

「?何でナギとハヤテが握手してんだ?」

「「ガイと間接握手さ!」」

「そういえばお前ら、結構仲良いみたいだけど…恋人、とかか?」

「え?ボクとハヤテが?ないない、そんなんじゃないよ。」

「そうそう、ボクとナギはそんなんじゃないよ。だってボクら。」

「「双子だからさ!多分!」」

「多分?」

「うん、ボクら船の甲板にベチーンっと降ってきたらしいんだ。」

「それでなのか名前以外思い出せないんだけど、ハヤテの事は知ってたんだ。」

「ボクも。自分の名前とナギの名前しか分からなくって、だから多分双子なんだよ。な、ナギ。」

「うん、そういう事なんだ。こういうのって、きおくそーしつっていうんだよね。」

「そっか、大変だな。」

「んー…始めの頃カイウスにも言われたけど、大変なんて事はないよ?まあ、その頃は自分は誰なのかなーとか思ってたけど、でも今は違う。」

「そうさ。ボクらはハヤテとナギ、この船のみんなが友達で仲間で家族なんだ。」

「記憶が戻ってもそれは変わらない事だからね、ボクらはみんなとの思い出をたくさん作ろうって決めたんだ。」

「そうだな。例え記憶が戻っても、俺たちと出会ってからの思い出は消えないもんな。」

「そーゆーこと!だからルークもガイも、これからたくさんたくさん遊ぼうな!」

「勿論遊ぶだけじゃなくて、たくさんたくさん仕事もしようね!」

「ああ!」

「こちらこそ、遊びも仕事もよろしくな!」



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ファブレ家騒動より先にあげるべきだったなぁ…と思いつつUP




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