2013-5-24 16:48
話題:SEO
2013年5月23日ごろ、検索エンジン「Google」にてウェブスパムを排除し質の高いコンテンツを持ったサイトを評価するためのアルゴリズム更新を導入することをGoogleはアナウンスしました。
「ペンギンアップデート 2」
都合4回目らしいですが…
Ver1.1、Ver1.2……Ver2.0という事らしい。
Googleが定めるガイドラインに違反しランキングを不正に上げているサイトを駆逐する目的だとか。
[ガイドライン違反例]
- キーワードの詰め込み
- リンクプログラムへの参加
- PageRank の操作を意図したリンク
- ウェブ スパマーや不正なウェブサイトへのリンク
- 過剰な相互リンクやリンク交換
- PageRank を転送するリンクの売買
こういった行為で無理矢理検索結果の上位に食い込んでいた、スパムまがいサイトについては大幅降順、もしくは人の目に止まらない彼方へ島流しした(笑)らしい。
そのほか、同一ドメインの表示数を減らしたともありました。
う〜ん、確かに減らされてるね。
SEOは大歓迎と言いつつ…
ブラックなSEOは強力に排除すると自信満々。(とGoogleは言い張るが、果してそれは真実ですか?)
まず、同一ドメイン表示数調整の件だが…
同一ドメインでも優れたコンテンツはいくらでも存在するし、検索結果から除外されたり大幅に降順されて
検索したい結果に辿り着けないのは甚だ迷惑であり、検索ツールとして疑問である。(と言うだけ言ってみる(^^))
世界中で利用され、愛されている公的ツールが「ユーザーを訪問させたければ、弊社PPC広告をご利用ください」と大々的にアナウンスした、と感じざるを得ない。毎年増収増益を続けるGoogle様の戦略の一つでしょうが、少し性急な気がするよ〜?docomoの公式検索取り返してからの方が良くね?
Google様に質問です。
- 2chコピペサイトが必要ですか?
- 明らかに未成年者に有害なFC2ブログやlivedoorブログは放置ですか?
- SEO対策に関するブログ、皆さん一様にマットカッツさんの写真とインタビュー記事を和訳した物に、自身の経験測や仲間の記事をリンクして、中身は全く同一ですが排除しないのですか?
- そのSEO対策ブログには必ず「このテンプレート最強〜買ってね」やら、「この本ここから買えば勉強になるからさあ…買って?」というアフィリエイトリンクが相当な量貼ってありますが、それは上位表示しちゃうの?
今回SEO対策情報ブログやら、海外SEO対策情報ブログやら、一通りパラッと見たところ…
巧妙に作文力でオリジナル感を出そう、オリジナル記事でなければアワワワ…Google様から嫌われる…といった英文和訳の妙を極めており、
内容は同一であり、並列して検索結果に羅列されてもユーザーは困ります。オリジナルコンテンツ、独自のコンテンツ…と呪文のように繰り返し繰り返しつぶやく姿が目に浮かびますが(笑)
結局のところは…
- Googleガイドラインに沿ったSEO対策であれば心配ないよ!
- ブラックハットSEOしてるなら、治さないと検索順位下げられるよ!
- リンクスパムは今回は特に厳しいよ!
- 中身のない、オリジナリティのないサイトは検索順位下げられるよ!
- 検索順位を維持するにはオリジナル記事を追加しなきゃダメだよ!
- ユーザーに好かれる、求められるサイトじゃないと、これからは上位表示されないよ!
↑こんなんばっかり。
みな、同じ内容(笑)
公式にリリースされた事を日本語に変換してブログに置いた・書いただけ。写真まで同一とくらあ。そこにはテンプレート販売アフィリエイトやSEO本販売アフィリエイトのリンクがベッタベタ貼ってある。
同じ内容なら、一つだけ表示すりゃいいんじゃないの?
それとも、はてなブックマークで多数がブックマークしたから、多くの人々が支持していると判断しちゃってます?
今回Google様は、「価値のあるオリジナル記事・コンテンツ・研究結果や検証過程などに上位表示させるチャンスを与え、スパムまがいで上位表示を実現しているサイトを強力に排除する」とアナウンスしたようですが…
そうとも限られないね〜(笑)
スパム天国やん(^^)
そもそも「披リンクあるとええ感じやで〜」を「披リンクあったらあったで、スパム判定するで〜」と自身の行って来た方向性を否定して、それでも
延々とリンクを巡回させられた挙げ句、アフィリエイト広告リンクにしか辿り着かないサイトを排除出来ない、もしくはテキストリンクを文章のように若干長くしただけで「さも有用なコンテンツと勘違い」してそのようなスパムサイトを排除出来ない、ペンギンアップデートの有用性って何ですか?
ズバリ…
自然検索で集客していた者を切り捨て、
全てPPC広告に金掛けさせる目的でしょーが。
営利の刃を研いだという訳ですね〜、公的に広く親しまれているサービスにしては性急な事で、甚だ残念です。
ペンギンアップデートについて
「ペンギン・アップデート」と呼ばれるこの作業は、ユーザーにより良い検索を提供するために、ウェブスパムを排除する目的で実施される。アップデートというとき、Googleではアルゴリズムのアップデート、データリフレッシュ、インデックスのアップデートがある。カッツ氏は、ペンギンに関するローンチはこれで4回目だが、データリフレッシュではなく、アルゴリズムのアップデートであることから、社内では「Penguin 2.0」と呼んでいると説明している。
だってさ。
話しは変わるが、さすがGoogle様。
中国だけではなく、フランス・ブラジルに対しても喧嘩を仕掛けたそうだ。以下引用。
[引用はじめ]
フランスでは、検索エンジンに対してコンテンツ料の支払い義務を課する法案が検討されているそうだ。これに対しGoogleはフランス政府高官らに「もしそのような事態になればフランスのメディアを検索結果から排除することになり、それはメディアの存在自体を脅かすことになる」などとの脅迫めいた文書を送りつけていたらしい。いっぽう、ブラジルでは大手新聞系メディアがGoogleに対しコンテンツ料の支払いを要求、Googleがそれを拒否したことから、「新聞系メディアのGoogle離れ」が起こっているという
[引用おわり]
日本でもコアな検索エンジン使用者は既にGoogleからBingへ乗り換えを始めており、Bingの方が検索精度が「いいね!」という声も高まって来ている。検索精度に於いて他社の追随を許さない、と言われ続けてきたGoogle、どうもおかしな方向に向かっているような気がしてならないです。
話しを検索エンジン部分に戻し…
【2013/5/24〜
上位表示(されるかもしれない)コツ】
と称して少しだけ。
コンテンツは徹底的に調べ、自身で検証し、オリジナルの検証結果データや検証過程を記述する。
う〜ん確かに…
古い記事で上位表示されてた、こんな内容のサイトあったな。
1→5位に下がったが(笑)
まあ更新してないからな。
良かれと思って、真面目に更新しても検索順位下げられるから、更新自体したくなくなるんだよね。
[Google様に対する俺の考え]
披リンクで(Google自身が仰せになった基本中の基本でしょ?)ヨーイドンして並べて、スパムサイトは手動削除してったら?
Googleは必要と判断しなくても、我々ユーザーが必要とするサイトが大量にあり、今回のペンギンアップデートではその必要とする検索結果に辿り着けなくなってますよ?
労力を惜しんで「アルゴリズム」に頼るから、ユーザー離れを生むという危機に直面してるんじゃないかな〜……と心配してあげる、律儀な俺。