彼からのメールに添付された写真。開くと、そこには私が彼と見た、あの日の光景が広がっていた。
思わず画面がぼやけ、また涙が溢れた。どれだけ泣いても、涙は枯れないのか。


「毎日本当に頑張ってる天音に頑張ったで賞を贈りますね」

メールにはそう書かれていて、二枚の写真が貼られていた。
彼はずっと、私を捨てることなく、ただ待ってる。ただ毎日、壊れそうな私を、宇宙一愛していると言う。
胸の中、ひたすら打ち寄せる罪悪感の波。
私は彼を傷つけてばかりいる。私なんかと一緒にいて、彼は本当に幸せなのだろうか。



目の前に差し出された手から目を背け、私はただ掴めずにいるだけなんだ。