話題:本の感想
平安時代に起きた元慶の乱のお話。
羽州に暮らす蝦夷(えみし)の娘ムメは、幼なじみのカラスと共に都から来た小野春風の息子、春名丸の命を救う。
その縁で小野春風一家と親しくなるが、ほどなくして、春風一家は都へと帰ってしまう。
それから4年、美しい娘へと成長したムメがあれやこれやで苦労していく話です。
ダブルヒロインならぬダブルヒーローです。
わたしはどちらかというと春雪(春名丸)派。
小野春風、藤原保則などの実在した人物が出ています。
元慶の乱自体があんまり知られていない為、人物の知名度も低そうですね。
この辺りだと坂上田村麻呂VS阿弖流為の方が有名か。
大凶作で民は飢饉飢饉アンド飢饉なのだが、偉い人達はそんなの知らん顔で……って、どこかにそういう国ありそうね。
けっこう前に読んだのを再読でした。
最近は再読フェア。