インストゥルメンタルの曲を聞きながら、演奏風景をイメージするのが好きです。
例え打ち込み系だったとしても、ブラスのユニゾンやパーカスの動きなど、好きなようにイメージします。
話題:ごめんなさい
本当は今でも、たまらなく吹奏楽が好きです。
あの音の奔流の中にいる夢を、今でも悲しいぐらいによく見ます。
けれど私は、嘘を吐きました。吹奏楽に、嘘を吐きました。
だから今の私には、愛しい愛しい吹奏楽に触れる資格などないのです。
吹奏楽より愛しいもの、大好きな人のために、私は吹奏楽を建前にしました。
一年前、私は某私立高校を受験しました。私の大好きな人がいるから。
けれどそんなことは私にとって、とてもじゃないけど堂々と志望動機にはできなくて。
その高校には、とても素晴らしい吹奏楽部があります。たしかにその環境で、私は吹奏楽がしたいと思いました。だけど私は、それ以上に、あの人のことを好いていました。
あの人の傍に行きたいという気持ちを叶えるために、私は吹奏楽を利用しました。
私立だったこともあり、結局その高校には行けませんでしたが、私が吹奏楽に対して誠実でなかったことは変わりません。
それは罪悪だ。
私は吹奏楽を裏切った。
だから今は、どんなに音の奔流を夢見ても、外側から見ているだけ。
それが私の、私に対する罰だ。
もう一度、許されるために。
もう二度と、不実を働かないように。
今日初めて、私が吹奏楽をやめた本当の理由を話した。
誰かがいいよ、って言ってくれるのを待ってる汚い私。
それでも自分をまだ許せない矛盾だらけの私。