光さえ届かない、見上げても太陽や月さえも見えない暗い暗い地面の奥深く。かつて、彼の魂はそこにあった。
けれども今は光を浴びる大地で、誰かの代わりに生きている。
それは、酷く生きづらいのかもしれない。命尽きるまでの業だ。
だが、彼の意識は全てを成し得る前に消滅した。だからこそ、光の下、生きてみせよう。君が立つべきだったこの場所でーー。