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話題:アニメ感想
以下ネタバレしまくりで感想。
観る前はナツユキソウなんて植物があることも知らなかったし、DVDのCMもメルヘンな背景の中で羽の生えた女の子が飛んでて、目つきの悪い男の人がそれに着いて行ってて、最後になかむらゆういちがいい声で「店長、一緒に見てくれるかな」っていうくらいの情報しか私の中に無かったから、完全にメルヘンアニメだと思ってました。
でも実際はめちゃくちゃ心理描写が細かくて丁寧で、大人向けのアニメだなーと。4話くらいまでの葉月側からの視点の話までは、六花ちゃんを振り向かせようと奮闘する葉月とそれを妨害する島尾くんのギャグ要素の方が強かったけど、島尾くんが乗り移ったあたりからは彼がどんな思いで亡くなってからの三年間過ごしたのかだとか六花ちゃんのことを島尾くん目線で見られるからすごく切ない。遺品は全部棄ててくれって言ったのに、服も部屋も全部大切に残ってて、まるでいつ帰ってきてもいいように整えてくれてたらめちゃくちゃ嬉しいだろうな。離婚届の件といい六花ちゃんいいお嫁さん。たしかにこれは呪縛霊になるわ。島尾夫婦はお互いのこと大好きだし、お互いが自分の世界を構築する大部分な気がする。こういう夫婦大好き。個人的に葉月の体に乗り移ってからのシーンで一番好きというかじんわりきたのは、お金がない葉月(島尾くん)と二人でごはん食べるとこ。島尾くんは三年ぶりに六花ちゃんの手料理だし、六花ちゃんはおいしそうに食べる様子見て島尾くんのこと思い出すっていうのは、あの二人にとってそういう日常の何気ない行為が一番幸せでやりたかったことなんだろうな。
あと言葉の選び方が綺麗で会話のテンポが良くて、キャラの動作がえっろい。艶めかしい。花やしきの観覧車で葉月(本体)が六花ちゃんの手取るくだりとか病室で六花ちゃんが島尾くんの背中舐めるとことかあかん。いやもう舐めるっていう行為自体あれな気がするけど、生きるっていうことの生々しさっていうかそういう類の色気の描写がすごかった。あんなことされたらどきどきで壊れてしぬ。(確信)
余談だけど、骨を食べるっていうくだりは骨の中に残った記憶が食べた人にも伝わるっていうやつなのかな。食べるっていう行為によって一つになって傍にいるっていうのは、島尾くんが六花ちゃんに望んだことなのかな。
島尾夫婦は生まれ変わったらまた結ばれて欲しい。島尾くんは健康な体で六花ちゃんといろんなとこ行ったり、よぼよぼになるまで傍にいたいっていうのを叶えてほしい。あとは体育も出て、夏休み前にはへちまだかなんだかの鉢植えを皆と一緒に持って帰ったらいいよ。島尾くん連呼してるけど、葉月ももちろん好きです。一途で決めるとこは決める葉月すき。夏雪ランデブーは登場キャラの数が少ないぶん、感情とか過去を深めてくれてて感情移入がしやすかった。また、数年後に、彼らと同じくらいの年のときに見たらまた違った側面から見るのかな。ともあれ、ほんとうにいい作品だった。もっと早く見ておけばよかったな。
乙女ゲ履歴書
【恐怖】Ibバトン改【美術館】
性 別 | 女性 |
誕生日 | 11月29日 |
血液型 | A型 |