つかさ君はあたしを
「今まで一番
出来の悪い彼女」
と、言いました。
ママはあたしに
「あんたは彼氏の事
好きやないんやない?」
と、言いました。
すきなのか?
きらいなのか?
わからないのです。
ついこないだまで
あんなに幸せだったのに
いつから一緒に
いるのが苦痛になった?
きらいなの?
離れたいの?
これは逃げかな?
面倒くさいから
逃げてるだけかな?
きっとつかさ君には
忘れられない人がいる。
そんな気がします。
あたしぢゃダメだ。
ダメだ、ダメだ。
怖い、
今は会いたくない。
話したくない。
けど今だけなの。
ちょっと時間が
ほしいだけ。
それをあなたは
許さないでしょう?
どうしたらいい?
「悩みがあるなら
俺に言えよっ!」
って言うけどさ、
こんな事あなたに
言ったら、
傷つくでしょう?
嫌な気持ちに
なるでしょう?
だから言えないんよ?
わかってもらえるかな?
出来の悪いあたしが
なにを言ったって
わかってもらえる
訳ないか。
愛しているよ。
たぶん。
離れたくないよ。
たぶん。
ずっと一緒にいたいと
思っているわよ。
たぶん。
なにもかも
わかりません。
だからあなたに
合わせます。
嫌になったら
捨てて下さい。
きっとあなたには
もっと似合う女がいるよ。
あたしより
あなたを愛して、
尽くして、支えて
我が儘言わない、
泣かない女が。
あたしぢゃダメなんよ。
あんたも薄々気付いて
いるんぢゃない?
悲しい終わりが
見えてる気がするよ。
あんたはきっと
悲しまない。
そしてあたしを
恨むんだ。
「あいつは出来は悪いち思ったけど、こんなに馬鹿とは思わんやった。
おらんくなってよかったわ。あいつに出会った事自体間違いやった。」
てね。
彼が話す
昔の女のようにね、
新しい彼女に話すのよ。
最後に
「お前は可愛いな」
ってつけ加えて。