里見八犬伝 八珠之紀「犬田 小文吾」



●犬田 小文吾/イヌタ コブンゴ(cv浪川大輔さん)
「悌」の珠をもつ犬士。行徳にある古那屋の息子。仲間思いで情に厚く力持ち。大柄で武器はこん棒。妹の旦那が主人公に瓜二つ。






〜ネタバレ〜
(エンド1・何度でも)
亡き父から託された妖刀村雨丸を、古河にいる関東公方に返上するために旅に出ることにする主人公と荘助。幼馴染である浜路と別れ、大塚村で偶然にであった女田楽師の犬坂毛野と三人で旅に出る。
途中の土地の行徳で偶然に出会った犬田小文吾はなんと主人公と荘助と同じく、牡丹の痣と珠を持つ男だった。
小文吾は豪快で明るく仲間思い。同じ痣を持つ仲間だと主人公たちを優しく受け入れてくれた。
しばらくは情報収集も兼ねて行徳にとどまる一行だったが、小文吾の乳兄弟である現八が関東公方により投獄され処罰されることを聞き、主人公たちとともに関東公方を目指すことになった。
しかし大塚村で村長夫妻が殺されたという噂を聞き、荘助だけは大塚村へ赴くことになった。
古河を目指すのは主人公、小文吾、毛野の三人になり道中追い剥ぎにあったりするものの、小文吾が得意のこん棒で主人公と毛野を助けてくれた。その強さに魅力を感じる主人公だったが、何故刀ではなくこん棒を使っているのか不思議に思い小文吾に尋ねると彼は過去の話をしだす。
昔自分の村に「犬太」という男がいた。犬太は悪さをし、人々を陥れ続け皆から恐れられている存在だった。そんな犬太が小文吾にも卑怯なことをしようとした時決闘になり、小文吾は刀で彼を殺した。村のみんなは厄介者を倒してくれた小文吾を讃え喜び、名字を名乗らない小文吾に犬太の名前をとって「犬田小文吾」と呼び始めた。小文吾もそれを名誉と感じ、そのことを父に話すと父は怒鳴った。いくら悪い人間だとしても命を奪うなんてことはしてはいけないんだと、命の大切さを説き、もう二度と小文吾には刀を使ってはいけないと命じた。
それから小文吾はこん棒を愛用するようになり、そして命を軽んじたことを恥じ、人々を大切にするようになった。
そんな話を聞き、小文吾が更に身近に感じる主人公は仲間の意識が強くなり仲も深まって行く。
しかしそんな時、荘助が代官殺しと村長夫婦殺しの罪を被せられ処刑される噂を耳にした。焦る主人公は荘助を助けに行きたいと思うが、今は現八を助けに行く途中であり戸惑う。しかし現八は自ら脱獄し、今は逃げている途中だという噂も聞いていたこともあり、小文吾はともに荘助を助けに行くと言ってくれた。
その際、毛野は自分はどうしても古河へ向かわなければいけないと言い、そして仲間になった証拠に毛野の秘密を話してくれる。そう、毛野もまた痣と珠をもつ八犬士だったのだ。
えにしを感じつつ、再会を祈りながら別れた一行。主人公と小文吾は荘助の元へと向かうがその時偶然に逃げていた現八と合流。更に同じ痣をもつ大角という男にも出会い、謎の少年はちとも出会うことになる。
そして彼らも味方になってくれて、無事荘助を助けることができた。
その後身を隠すために小文吾の家へと戻ることになるがお尋ね者として扱われている一行のせいで小文吾の父が捕虜にされてしまい、皆で助けに行く。
無事父を救うことができたが家には戻れなくなり、そんな時はちが安房へ行こうと言い出した。
安房の里見公は心優しく罪人も受け入れてくれるという噂も聞き、一行は安房へと向かう。
噂通りの優しい里見公に村雨丸を献上することにし、その代わり自分たちの身柄と小文吾の父がこの土地で店を開けるようにしてもらいたいと願った。すると里見公は心優しく受け入れてくれた。
そして既に主人公を好きになっていた小文吾に、女だということがバレた主人公。今まで男を好きになってしまったと悩む小文吾の悩みが一気に消え、正面から主人公へ告白してくれる。主人公も小文吾を愛していると気づき、二人は結ばれた。
八人目の八犬士が親兵衛だということがわかり、はちが親兵衛を攫ってしまうが、その後安房で平穏に暮らす八犬士たち。この大地で、きっと幸せになろうと誓う主人公は小文吾の手を握り微笑んだ。

(里見八犬伝 八珠之紀)



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